インタビュー
INTERVIEW
近藤様合格インタビュー1
大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻社会システム数理領域に合格された近藤さんと、担当講師の永島行平講師に究進塾代表の並木がインタビューしました。
永島講師の授業について
並木:合格された大学院の専攻を教えてください。
近藤:大阪大学基礎工学研究科システム創成専攻社会システム数理領域というところで、ファイナンスや応用統計など数理系の専攻となります。
並木:大学院への受験はいつ頃思い立って、いつから勉強を始められたんでしょうか?
近藤:2、3月くらいに勉強しようと思いまして、実際に本気で数学に取り組んだのは4月からですね。
並木:そうすると勉強期間としては大体4ヶ月くらいですかね?
近藤:そうですね。
並木:当塾では永島講師が担当していましたが、永島講師の指導はどのようなところが良かったですか?また印象に残ったことがあれば教えてください。
近藤:よかったところは自分のペースに合わせてくれるところですね。全部先生に解答の作成を預けても結局意味がないので、ある程度ヒントをくれて、自分で解いたりすることによって自分の学力も上がりますし。あと、自分が解いたものを添削してくれて、そういったところがとても良かったです。解答が返ってこないこともあるだろうなって予想していたんですけど、永島先生は必ず解答が返ってきてたので、本当に素晴らしかったです。
並木:授業中に分からない問題を提出して、その解答がということですか?
近藤:はい、後日、pdfなどでデータの共有をしてもらって、必ず返ってきました。
並木:授業中での永島先生の言葉でなにか印象に残ったことはありますか?
近藤:「試験の問題が完全解答できなくても、どういう概訳をどんなふうに解くのかを必ず書け」って言われたんですけど、それが完全に大阪大学の試験では活きました。
永島:補足すると、大学院受験の問題って、完答するのは難しいんですよね。時間内に解けることを前提とせずに出題している問題がちらほらあるので、解答時間に完答が間に合わないと思ったらそこで手を止めて、解答欄を白にするんだったら「こうやったら解けます」「こうやったら解けるんじゃないか」っていう自分の頭にあることを書き出しなさいっていう話をしていました。そうしたら点数を拾ってくれるはずなので。僕が大学受験の時、東工大の前期を落ちて後期で受かったんですけど、後期の数学って2問しかなくて、どっちも完答できなくてやばいどうしようかなって思ったんですけど、でもイメージがいろいろあったので、それを全部書き出したら点数をもらえたんですよね。その時の経験から数学はちゃんと頭にあるもの何でもいいから書き出そうっていう考えです。
並木:なるほど。そういう指導は今まで大学の授業では聞いたことありますか?
近藤:大学の授業は問題を解くっていう形式ではないので、比較するとなると高校生の頃の話になるんですかね。それでもそんなに言われたことはないですね。
並木:そうすると、いざ大学院入試に臨むにあたって、頭の片隅にその助言が生きましたか。
近藤:そうですね。
永島:僕もそうでしたけど、受験生ってとにかく答を出さなきゃって考えがあるんですよ。「答が出なかったらどうしよう」とか。でも、頭の中ではいろんなイメージが湧いたはずなんですよね。もし僕が大学側の採点者だったら、考え方を見たいって思います。答を出すか出さないかというよりも、頭にあるものを吐き出してほしいです。よく「どんな数学が湧いてくるの?」って大学に行くと聞かれるので、採点もそうだろうなって思っているんですよね。実際僕自身の経験上もあるし、書き出すことは絶対したほうがいいので。それは近藤さんだけじゃなくって、大学受験生の記述式も一緒ですね。
並木:なるほど。ちなみに永島先生の授業はオンラインがメインだったということで、実際授業でのやりづらさとかは感じなかったですか?
近藤:そんなに感じなかったですね。
並木:オンライン授業を始める前から『こういうことを解決してほしい』とか、ニーズを明確にしていたんですか?
近藤:そうですね。メールで「この部分がわかりません」と言う時もあれば「この問題全体的にわかりません」と言う時もありましたけど、オンラインでの苦労は全然なかったですね。
並木:永島先生はどうですか?
永島:大学院受験は人によりますけど、1から教えてほしいっていう状況じゃなければオンラインで十分かなと思います。むしろオンラインで打ち合わせをして「じゃあこれ解いておくよ」とか、そういう形にしてました。
並木:問題の共有は事前にしていたんですか?
近藤:していました。
並木:それじゃあオンラインは全く問題なかったということですね。
近藤:はい。むしろ僕は実家が埼玉なので、究進塾に通うとなったら時間もお金ももったいないと考えると、オンラインのほうが快適だったなと思います。
永島:多分、人それぞれじゃないかと思うんですよね。オンラインじゃ難しいなっていう人もいますし。例えばZoomの使い方がわからないとか。あと主張がない人は表情を見てもロボットにしゃべっているような感じの時があるので。
並木:それだとちょっとやりにくいですよね。
永島:そうですね。でも最近はみんなZoomに慣れてきたのか、そういう場面は少なくなったかなと思います。以前は表情のところですごく壁を感じていたので。
並木:コロナの影響で、皆さんが慣れてきたということですかね。
永島:そうですね。「Zoom使うんですね。分かりました」という感じですんなりと受け入れられるようになっていると思います。
並木:なるほど。それでは近藤さんにご質問なんですけど、今回受けられたところは、研究室とかはあらかじめ見たりされたんですか?
近藤: Zoomで先生と話したりはしました。
並木:それは事前に興味持った段階で?
近藤:そうですね。
- Part.1 永島講師の授業について
- Part.2 合格の要因・英語の試験について
- Part.3 担当講師からの感想