究進塾

インタビュー

INTERVIEW

太田様合格者インタビュー3~学習院の大学生活~

🔵部活動、サークル活動について

並木:話は変わりますが、大学では、部活とかサークルには入ってたんですか。

太田:観光事業研究部っていう、一応部活なんですけど、サークルなんですよ。

並木:どんな活動をされているんですか。

太田:なんか飲んでるだけなんです。学校の中を歩いていても、サークル仲間に会うんですけど、院試の今はもう弊害が大きいので、会うのを避けたりとかして。やっぱり付き合ってる人間って変わっていくじゃないですか。「飲み行こうぜ」とか言って誘惑してくるやつよりも、応援してくれる研究室の友達とか、化学の友達とか、そっちを選んで、そっちとつるんでましたね。

並木:そのサークルは、文理でいうと、どんな感じなんですか。

太田:ほぼ文系でした。僕の他にも、理系で化学科もいるんですよ。僕も成績が悪いんで人のこと言えないんですけど、友達がテスト15点とかで全然できなくて。それでも先生にお情けでOKしてもらうみたいな子がいて。そういう子ってやっぱり勉強した方がいいじゃないですか。でも何か部室に座って何かみんなでわちゃわちゃやったりとかしていて、「いやお前大丈夫なの?」とか言ってたんですけど、「俺もそういう環境にいるのは良くないな、落ちちゃうし、受験」と思って。

🔵学習院大学での大学生活

並木:学習院の雰囲気っていうのは、多くの人が大学生活をエンジョイする感じなんですか。

太田:そうですね、楽しいんじゃないですか。

並木:とは言え、理系ってやっぱり進学が厳しいイメージがありますけど、学習院はどうですか。

太田:先生がめっちゃ優しいです。普通「出席は何割しないと、もうテストも受けられない」とか決まりがあるじゃないですか。でも僕が出席2回とかでもテストで点数を取ったらOK、みたいな感じとかでやってくれたりとか。逆に出席してても全部テストが15点とかみたいに低すぎる場合でも、留年や卒業がかかってたら、先生に頼み込んでOKしてもらう人とかもいたりとかして。化学科は緩かった感じがします。

並木:留年する人は少ないんですね。

太田:そうですね。1、2年の時とかはチラホラいたイメージなんですけど、3年生にちゃんと上がれた人は多分みんなちゃんと卒業できてるかなっていう感じです。

並木:そうですか。大学院に行く人の割合というのは、どれくらいですか。

太田:有機化学の分野は、ほぼみんな大学院に行くんですけど、物理化学はもうほぼ全くいない感じで、今年も多分、全然いないんじゃないかなってくらいです。1人いるのかどうかわからないぐらい、本当にいなくて。でも、無機化学は半分以上は行くんじゃないかなという印象です。

並木:大学院に行く人の多くは内部に行く感じですか。

太田:そうですね。1人は8月の夏の段階で外部を受けていた子もいましたけど、内部に進学しました。外部で受けて進学するのは僕と、同じ研究室に僕の友達がいるんですが、その子も同じところへ行きます。

並木:同じ上智ですか。

太田:はい、一緒に受けたんですけど。

並木:そうなんですか。じゃあ雰囲気としては、学習院には内部で行く人が多いんですね。

太田:はい。

永島:でも学習院の方が、院試の内容は結構難しいんじゃないかなと思います。

並木:しかも前期に受験して駄目だったってことは、厳しいんですかね。

永島:純粋化学・純粋物理・純粋数学は、普通に落ちる人は落ちるので。工学系だと、面接とかそっちの方を重視されることが多いんですけど、化学・物理・数学も純粋系は、まずペーパーテストが重視されちゃうので、そこで目についちゃうと「え、こんなにできないの」みたいなのが見えてしまって、簡単に落とされちゃうっていう面は見受けられます。

並木:そうですか。

太田:数学が一番厳しいですよね。

 

🔵学習院大学はどんな大学?

並木:学習院大学は、おすすめですか。大学と大学院、両方に関して。

太田:そうですね。楽しかったです。チャラチャラしすぎてる人もいないですし。チャラチャラしてる人も、いるにはいますけど、何というかちょうどよかったです。
僕は文系には属していないので、各理系の分野に絞って言うとするなら、高校よりは人数が多いですけど、最初は60人でやっぱり少人数なので結構みんなと顔見知りになれて、「こいつ知らない」みたいな人はいない、みたいな感じです。やりやすいから楽しい、っていうイメージですね。

並木:サークルで、文系の人とも仲良くなれるっていうのが結構いいのかなって感じますけど、どうですか。

太田:そうですね。やっぱりサークルとか部活は、何かしら入った方が絶対にいいかなと思いますね。嫌だったらやめればいいので。

並木:そうですよね。キャンパスは大きいところで一緒ですもんね。

太田:はい、学習院は文理共同です。

並木:割合としては、文系の方が多いですよね。

太田:そうですね。理系は4学科(化学・物理・生命科学・数学)しかなくて。

並木:理学部しかないですよね。

太田:そうですね。理学部で4学科しかなくて、大体みんな60人ぐらいなので、理系は多分、1学年240人ぐらいなんですよね。

並木:文系が圧倒的に多いですもんね。だから理系だとちょっと珍しがられるというか、貴重な存在みたいなところもあるんですかね。

太田:そうなんですかね。

永島:でも、大学院について、問題しか拝見していないですけど、かなり難しいので質は高い感じはありますよね。

並木:学習院の理学部って「すごい難しい」ってよく聞きますよね。

太田:そうなんですか。

永島:僕自身も、大学受験のときに「物理で学習院もいいかな」って、すごく真剣に考えた時期がありました。

並木:そうですか。純粋数学・純粋化学では、定評がありますよね。

永島:そうですね。僕も本職だったのは純粋数学・物理なんですけど、調べたらすぐに学習院が上がってきました。だからここもいいなっていう感じはすごいありました。

並木:学科自体は、結構アカデミックな雰囲気があるっていう。

太田:そうですね。教授の方々が、優秀な方がすごく多くて、それにつれて助教授の方もやっぱりすごい方が結構いて、コスパはいいのかなっていう印象があります。学習院大学って偏差値の割には、理系に行くならいい研究ができるし、 有名なすごい教授もいますし。そういう意味で、コスパはすごくいいんじゃないかなって。僕は入って良かったなって思ってます。

並木:理学をやるには、すごく良さそうですね。

太田:そうですね。化学系だと、物理化学の無機化学・有機化学、全部の30件、全部やるんですよ。なんかもう「これ」っていう分野に絞らずに、薬学部行ったらマックス有機系はやる、みたいな。僕のイメージなんですけど。他の学科についてはわかりませんが、幅広く全部の実験を、学生の間に1回できるので、研究室を選んだりする上ではいろんな経験を積んでから選べるので。そういうのもいいかなって思いますね。

並木:なるほど、それはいいですね。あと、学習院には内部生もいますよね。そういうところは割と関係なく交流はあるんでしょうか。

太田:そうですね。「この人、内部生だったんだ」とかは全く。たまに聞くんですけど、「そうなんだ」と思う程度というか、そういうことに全く興味すら湧かないぐらい、もう全然大丈夫です。全くといって気にならないです。

並木:いいですね。大学から行くにも。

太田:はい、あんまり壁はないですね。

永島:風通しはすごくいいんでしょうね。

並木:学習院は究進塾からも距離が近いので、大学補習を受けにいらっしゃる方とかもいたりして、縁を感じる大学なんです。永島先生も確か過去に教えたことありますよね。

永島:そうですね。結構難しい質問を携えてくることが多いので、そこから「質の高いことをやってるんだな、教授陣も質の高いことをやっている人、質の高い人たちが集まっているんだな」っていう雰囲気は、間接的にですけど度々目にすることがありました。すごくいい大学だと思います。

並木:いい大学ですよね。そこでしっかり学んだことが、この4ヶ月で活きたっていうことですね。