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行政書士試験の短期合格法とは?半年で合格した人の共通点と実態

「短期合格法」に憧れる受験生は多いですが、その実態はどうなのでしょうか。20年の講師経験から見えてきた、半年で合格した人たちの共通点をご紹介します。

短期合格とはどれくらいの期間か?

行政書士試験の予備校講座は通常1年前後を想定しています。そのため、半年ほどの勉強で合格できた人を「短期合格者」と呼べるでしょう。実際に法律初学者でも、約5か月の学習で合格した例があります。

短期合格者の共通点

  • ① 勉強時間を圧倒的に確保できる環境
    短期合格者は講座の途中から受講を始め、通常の2倍以上の勉強時間を必要としました。そのため、休職中の方や残業の少ない職場で働く方など、勉強に集中できる環境を持っていました。
  • ② 教材をしぼり、繰り返し学習
    他社教材やYouTube動画に手を広げる余裕はありません。講座指定のテキストとカリキュラムに専念し、「あやふやな知識を広く持つより、確かな知識を身につける」ことを優先していました。
  • ③ 諦めない精神力
    短期合格者も弱音を吐く瞬間はありますが、課されたノルマを必ずやり遂げていました。勉強格差やストレス、試験の難しさに直面しても、最後まで「今年合格する」という気持ちを手放しませんでした。

短期合格は「楽」ではない

合格ラインは通常合格者と同じです。必要な知識量に差はなく、効率を高めても覚えるべき範囲は変わりません。つまり、短期合格は「必要な勉強を短期間に圧縮して取り組んだ結果」であり、「楽をして合格した人」では決してありません。

誤解されやすい短期合格法

世の中には「数か月で受かった」という驚きの体験談や方法論があります。しかしそれは、当人の特別な能力か、幸運に恵まれたケースです。一般の受験生が真似すべきものではありません。私の見てきた短期合格者は、皆「苦しい状況のなかで必死に戦った人」でした。

まとめ ― 短期合格の真実

短期合格のカギは、十分な勉強時間・教材の集中・諦めない精神力に尽きます。華やかに聞こえる「短期合格法」も、実際は人より苦難を背負った結果です。ですから短期合格を目指すよりも、自分の環境に合わせて合格に必要な勉強を着実に積み重ねることこそ、最も確実な合格法だと言えるでしょう。

【執筆者】

Y(イニシャル表記)
究進塾の行政書士コースの担当講師。
国立大学大学院修士課程修了。
行政書士事務所を運営しながら、大手予備校で法律系国家試験の講師を20年間
担当してきました。法律について大学院で研究もしてきました。
「暗記より理解」が講師としての信条で、条文の理解のためならば、千年以上前
のローマの話もします。「法律の理解に資する方法を探す」ことを趣味としていて、
さまざまな文献に目を通します。蔵書は数百冊におよびます。


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