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秋になり、落ち葉や金木犀をみかけるようになりましたね。
夏から秋になるまでに、今年は長い雨が続き、太陽が恋しい日々を過ごしたことと思います。

映画『インサイドヘッド』で描かれているもの

先日、テレビで「インサイド・ヘッド」の1と2が放送されました。
前から興味はあったのですが、実際に見る機会がないままでした。

映画の内容としては、主人公の女の子の感情が擬人化されていて、
引っ越しにより起こる様々な出来事に感情が振り回されていく様子が描かれています。
もちろん映画なのでコミカルに描かれていくわけですが、
実際の人間にも同じようなことが起こっているといえるでしょう。

例えば、主人公の女の子は引っ越しを機に、住み慣れた町や友人、
大好きだったホッケーチームと離れることから物語がはじまっていきます。
頭の中にいる感情のキャラクターたちは、引っ越しの車の中や新しい家に着いてから、
「自分の番だ。」と言いながら感情の機会を操作します。
しかし、新しい環境や家族の状況の変化によって、感情は不安定になっていきます。

実際に、この映画の主人公くらいの年齢の子どもが、住み慣れた場所を離れ、
新しい学校に通学し、友人を作る。
今まで上手くいっていたホッケーも、新しいチームで同じように上手くできるとは限らない。
こんな状況であれば、人間は新しい生活に適応するので精一杯で、
感情が不安定になるのは珍しくありません。
そうだよね、と共感しながら映画を見ました。

この映画の最も大切にされている部分は、「カナシミ」というキャラクターなのだと思っています。
映画を見てみると、おどおどしていて余計な行動をして、ネガティブな言動を繰り返す。
マイナスなことになると分かっているのに、
不必要な行動をしてしまうキャラクターとして描かれています。
いつも前向きな「ヨロコビ」というキャラクターでさえ、少し嫌な雰囲気を出してしまうほどです。

最後まで映画を見ると、それでも悲しみという感情は必要なのだと伝わります。

人間どうしても変化しなくてはいけない場面というものがあります。
この映画なら進学したり、住む場所を変化させなくてはいけなかったり。
そんな時に、永遠に前向きに考え続けることは、ある意味不自然なことなのです。

時に立ち止まって、過去の体験に思いを馳せて、懐かしみ、
取り戻せないことに悲しむことが必要だと思います。
十分に悲しみ、同じ体験をしている人と分かち合い、
そうしてやっと人は前を向き、次に進めるのだと伝わってきます。

ここまで長々と書きましたが、私が感情を揺さぶられたシーンは
イマジナリーフレンドとの別れを描いたシーンでした。
2は思春期を描いていて、それもまた不安について知ることが出来ます。

ぜひ皆さんも、人間の仕組みのひとつを知る機会だと思って、見てみてもらえたら嬉しいです。

 
【執筆者】犬童

究進塾のカウンセラー兼講師(看護学)
困ったときに話してみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
色々なことに挑戦したりするのが好きなので、ゲームから登山まで多趣味です。


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