ブログ
BLOG
こんにちは。究進塾 編集部です。
究進塾では、2024年3月10日(日曜日)、プロフェッショナルの先生方と一緒に「キャリアや将来について一緒に考える」という無料イベントを行いました。
各専門分野で活躍されている先生方をお招きして、進路選択など大きなテーマから、SNSとの向き合い方など日常的なことまで、お話していただきました。
📝この記事のポイント
・先生方の学生時代、職業選択
・SNSとどう向き合う?
・今の学生が「恵まれている/大変な」こと
・情報の質、気を付けた方が良いこと
・迷ったとき、やる気が起きないとき、ストレスを減らす方法
ご参加くださった先生方
尾川先生:究進塾講師。担当は論文・面接対策。元アナウンサー
塚田先生:元究進塾講師。専門は経済学
A先生:弁護士
B先生:心理カウンセラー
並木:究進塾代表。担当科目は化学
粕川:究進塾副代表。担当科目は国語
(以下、敬称略)
代表からみなさんへ「進路選択に大事な視点」
並木
こんにちは。
僕はこれまでいろんな生徒さんを見てきて、感じることについて簡単にお話したいと思います。
皆さん、行きたい大学名というのはすごくしっかりしたものを持っているんですね。
多くの方は、
「早稲田大学に行きたい」
「GMARCHには絶対入りたいんです」
などと、割とはっきりと言うのですが、
「じゃあ、どういう学科に行きたいんですか」
って聞くと、結構な方が答えに詰まってしまうんです。
おそらく本音のところでは、
「まあ大学に入れば、その先何とかなるだろう」
というふうに考えている方が、実は多いんじゃないかと思います。
もちろんそれでうまくいく方もいるんですけど、今日はあえて、
「それだと苦しいよ」
という面を伝えたいと思っていて。
なぜかというと、あまり大学にこだわりすぎると、もしそこが駄目だったときの絶望感が大きすぎて、
そこから立ち直れない。人によってはずっとそれが影を落としちゃう
っていうことがあります。
また「じゃあ入ったらオールハッピーなのか」っていうと、そうとも言えなくて。
あんまり関心のない学科に入ったから、授業が全然面白くない、それで大学から足が遠のいちゃう、という人もこれまで沢山見てきてるんですね。
それよりも一番大事なのは
「どんな学科に入って、どんな学問を学びたいのか」
「どういう仕事に繋げていきたいのか」
そっちの視点を持つことが非常に大事だし、皆さんを助けてくれると思います。
とは言っても、皆さんがそんなに職業のイメージがないっていうのもわかります。
これまで会ってきた大人って言ったらやっぱり、
・親
・学校の先生
・塾や習い事の先生
というのが、大半だと思うんですね。
なので、今日は究進塾でご活躍いただきながらも、それぞれ専門性を持っている先生方にお集まりいただきました。
今日の先生方のお話を聞いて、皆さんの中で、
「こういう仕事って面白そうだな」
というものが、何か芽生えてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。
ぜひ、この機会に、何かを得てもらえることを信じてます。
先生方から自己紹介
粕川
まず、職業も、もちろんなんですけども、先生方がどういう人なのかっていうところを、自己紹介をお願いします。
A(弁護士)
弁護士をやっております。
大体取り扱いが多いのは、M&Aとか訴訟とか、あとは「知財」ってわかりますかね。知的財産法で特許とかそういう、ほんの一部ですね、その辺りを扱うことが割と多いですね。
今日は皆さんに、何かお役に立てるお話ができればいいと思うんですけど、ちょっと1つだけご注意いただきたいのが、私を参考に弁護士ってものを判断するのはあまりよくないというかですね。
参考までに「この程度でもなれる」っていうことぐらいで聞いていただければと思います。
よろしくお願いします。
粕川
M&Aっていうのはどんな感じか、多分、イメージが出来ない方が多いと思うので、お話しいただけますか。
A
M&Aっていうのは、会社を買ったり売ったりするわけですね。弁護士っていうのはそこの端っこの部分をやるんです。
M&Aとは
M&A(エムアンドエー)とは『Mergers(合併)and Acquisitions(買収)』の略です。 M&Aの意味は、企業の合併買収のことで、2つ以上の会社が一つになったり(合併)、ある会社が他の会社を買ったりすること(買収)です。 M&Aの広義の意味として、企業の合併・買収だけでなく、提携までを含める場合もあります。 (日本M&Aセンター HP「M&Aとは?」より引用) |
B(心理カウンセラー)
心理カウンセラーです。
臨床心理学系の大学院の修士課程を出て、今は、
・学校のスクールカウンセラー
・精神科クリニックの心理職カウンセリング
・心理検査の担当
(心理検査:いろいろな心の状態、得意不得意などを調べる検査)
などをしています。
心理学というのも結構変わった業界というか、参考になるかわからないんですけれども、何かお役に立てるような話ができたらなと思います。
よろしくお願いします。
尾川(論文・面接講師)
尾川直子です。究進塾では、論文と面接の講師をしています。
大学を卒業後、最初は熊本放送(TBS系)でアナウンサー、ディレクター、広報、編成を経験して、入社8年目に退社しました。
それでちょっとアメリカに行ったりなんかしましたが、帰ってきたときは英語にも興味を持っていたので、高校の英語の教員になりました。
その後で、やっぱり放送局で鍛えてもらったのは日本語ですし、私自身も小論文で大学入試をしたということもあり、こういう教える仕事に就きたいなということで、キャリアチェンジをしました。
そのときは大阪にいて、最初はアナウンサー講座の講師、それから公務員講座で論文・面接などの講師、高校に行って小論文についての講演を行う講師にもなりました。
2011年に東京に来て、究進塾には2016年からお世話になっています。
塚田(研究職)
僕はですね、大学を卒業してから、ずっと大学院で経済学の研究をしてて。博士課程にいる頃から、この究進塾にお世話になってます。
バイトから始めて、ずっと究進塾で経済学と統計学勉強をしてたので、もしかしたら生徒さんの中でも、隣のブースで僕が学生さんに教えてるのを、聞いたことがある人がいるかもしれません。
それで、究進塾でしばらく教えてて、大学の方で新しくポストができたので、今年の春に究進塾を辞めて、大学の研究員ということになりました。
研究者として何やるかって言ったら何もやらないんですけど、
・自分の論文書く
・研究をする
・非常勤で大学で教えたりする
っていう仕事をしていって、今後もアカデミックキャリアを積み重ねていくので、まぁ、まだ下っ端なんですよ。
アカデミックキャリアって、一番上は教授とかになってくるんですけど、
教授
↑
准教授
↑
講師
…って言ったら、全然下っ端なんですけど、今日は「大学で勉強しながら生きていくってどういうことなのかな」っていうことを教えられたらいいかなと思っております。
粕川
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
次は、先生方に、事前質問に答えていただきました。次の記事へ⇒