究進塾

インタビュー

INTERVIEW

佐々木哲先生 講師インタビュー

どんな生徒を担当してきましたか?

中学受験から大学院受験まで、国語・社会が指導してきました。
それぞれの生徒さんのレベルに合わせて授業を展開しています。
大学院受験で主に見てきたのは研究計画書・卒業論文です。

指導スタイル

まず、その生徒さんがどこまで基礎知識などを持っているのか確認します。
テストなどはせず、会話形式でどれだけの知識を持っているのか判断します。
その知識と知識を繋げて 説明していったときに、どこまでついて来られるかというところで、国語力も一緒に見ています。

指導するときに大切にしてること

生徒さんが「わかった!」と笑顔になれることです。
暗記重視だと、年代だけでも150以上あるので、それをただ暗記しろというのはなかなかできません。
その中でも重要なポイントに絞って覚えておけば良いですし、あとは人物と出来事を結び付けておくことが大切です。
そうすることで、人物順=年代順として理解できるうえに、生徒さんとしても「そういうことか!」「これならできる気がする!」と思ってもらいやすくなります。

使用する教材

科目によっても異なりますが、基本的には塾のテキスト、市販の参考書を用います。
これだけですと、知識偏重になることが予想されます。
そこで、必要最小限の知識で応用力を付けていけるようにします。
科目によってはオリジナルプリントをもとに授業をしています。
あとは、普段生徒さんが使っている学校の教材なども重視しています。

そのほかには、小学生の受験学年でなければスーパーのチラシを使うこともあります。
スーパーのチラシは、野菜や果物の旬、産地がわかりやすく載っています。
そこから、その産地の地形や気候など聞いていって授業を展開していきます。
そのため、手元にあるものは何でも教材になります。
今まで使っていた参考書やテキストが合わない、合っていないように感じたら、別の教材を紹介することもあります。

宿題の量

基本的に宿題では復習を重視しています。
「次回までにこれを覚えてね、できるようにしようね」といった感じです。
そして、次回授業の最初に復習が定着しているかを確認するようにしています。
その際は、理由や説明がきちんとできているかまでチェックします。
そのときに知識で足りないところがあれば、テストを行うこともあります。

社会科は暗記科目?

暗記科目ではなく、思考力重視の科目だと考えます。
特に、図表をきちんと読めるかどうかが一つ大きなポイントになってきます。
雨温図一つをとってもそうです。
北陸・日本海側の代表例として新潟県が良く出てきますが、新潟県の雨温図は非常に典型的です。
そのため、新潟県以外で日本海側の県が出されると、途端にどの地域のものか見分けがつかなくなってしまうことがあります。
そうならないために、全国の雨温図が出ているサイトなども使いながら、しっかりと理解をして、特徴をつかんでもらうようにしています。
中学受験であれば、理系・文系問わず「資料を読める力」を見るために、図表問題がますます多くなってくるからです。

受講を検討している方へのメッセージ

社会は暗記科目ではなく、思考力の問題になっています。
そのため、知識に関しては最低限の知識で問題ありません。
そこから考える力を授業を通して一緒に身につけていきましょう。