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こんにちは究進塾 編集部です。
今回は、2024年度入試の総合型選抜に関して、面接・小論文対策担当の尾川講師からの振り返りをご紹介します。
はじめに
こちらの記事は、究進塾の講師、尾川直子先生の解説動画を参考に、解説しています。音声を聞ける環境の方はぜひ動画をご覧頂き、尾川先生の講義の雰囲気を掴んでいただければと思います。

動画紹介
【究進塾】大学受験対策チャンネル
【総合型選抜】2024年度入試 志望理由について振り返ります!(所要時間: 2分50秒)

尾川直子講師

株式会社熊本放送に総合職として勤務し、アナウンサー、ディレクター等を経験。
その後、2003年から大学受験、医学部受験等の面接、小論文の講師として活躍中。

 

志望理由書

指定字数については、500~1,200字ぐらいの大学が多くありました。「(1) 〇〇について述べなさい」というように、項目に分けて記述する大学もありました。
受験生にとっては、項目に別れている方が答えやすい面もありますが、「問われた項目に対し、何を書いていいのか分からない」という悩みもありました。(1)はかけても(2)は書けない、といったケースです。そうした悩みに寄り添った指導ができたことで、良い内容につながったと思われます。
また、項目には分れていないものの「高校時代に頑張ったことを、志望校でどのように活かせるのか」といった内容を盛り込まないといけない大学もありました。この場合、全体の指定字数の中で、「どういった段落構成にするのか」「どの段落に何を書くのか」についてのアドバイスしました。
アドバイスの例
例えば、1,200字という全体の指定字数が与えられても、受験生が1,200字を埋めることは難しく、1,200字の中に与えられた内容をどう盛り込んでいくのかを考えることも難しいです。そこで、「先に頑張ったことだけを書いてみる」「志望校を目指した理由だけを書いてみる」など、部分的に完成させながら段落構成をどうするのかといった作戦を立てていきました。
志望理由書では、その大学で何を学びたいのかを明確に伝えることが大切です。受験生は、とかく大学での学問よりもその先の職業について書きがちですが、学問について一緒に調べながら仕上げていくようにしました。

総合選抜の入試形式

最近の総合型選抜では、入試日程を1次と2次に分け、志望理由書などの応募書類に合格した人だけが2次試験に進む形式を取る大学が増えてきました。そのため、志望理由書の比重が高くなってきています。
そこで1次、2次と分かれている2段階選抜の大学を受験したい人、複数の大学に出したい人は、1学期の期末試験が終わった時点、または夏休みに入ったらすぐに取りかかってください。その時期に、大学からも志望理由書の書式が発表されます。それを見て、準備すべきことを明確にしましょう。
志望理由書などの応募書類の締め切りは、9月上旬の大学が多いです。準備期間は1ヶ月ぐらいしかありません。小論文の自前課題などがある大学では、その準備も必要です。そのため、早めに取り掛かれる態勢を作ることをお勧めします。

おわりに

尾川講師の授業では、ご自身の活動などを一緒に振り返り、エピソードを作って、志望理由を作っていきます。対策にお悩みのある方、受講にご興味のある方は「無料体験授業をご希望の方」からお気軽にお問い合わせください。

究進塾 編集部


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