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こんにちは。究進塾 編集部です。
2024年の夏ごろから、「本を読む楽しみをもっと身近に感じてほしい」という思いから
先生方やスタッフのおすすめ本紹介コーナーを設けています。
ブログ更新の間が空いてしまいましたが、前回はスタッフMさんのおすすめ本を紹介しました。
つい装丁が素敵な本があり、聞かれてもいないにもかかわらず
普段、私が本を買うときの話をダラダラとしてしまいました。
その部分はともかく、とても面白いラインナップでしたので
ぜひ前回の記事も読んでみてください。
さて、今回は数学で活躍してくださっている山口先生のおすすめ本を紹介します。
山口先生、数学はもちろんですが、実は文学にも大変造詣が深いんです。
先生ご自身も文学がお好きと常日頃から伺っていました。
今回は一体どんな本をご紹介していただけるのでしょうか…!
『伊豆の踊子』川端康成氏
これまで、10の船旅と、20の離島にて小説を書くことを趣味としてきました。
二十歳の憂鬱なる青年と、旅先で出会う踊り子の純朴なる少女の交流、
そして別れが、深い旅情と感傷とともに綴られます。
『線形代数の世界』斎藤毅氏
一切の雑音も暗がりもない斎藤毅氏の著の入門書は
数学の世界の純文学です。
『潮騒』三島由紀夫氏
三島文学の原点にして頂点。
三重の離島・神島を舞台に、漁夫と海女の姿が
豪華絢爛な筆致をもって、音や光とともに描かれています。
『陰翳礼讃(いんえいれいさん)』
文・谷崎潤一郎氏
写真・大川裕弘氏
陰で光を見るか。光で影を見るか。
その言葉と色彩は私たちの中に眠る
日本人としての美意識を思い起こさせる。
純文学に疎い私、「名前は存じているけど読んだことは…」という本が多かったです。
最近本離れしてしまっているので、今度読んでみようかなと思いました。
まずは家の積読本を読み切ってから…ね。
この4冊の中で一番気になったのは「陰翳礼讃」という一冊。
私自身写真を撮ることが趣味の一つなので、
写真のインパクトが強く荘厳な雰囲気を持つところに目を奪われました。
少し調べてみたところ、ビジュアルで甦る名著シリーズとして刊行されているみたいです。
光と影の印象が強い写真が多く、写真家の方のこだわりをひしひしと感じました。
いつも通り話が脱線しましたが、皆さんもぜひ読んでみてくださいね。
次回は、毎度無駄話が多い本紹介ブログの執筆者である
私のおすすめ本を紹介いたします。
究進塾 編集部

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