究進塾

ブログ

BLOG

大学入学共通テストを受験されたみなさま、本当にお疲れ様でした。1日目の解答合わせなどに時間を取られることなく、明日の2日目に向けて知識の確認をしたり、あるいは早めに休息を取ったり、意識的に切り替えをしましょう。

そうはいっても、「気持ちの切り替えは難しい」という受験生は多いものです。また、わたし自身も、何か嫌なこと、あるいは楽しいことがあったとき、気持ちの切り替えが得意な方ではありません。というよりも、ショックなことや、興奮させるような出来事があった場合は、ある意味(生物の本性として)気持ちがマイナス・プラスに引っ張られてしまうのが当然で、「スパっと」切り替えること自体はあきらめた方が良いと思います。

ただそういってしまっては元も子もありません。よって、妥協案かもしれませんが「気持ちを切り替えよう」とするのではなく、「何らかの行動で、気持ちをごまかしてみる」という考え方の方が正しいのかもしれません。

まずは体をととのえる

心理学の本や、様々なインターネット上の情報をある程度整理しますと、「深呼吸をする」とか「いい香りをかぐ」「ストレッチをする」といったものがあります。こうした「体をととのえるもの」はそれなりにエビデンスも確立されている(ようです)ので、まずは取り入れてみると良いでしょう。

ただ、やってみればわかりますが、深呼吸やアロマテラピーはおのずと「意識がおのずと出来事に引っ張られてしまう」というところがあります。深呼吸をしている間に「今日のあの問題、こうやってやれば余裕で解けたのになあ」という思いが出てきてしまうと、落ち込んでしまいますね。

よって、「体ととのえ系」は、次のようなものと組み合わせることでより威力を発揮するのではないかと思います。

体を動かす系

これは正直わたしの体感だったのですが、人間はストレスにさらされると脳がそれを「受け止め」「処理しよう」とするものだそうです。もちろん時間がたてば必要に応じて忘却してくれるというすぐれものですね。ただ、「気持ち」を切り替えるのに、脳さんのお仕事が完了するまで待つのは苦痛です。よって、「単調作業を入れることによって、脳の処理速度を無理やり上げ、ストレスの印象をどこかに追いやる」ということが有効(かもしれません)。

例えば、「体ととのえ系」と組み合わせやすいものとして
・床の掃き掃除
・好きな曲を聴いて、歌詞を書写してみる
・ジェンガ
・トランプの神経衰弱
・誰かと話す(相手:非受験生)
・料理をする(アロマとは組み合わせ出来ない)

こういうものだったら、簡単にできます。そして、つかの間「単調な作業」に集中でき、脳が嫌な記憶を追いやってくれる(と思います)。
ただし注意としては、あらかじめ「時間」あるいは「どこまでやったら終わり」というポイントを決めておくことです。また、「誰かと話す」ときの相手を同じ受験生にするのは絶対にやめましょう。

凝り性の人の場合は、やり始めたら止まらない、という事態に陥るかもしれません。そうしたときに「この記事のせいだ」と言われましても困ります。何事もほどほどが肝要です。ちなみにパンにハムを挟むのは料理と言えるのかかどうか、については見解の分かれるところです。

コンテンツ消費系

これは人によっては諸刃の剣ですが、「時間」を決めるのであれば比較的効果的です。

・動画を観る(せいぜい15分程度のものを1本。お気に入りのものが望ましい)
・音楽を聴く(重複)
・読書
・インスタで眼福

というように、何か1つのことでストレスがパーッと無くなる、というような虫のいい話はありませんが、「緩和」は上記のようなものを組み合わせれば可能です。受験期間は意外と長いので、上手く「ごまかし」を入れるのはメンタルの安定にとって重要なことです。ちなみにわたしの場合はジ●ジョのオラオララッシュ動画です。

ただし、こうしたことは「意識」を無理やりストレスから遠ざけるという意味で、何も受験に限らず、皆さんの今後長い人生において大事なことです。また、「意識」しなければできません。

「自らの課題と向き合う」とか「大いに反省をする」というのは、そりゃ大切なことだし高尚だし立派なことですが、結果としてネガティブな心情を生み出すだけだったり、自らの「キャパ」を超えたりしたら害にしかなりません。

真面目な人ほど「自分をセーブする」のが苦手であることが多いです。自らを「甘やかす」のではなく「守る」という微妙なラインではありますが、今から試行錯誤を始めていきましょう。


人気記事

  • 【総合型選抜】プレゼンテーションの作り方

    2023.11.07

  • 【大学受験-面接対策】志望理由書の書き方についてのQ&A

    2024.04.29

  • 生物の新課程の変更点&おすすめの勉強方法を解説!

    2023.10.10