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大学院について、学部との違いや講義、修士論文などについて簡単に書きたいと思います。理系の受験生や学部生の参考になれば幸いです。
私は、理系の中でも機械系を専攻しています。現在修士2年で、今年度中に修士論文執筆が必要です。まず、大学に入学してから大学院に至るまでの流れを簡単にまとめます。
大学に入学した理系大学生は、専攻を持たず、微積分や線形代数といった基礎科目を学ぶことになると思います。2,3年生になってくると、専攻を決め、専門科目という講義を受けます。3、4年生になると研究室所属が決定し、4年生の終わりでは、卒業論文という長めのレポートを書きます。
4年生の夏には、卒業後の進路として就職をするか大学院に進学するかを決めなければなりません。私の大学の場合には8割は大学院進学を選択すると聞きました。それくらい理系の中では大学院進学は一般的なことです。
大学院に進学するとそれぞれの研究室で、修士論文研究が始まります。修士論文というのは学部生の時の卒業論文とは違い、新たな価値や知見を得るものを書く必要性があります(教授によって考え方は違うかもしれません)。2年をかけて論文を書き、卒業すると、多くの人が就職します。
講義については、学部の時とほぼ同様な難易度だと思います。修士だからと言って劇的に難しくなるわけではありません。学部との違いとしては、卒業に必要な単位数は比較的少ないです。その分、研究に重きを置いているということですね。
私の感じたことは、大学院は自分の専門分野により詳しくなれる場所ということです。自分の研究分野では最先端の開発を行っていくという情熱が必要であるともいうことが出来ると思います。
理系の受験生や学部生に送るアドバイスとしては、しっかりと自分のやりたいことや究明したいことをもって大学の講義を受けていってほしいということです。やりたいことを持つことが出来れば、就職や大学院進学といった岐路に立っても自信をもって進んでいけると思います。以上で簡単ではありますが、大学院に進学してみて感じたこととさせていただきます。
2015年10月より究進塾スタッフ。淡々と冷静に仕事をこなすマイペース男子。
彼がいると何故か事件が起こる?