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こんにちは。究進塾 編集部です。
今回は2024年度の総合型選抜入試に関する振り返りの第2回です。前回の志望理由書に続き、今回は事前課題について振り返ります。
はじめに
この記事は、究進塾の講師、尾川直子先生の解説動画を参考に作成しています。音声を聞ける環境の方はぜひ動画をご覧頂き、尾川先生の講義の雰囲気を掴んでいただければと思います。

動画紹介
【究進塾】大学受験対策チャンネル
【総合型選抜】2024年度入試 事前課題について振り返ります!(所要時間: 3分19秒)

尾川直子講師

株式会社熊本放送に総合職として勤務し、アナウンサー、ディレクター等を経験。
その後、2003年から大学受験、医学部受験等の面接、小論文の講師として活躍中。

事前課題とは

志望理由書などの出願書類と共に提出する、課題のことです。大学によっては志望理由書の延長のような内容のところもありますが、ほとんどの大学は小論文です。小論文のテーマは、大学で学ぶ内容とリンクしているものが多いです。

事前課題の例

今回は大学で学ぶ内容とリンクしたテーマが出された大学の中から、日本女子大学家政部児童学科の事前課題をご紹介します。

<事前課題の例>
以下の内容について、2,000字程度で作成し提出してください。
それぞれの問を章立てする・順番を入れ替えるなどの構成は自由とします。児童学科を志望するに至った経緯について具体的にまとめてください。また、これまで児童学に関するどのような図書を読みましたか。その図書を通して考えたことを述べてください。そして、児童学科での学修を基盤として、どのような将来像を描いているのかについて書いてください。
ここでは、児童学に関する図書を挙げることが求められています。究進塾に来た受講生からの最初の相談も、「この図書をどう選んだら良いのか」という内容でした。そこでまず「児童学とはどういう学問なのか」を調べて、考えてもらうところから始めました。その上で、書店に行ってもらいました。
ポイント
こうした図書探しは、Amazonなどインターネットではなく、書店や図書館で実際に手に取ってページをめくって探した方が、いい図書に出会います。
究進塾のある池袋には、大きな書店が2つある他、小さな書店や古書店もあり、本が近くにある環境であることも受講生から喜んでもらっていることの1つです。
この受講生も大型書店で2冊の本と出会い、私も同じ本を購入して一緒に読んでいきました。

図書を読んだ後で、字数や形式に縛られず、考えたことを書いてもらいました。次に、志望理由書で書いたこと、書こうとしていることを踏まえながら、児童学科でどのようなことを学びたいのか、どのような将来像を描いているのかを書いたりと、少しずつ仕上げていきました。最終的には2,000字程度で作成する必要があるので、2冊の図書をどう紹介し、どういう順番で述べていくのかといった構成を練って完成させました。2,000字となると、段落構成をきちんとして論理的に構成していく力も求められます。かなり時間をかけて良いものにしていきました。

ポイント

事前課題は入試会場で書く小論文とは異なり、時間をかけて調べながら書ける書類です。反面、誤字脱字といったミスも厳しく採点されるはずです。表現表記に関しても、細かくチェックして書きましょう。

おわりに

尾川講師の授業では、志望理由の作成や事前課題、面接対策についても行っています。対策にお悩みのある方、受講にご興味のある方は「無料体験授業をご希望の方」からお気軽にお問い合わせください。

究進塾 編集部


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