不動産鑑定士試験
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不動産鑑定士試験の難易度は?
不動産鑑定士試験は超難関資格の一つで、合格率や勉強時間の観点からも非常にハードルが高い試験です。
1. 合格率
-
短答式試験(マーク式):約20~30%
論文式試験(記述式):約10~15%
最終合格率(全体):4~7%
→ 司法試験や公認会計士試験と並ぶ難易度の高さです。
2. 必要な勉強時間
- 2,000~3,000時間 が目安(1日3時間なら2~3年)
- 他の難関資格との比較
- 宅建士:300~500時間
- 行政書士:500~800時間
- 公認会計士:3,000~5,000時間
- 司法試験:5,000~8,000時間
→ 公認会計士よりやや少ないが、宅建士とは比べ物にならないレベルです。
3. 試験内容
① 短答式試験(マーク式)
-
鑑定理論
行政法規(不動産関連)
→ 難関だが、比較的対策しやすい
② 論文式試験(記述式)
-
鑑定理論
民法・経済学・会計学
不動産に関する行政法規
→ 記述式であり、計算や論述力が問われるためハードルが高い
4. 難易度の理由
-
・試験範囲が広い
・論述式で高い思考力が求められる
・受験者の多くが宅建士や他の難関資格保持者
5. 合格するための対策
-
・スクールや通信講座の活用(独学はかなり厳しい)
・論文式試験の徹底対策(過去問演習必須)
・長期計画を立てて勉強する(2年以上が一般的)
6. 結論
不動産鑑定士試験は、司法試験・公認会計士試験に匹敵する難関資格です。
勉強時間も2,000時間以上必要であり、合格まで2~3年かかることが一般的です。
しかし、合格すれば希少価値が高い資格なので、独立・高収入の道も開けます。
不動産鑑定士試験の受験科目
不動産鑑定士試験は、①短答式試験と②論文式試験の2段階に分かれています。
① 短答式試験(マーク式)
▶ 年1回(4月)実施 / 合格率20~30%
科目(2科目)
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不動産に関する行政法規
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都市計画法、建築基準法、宅地建物取引業法、農地法 など
不動産取引・開発に関わる法律が中心
鑑定理論(短答式)
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不動産の価格評価に関する基本概念
鑑定評価基準や手法(原価法・取引事例比較法・収益還元法 など)
→ 短答式試験に合格しないと論文式試験に進めない(足切りあり)
② 論文式試験(記述式)
▶ 年1回(8月)実施 / 合格率10~15%
科目(5科目)
-
鑑定理論(論文式)
- 民法
- 不動産に関係する民法(物権・担保物権・債権・契約 など)
- 借地借家法や相続に関する規定も重要
- 経済学
- ミクロ経済学・マクロ経済学
- 不動産市場の分析・地価変動の要因 など
- 会計学
- 財務諸表の基礎、企業会計原則、減価償却、不動産の時価評価 など
- 不動産に関する行政法規(論文式)
- 短答式試験の行政法規の応用問題
-
短答式の内容をより深く理解し、記述・計算問題に対応
不動産鑑定評価の具体的な手法やケーススタディ
→ 記述式なので論理的な説明力や計算能力が必要
試験の流れ
- 短答式試験(4月) → 合格者のみ論文式試験へ進める
- 論文式試験(8月)
- 最終合格発表(11月~12月)
科目の特徴と攻略ポイント
- 「鑑定理論」が最重要(短答・論文どちらも出題)
- 「民法・経済学・会計学」は過去問分析がカギ
- 「行政法規」は範囲が広いが、暗記+実務理解が必要
結論
試験科目は「法律」「経済」「会計」「鑑定評価」と幅広く、特に論文式試験の記述力がカギになります。
合格には長期的な学習計画(2年以上)と専門的な対策が必要です。
不動産鑑定士試験の対策を個別指導で受けるメリット
1. 自分専用の学習プランを作れる
- 自分の得意・不得意に応じて、重点的に学ぶべき分野に時間をかけられる。
- 進捗状況に合わせて、柔軟にスケジュールを調整できる。
- 苦手分野(経済学、民法、会計学など)を重点的に強化できる。
2. 疑問点を即解消できる
- 分からない部分をその場で質問・解説してもらえるので、理解が早い。
- 曖昧な部分を放置せず、理解を深めることで、応用問題にも対応できるようになる。
3. 答練や過去問の添削が丁寧
- 記述式答案(論文式試験)の添削指導で、論理的な構成や解答の精度を高められる。
- 模試の結果を分析して、得点アップにつながるアドバイスを個別に受けられる。
4. 時間を効率的に使える
- 独学では時間のかかる部分を短時間で習得できる。
- 重要ポイントを押さえながら、無駄のない学習が可能。
5. モチベーション維持がしやすい
- 指導者が進捗状況を管理してくれるので、途中で挫折しにくい。
- 定期的なフィードバックで達成感を得ながら、モチベーションを維持できる。
6. 直前期のフォローが手厚い
- 本試験直前の総仕上げ、予想問題への対応、重要ポイントの確認など、直前期の戦略的なサポートが受けられる。
7. 法改正や最新情報への対応が迅速
- 法改正や試験制度の変更など、最新情報にも柔軟に対応した学習が可能。
個別指導が特におすすめの人
- 独学で進めてきたが、理解不足な分野を強化したい人
- 記述式試験対策で答案の書き方に自信がない人
- 短期間で合格レベルに到達したい人
個別指導は、短期間で効率よく合格レベルに到達したい人にとって、有効な手段です!
講師情報
担当する講師は、不動産鑑定士の他、宅建士、日商簿記検定1級、通関士、税理士、中小企業診断士など、資格試験を多数合格しています。このため、不動産鑑定士試験の内容はもちろんですが、効率的な勉強法のアドバイスもできます。
受講までの流れ
1.無料カウンセリングにお申込み
ご希望の科目、大学・学科名、学年、試験時期の情報をご記入のうえ、当ページ右上の「無料体験授業をご希望の方」のボタンからお申込みください。
(※大学の科目は専門性が高く判断が難しいため、シラバスまたはレジュメ、教材の一部を画像でお送りください)
2.講師の選定
担当可能な講師を探し、ご連絡させていただきます。(※この時点で講師候補が見つからない場合もございます)
3.無料カウンセリング・体験授業
無料カウンセリング時には、シラバス、レジュメ、過去問など教材一式をご持参ください。そこでは、これまでの学習状況やお困りのこと、目標試験の時期など、詳しく担当講師にお話しください。担当講師からは、サポートして行くに当たっての指導方針、適切な授業時間・回数や授業日程のご相談をさせていただきます。余った時間で内容に入ることもございますが、カウンセリングがメインです。
※問題の解説は、2問以内でしたら承りますが、事前にご希望の問題を送付していただく必要がございます。
※場合によっては、こちらで講師が(試験までの期間と生徒さんの実力、講師が教えられる範囲などから総合的に判断して)「担当不可能」と判断させていただくことがございます。予めご了承ください。
4.継続受講するかどうかを決定
講師との相性、ご予算などから、入塾・受講するかどうかをご判断いただき、無料カウンセリングから1週間以内にお返事をいただきます。
5.受講開始
入塾される場合は、授業がスタートします。この時点で初回のご請求をさせていただきます。
オンライン指導及び短期集中プラン
究進塾は、教室個別指導の他に、オンラインによる個別指導、また時間がないという方に向けた短期集中プランもご用意しております。
学び方は様々です。ご自身の目標や勉強スタイルに合ったコースをお選びください。
料金
入塾金・授業料・管理費のみです。
お支払い方法は、受講した時間分の授業料を翌月に後払い(銀行振込)となります。