究進塾

インタビュー

INTERVIEW

【社会学・メディア論】東京大学大学院 情報学環・学際情報学府学際情報学専攻

お名前(イニシャル)

K様

合格した大学・専攻

東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 学際情報学専攻

受験した入試年度

2024年度

インタビュー

A講師:東大合格おめでとうございます。社会人経験を数年経ての受験でした。リスキリングということになりますね。東大は学生の女性の比率を上げてダイバーシティを推進しようとしていますので、女性の合格は東大にとってもめでたいことでしょう。コロナ禍になってからの東大の大学院入試では、試験会場での筆記試験がなくなり、いろいろな提出物を出し、あとは面接勝負という選抜方式のところが増えていて、今回は提出物と面接という入試でした。面接が勝負の総合的な人間力(学力などいろいろ)で合否が決まる入試でした。東大合格おめでとうございます。

K様:ありがとうございます。研究計画書と小論文+面接ということで、A先生にご指導頂いて、合格に結びつけることができました。

A講師:大学時代の専攻から別の専攻に変えてもだいじょうぶでしたよね?というかむしろ専攻を変える人はとても多いです。例えば、小泉進次郎議員は関東学院大学では経済学専攻で、コロンビア大学大学院では政治学専攻でしたし、テリー伊藤さんは日大では経済学部でしたが、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科では心理学を専攻しています。DeNAの創業者の南部智子さんは津田塾大学では英文学を専攻し、ハーバード大学大学院では経営学専攻でした。脚本家の内館牧子さんは武蔵野美術大学出身で、大学院は東北大学大学院文学研究科宗教学専攻でした。また、近年は、学問の垣根を取り払って幅広く学ぶ学際化、文理融合が進んでおり、多様な研究があるので、受験選択肢は多いです。ということで、学部での専攻と違う大学院を受けてもだいじょうぶでしたよね?

K様:はい、新しく専攻する分野の勉強はある程度必要で、論文や関連する本を読む必要がありましたが、元々興味のある分野でしたので、苦ではありませんでした。

A講師:東大に合格してみて、大学院入試は、就活、転職活動に似ていると思いませんでしたか?受験の準備を始める前の大学院入試へのイメージと合格後の大学院入試へのイメージはどのように変わりましたか?

K様:そうですね、中高や大学受験のように、一律のテストを課されるわけではなく、研究計画書や面接を経て、本人の資質ややる気、研究室とのマッチ度を見られている気がしました。そういった面では、就活の方が近いのかもしれません。

A講師:研究内容は、自分のキャリア、人脈、情報源などを活かせるようなテーマにすると、教授はおもしろい内容で研究指導しがいがあると思っていただきやすくなります。この受験生が自分の研究室にいることはメリットがあると思っていただくという売り込みも大事でしたよね?

K様:そうですね。研究室に属すわけなので、「こういう研究がやりたい」という話は勿論ですが、「研究室にもこういった貢献ができます」ということもアピールするようにしました。それも合格につながったのかもしれません。

A講師:大学院は面接があるので、大学入試の一般入試のようにペーパーテストの点数が高い人から合格して行くのとは、大学院入試は異なります。大学院入試には、ビジネスの世界での営業、プレゼンと似た面があると感じませんでしたか?というか、学部のゼミと大学院では、教授と学生の距離は違って、大学院では教授との関わりが濃密になるので、教授としては指導しやすい人(人柄の相性、コミュニケーションしやすいか、暗黙の了解が通じる人かどうか、など)だといいと当然思います。会社では部下を選べませんが、大学院の教授は学生を選べますので、修士課程の2年間一緒にやって行きやすい人かどうかを見ますよね。学力+αを書類、面接で見られます。教授から歓迎していただけるように、教授の著作をよく読んでおくことは当たり前ですが、教授について極力詳しくなり、教授に歓迎していただくにはどうしたらいいかを考える必要がありますよね?

K様:そうですね。事前に教授にお話を聞きに行ったり、著書を読み込んで、「なぜ○○教授の指導を受けたいのか、なぜ○○教授じゃなきゃいけないのか」を考えました。面接でもそこをお伝えしたことで、受け入れてくださったのかと思います。

A講師:究進塾は、個別指導ですので、受講生のニーズによって指導内容(受験戦略、勉強方法、研究計画書、面接対策など)を決められますし、池袋の教室とオンライン授業を選べ、授業時間は講師と打ち合わせてフレキシブルに決められます。究進塾のうまい利用の仕方があれば教えてください。

K様:私は社会人をしながらだったので、オンラインで全て完結することができ、大変助かりました。研究計画書や小論文に限らず、研究室訪問や面接のアドバイス、模擬練習をしていただいたのも、自信に繋がりました。ありがとうございました。