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司法書士試験の短期合格は可能か? ― 1年以内での合格のリアル

司法書士試験を目指す方にとって、多くの人が気になるのは――
「1年、あるいはそれ以下で合格できるのか?」 という点です。

ご存じの通り、この試験は合格率4%前後。
民法・不動産登記法・会社法・商業登記法に加え、憲法・刑法・民訴・刑訴など幅広い科目をカバーしなければなりません。
暗記力だけではなく、理解力と論理的思考力まで問われる、まさに法律系資格のトップクラスの難関です。

ネットやSNSでは「半年で合格!」「1年で突破!」といった体験談も見かけますが、果たして現実はどうなのでしょうか?

短期合格を果たす人の特徴

実際に1年以内で合格する人がいるのは事実です。
共通するのは以下の2タイプ。

  • すでに法律の基礎がある人(法学部出身、司法試験や行政書士試験の経験者など)
  • 学習に専念できる人(1日10時間以上の勉強が可能な環境にある人)

この条件が揃えば、短期合格は現実味を帯びてきます。

初学者にとってはハードルが高い

一方で、法律知識ゼロからのスタートや、仕事・家庭と両立しながらの学習の場合――
1年以内での合格はやはり難易度が高いのが現実です。

条文の読み方や法律用語に慣れるまでに数か月。
そこから過去問演習や模試で実戦力を積むにはさらに時間がかかります。
ですから、多くの受験生にとっては 2〜3年計画での挑戦が安心 だと言えるでしょう。

戦略次第で可能性は広がる

とはいえ「短期合格は無理」と切り捨てる必要はありません。
鍵になるのは「戦略」です。

  • 主要4科目(民法・不登法・会社法・商登法)を徹底強化する
  • 過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握する
  • 自分に合った勉強スタイル(通学・通信・独学)を早めに決める

短期合格を果たす人の共通点は、
効率的な学習戦略と継続的な勉強時間の確保 にあります。

「合格までの年数」にこだわらない

最後に強調したいのは、「何年で合格したか」には価値の差がない ということ。

1年で受かる人もいれば、3年かけて合格する人もいます。
けれども資格を取ってしまえば、司法書士としてのスタートラインは同じ。
実務に出れば「合格までの年数」を気にする人はいません。

まとめ

司法書士試験の短期合格についての答えはシンプルです。

「人によっては可能。ただし多くの人にとっては難しい。でも、不可能ではない」

焦らず、自分に合った方法で、効率的に学習を継続すること。
それが、確実に合格へ近づく一番の道です。

【執筆者】K(イニシャル表記)

1994年生。現役の司法書士として事務所を経営する一方、究進塾の司法書士コースの講師も務めています。司法書士試験には、働きながらの兼業受験、そして勉強に専念した専業受験の両方を経験。1回目の受験では、わずか3.5点差で涙をのみましたが、その悔しさをバネに再挑戦。勉強期間1年10カ月で、2度目の挑戦で合格を果たしました。学生時代は勉強が苦手で、1日2時間も机に向かえなかったタイプ。それでも、自分に合った学習法に切り替えることで、大きく変わることができました。だからこそ、勉強が続かない、やる気が出ない…そんな悩みを抱える受験生にも、具体的かつ実感のこもったアドバイスができます。

趣味はランニングと筋トレ。皇居や代々木公園を走り、ジムで汗を流すことで、日々のストレスをリセットしています。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という信条のもと、体を動かす習慣を大切にしています。

心に刻んでいる言葉は、漫画『ハイキュー!!』の登場人物の一節:
「俺を構築すんのは毎日の行動であって、“結果”は副産物にすぎん」
遠くに感じる合格というゴールも、振り返れば日々の積み重ねがすべてだったと気づきます。今日という一日をどう過ごすか――それが未来を決める。そんな思いで、受験生一人ひとりに寄り添いながら指導しています。


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