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こんにちは。究進塾 編集部です。
今回は、アドミッションポリシーを総合型選抜を受験する際にどう活かせばよいか、ということについて解説します。入試制度が変わった現在でも、アドミッションポリシーは試験において重要視されています。詳しくは以前に掲載した記事「総合型選抜とAO入試の違い、おすすめの学習スケジュールについて」で解説していますので、併せてご覧ください。
📝この記事のポイント
・アドミッションポリシーとは?
・志望理由書へはどう活かすのか
・面接へはどう活かすのか
はじめに
動画で解説をしている内容をご紹介しておりますが、音声を聞ける環境にある方はぜひ動画をご覧いただき、講師の雰囲気を掴んでいただければと思います。
【究進塾】大学受験対策チャンネル
尾川直子講師「【総合型選抜】アドミッションポリシーの活用法」(所要時間 3分11秒 )
尾川直子講師
株式会社熊本放送に総合職として勤務し、アナウンサー、ディレクター等を経験。
その後、2003年から大学受験、医学部受験等の面接、小論文の講師として活躍中。
アドミッションポリシーとは
それぞれの⼤学にはアドミッションポリシー(入学者の受け入れ方針)というものがあります。
かつてのAO⼊試の「AO」とはアドミッションズ・オフィスの略称、つまり⼤学事務局という意味です。AO入試は、アドミッションポリシーにふさわしい⼈物をアドミッションズ・オフィスが選ぶ⼊試のことでした。
AO⼊試は2021年度⼊試から総合型選抜に名称が変わりましたが、アドミッションポリシーに合致する⼈物像を持つ受験⽣を求めているという点では、違いはありません。
アドミッションポリシーの活かし方
実際に総合型選抜で入試を受ける際、アドミッションポリシーを志望理由書や⾯接にどのように活かせばよいか、以下でご紹介します。
志望理由書の場合
アドミッションポリシーについて、志望理由書では特に⾔及しないでいいと考えられます。これは、アドミッションポリシーを紹介するだけで貴重な字数を割かれてしまうからです。
<例>「帝京大学経済学部」を総合型選抜で受験しようとする場合
志望理由書の字数 :220字 アドミッションポリシー:132字 |
アドミッションポリシーは学部ごとに異なりますが、このようにかなり⻑いため、無理に志望理由書に⼊れようとすれば志望理由⾃体が薄くなってしまいます。
志望理由書の指定字数が2000字、3000字ならともかく、1000字以内であればアドミッションポリシーについて⾔及することはやめておきましょう。
⾯接の場合
⾯接に関しては、アドミッションポリシーも勿論、他の要素もしっかりと確認しておくことが大切です。
面接対策で確認しておくべき項目 ・アドミッションポリシー ・建学の精神 ・教育理念 ・教育⽬標 ・ディプロマ・ポリシー (卒業認定・学位授与の方針) ・カリキュラム・ポリシー |
※ディプロマ・ポリシー:各大学,学部・学科等の教育理念に基づき,どのような力を身に付けた者に卒業を認定し,学位を授与するのかを定める基本的な方針であり,学生の学修成果の目標ともなるもの。
※カリキュラム・ポリシー:ディプロマ・ポリシーの達成のために,どのような教育課程を編成し,どのような教育内容・方法を実施し,学修成果をどのように評価するのかを定める基本的な方針。
(引用元:「卒業認定・学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー),「教育課程編成・実施の方針」(カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(アドミッション・ポリシー)の策定及び運用に関するガイドライン(案) )
⾯接では「この⼤学のアドミッションポリシーを読んできましたか」と質問されたりしますが、このときの「アドミッションポリシー」というのは上記の項目をまとめて示している場合があります。他にも、面接時にアドミッションポリシーが書いてある紙を受験生に渡して、受験生に見せつつアドミッションポリシーに関する質問をしてくる大学もあります。
こうした質問に答えるためにも、事前にアドミッションポリシーなどを読んでおくことが必要です。印象に残った⾔葉とその理由について話せるよう、⽂章にしておきましょう。
⾯接ではこれらの質問に答えたあとで、さらに「この⼤学のアドミッションポリシーとあなたはどのように合っていますか」という質問が来たりします。その答えに関しては、事前にエピソードを作っておくと万全です。
↓
⽂章ができたら、それをきちんと話せるかどうかを模擬⾯接で確認。
まとめ
志望理由書
字数が限られているので
アドミッションポリシーには
触れなくて良い
面接
聞かれることもあるので
しっかりと準備を!
尾川先生は「大学受験・小論文コース」「大学受験・面接コース」を受け持っています。受講にご興味・ご質問等のある方は「無料体験授業をご希望の方」の入力フォームから、お気軽にお問い合わせください。
究進塾 編集部
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