インタビュー
INTERVIEW
佐久間様 合格インタビュー②
不安だったこと
北田:振り返ってみて、本人としては例えば不安だったこととか、どう?
佐久間:不安だったこと……そんなこと言ったら全部になるんですけど……やっぱり共テが一番不安でしたね。共テ模試で手応えというか、判定が良かったことがないので。
北田:一番良かったのは何だった?
佐久間:一番良かったのでCでした。Cが1回か2回出たくらいで、他大体全部DかEみたいな感じで。そもそも自信はなかったし、青パック解いてうまくいけてるな、順当にやればいけるか?みたいな気持ちでいったから、本番はもうガチガチだったし。
北田:共テ本番、あれだけ悪コンディションで行って、本当だったらもっと取れたよねっていう結果ではあったけど、クリアできるレベルが取れた。これがすごく戦略勝ちというか。
「ほぼ寝れずに行きました」って聞いて、マジか!って思ったよ。でも、本当にギリギリでボーダーを超えるぐらいは取れてて。英語も正直、別に満点取っても全然おかしくないぐらいの力量ではあったけど……本当、戦略勝ちかなという感じがするね。でも不安はあったんだ。
佐久間:不安はありましたね。あとは、青パックをやっていて、点が下がった時に「やばいかも」っていうこともあったし、一喜一憂させられました。だけど、点数がいい時も「調子が良かっただけ」悪い時も「調子が悪かっただけ」みたいな感じで、バランスを取っていました。そういう風にならしていくのもコレ(ホワイトボード「8割マジの2割ナメ」)じゃないですかね。
北田:一回一回の結果を深刻に捉えすぎないってことだよね。受験は長丁場の戦いだから、そういうこともあるっていう遊びの部分が持てたのが良かったと思う。自分のことをよく知っていたって言うべきかな。根詰めるパターンでやったら、多分もっとうまくいってなかったと思う。
佐久間:そうですね、うまくいってなかったと思います。
北田:「自分はこういうタイプだからこうやろう」っていう、そこもやっぱり設計してるじゃん。あとは、自分で勉強する時間の方が長いわけだけど、英語と数学の授業は、全体の受験生活の中でどういう役割を果たしてたのかな?
佐久間:英語は最初は何もわからないから、とりあえず教えてもらって、ある程度わかるようになってきたらとりあえず自分でやってみて、よくわからないところを持っていって。今度またアドバイスをもらったら、それを試してっていう感じで。
数学もそれに似たような感じです。最初の方だけどういうものかを教えてもらって、あとは自分で解いたものを持っていったり、確認テストでその弱点を出してもらって。
北田:おんぶに抱っこっていうよりは、いい感じの軌道修正を受ける場所っていうイメージだね。
自分でやって試して、何かあったら塾に出してっていうのがずっと一貫してあったから、それは大きかったね。気持ち的な部分とかは、足しになった部分とかあった?
佐久間:自分の中では、軌道修正もそうだけど、とりあえず授業で仕切り直そうというのはありましたね。
北田:なるほどね、そういう感じなんだ。
一緒に学ぶ仲間たち
北田:なんか印象に残っていることってある?
佐久間:授業で?
北田:授業だけじゃなくても、ここで過ごしたトータルの時間の中で。
佐久間:数学だったら、一緒にやってる感があって楽しかったのを覚えています。
北田:一緒にやってる、か。
佐久間:授業っていうより、喋りながら問題解いてるみたいなイメージに近くて、それが楽しかったかな。
北田:なるほどね。それはね、ぜひ久松先生に語ってほしいところではある。
講師:久松真人![]() 東京工業大学卒業。東京工業大学大学院数学研究科博士課程修了。数学に特化した講師です。大学受験はもちろん、大学授業補習、大学院入試のサポートにも熟練しています。また、大学の情報系科目のサポートも経験があります。穏やかな性格と柔らかい雰囲気、丁寧な指導、そして数学愛が溢れる、おすすめ講師です。 |
佐久間:ここで受けた授業は、ザ・授業っていうより、先生たちとお話ししながら問題を解くみたいなイメージに近かった。
北田:それこそ、予備校のみんながガーってやってるみたいな雰囲気との違いは、だいぶ楽しめたというか。
佐久間:はい。
大学への準備の仕方
粕川:国公立第一志望の場合は、やっぱり緊張に緊張を重ねて共通テストがあり、その次に私立があって、最後に国公立じゃないですか。そこの勉強のバランスとか、準備の仕方って多分全部違いますよね?
佐久間:ああ、違いますね。
粕川:そこを振り返るとどうでしょう。
佐久間:夏休み明けるまでは、特に私立・国立関係なく、とりあえずやることをやろうみたいな目標を立ててやって、本当に本腰入れたのは11月くらいで、そこからはもう共テ一筋でやって。
私立と国立の2次試験までの間に、2次試験対策をやれる時間がほぼないので、国立の2次試験対策は夏休みいっぱいまでやったのが効いてるのかなっていう感じはしました。
北田:なるほど。2次ってことは数学だよね。要するに、横国2次の対策は夏に結構やってたってこと?
佐久間:そうですね。夏にだいぶやりました。
北田:なるほどね。そこで貯金をちゃんと作ったのがよかったのかもしれないね。
やっておけばよかったこと
北田:結果的に受かってはいるけど、もっとこうしておけばよかったなみたいなことってある?
佐久間:それこそ、私立の対策はもうちょっとやっていた方が良かったなあっていうのは。
北田:いつ頃に?
佐久間:直前です。共テ終わった後にやらなすぎたので、あれはもうちょっとやった方がいいなって。
北田:そうだね。唯一、バランスがちゃんと取れてなかったのはあの時期かな。でもそれはしょうがないんじゃないかね。バランスよく私立・国公立を狙っていたわけじゃないから。
佐久間:まあでも、そのくらいですかね。
北田:同じ熱量で私立と国公立を考えるのって難しいよね。
佐久間:いや、無理ですね。僕には無理でした。
北田:国公立を受ける子だったら、国公立に焦点を定める方がいいだろうし。中途半端に私立もってなると、あの時期、対共テでやり込めなかったと思う。それもいいチョイスだった気がする。
やっぱり大変だった英語
粕川:また共テの話に戻っちゃうんですけど、科目数が多いじゃないですか。一番準備が大変だったのはどの科目でしたか。
佐久間:大変だった科目……僕にとってはやっぱり英語なんですけど……
北田:大変だったかな?
佐久間:トータルで考えたら、1年の中で一番やったのは英語ですし。
北田:でも大変とは違うんじゃない?もともと何もやってなかっただけに、英語にかけたコストは高いかもしれないけど、苦労っていう意味では英語じゃないかなって気がする。
佐久間:たしかに。精神的な面だと数学ですね。模試を受けるじゃないですか。本番との難度の差がある科目だと、模試でバーンって低く出て、すごい萎えちゃうことがあったから。
北田:数学か。
佐久間:本番と模試で、難易度差が一番激しいのが数学だと僕は思っていて。数学は模試でまともな点を取れたことがほとんどないんですけど、結局、本番の数学はだいぶ良かった方だったので。
だから、そういうところでちょっとすり減らした感がありましたね。
北田:ほかの生徒からも、割と数学に関する愚痴を聞くことが多いんだけど、どうやったらいいとかアドバイスはできる?
佐久間:模試とか青パックで練習するじゃないですか。難易度が桁外れの問題とか、解かせる気ないだろうみたいな問題もちらほらあったりするんですけど、そういうときに、「いや、どう考えても時間内に解けるわけないな」と思いつつも、とりあえず復習で全部解けるようにしておくみたいな。全部解ける状態にはしたけど、これを解く必要があるかって言われたら、本番はないよね、ぐらいに。
北田:なるほどね。要するに、解く前からこれは別に変な問題だからやらなくていいじゃん!っていう勝手な線引きをしてしまうのは良くないと。
佐久間:変な問題だけど、やるだけやっておく、みたいな。
粕川:非常にいいお話ですね。ありがとうございます。
何か行動しておくこと
佐久間:多分、高2までのときに高3マインドで受験勉強することってなかなか難しいと思うんですよ。だから、とりあえず何かやっておくみたいな。
北田:何か?
佐久間:目標がない状態でも、とりあえず何かしらやっておけば、もっとガッて伸びたはずじゃないですか。
僕は、春の段階で英語の基礎知識を入れることから始まったので、実際にまともな演習ができたのは夏以降だと思うんですけど、その分を高2である程度できていたら、さらに縮まったわけだから。
北田:確かにそれを高2でやれたら話は早いね。
佐久間:そのために、大学ではとりあえず何かやっておく。経営学部に入ったんですけど、それもしかりで、経営学部らしいことは右も左もわからないけど、とりあえず何か行動しておく。
北田:なるほどね。それは、大学受験での経験のいい活かし方というかね。そのときの反省を今ちゃんと活かしていることが素晴らしいよね。
佐久間:今後、大学2~3年になってやりたい目標が出たときに、地盤を固めておいた方が動きやすいので。
この受験に点数を付けるとしたら?
佐久間:ええ、何点かな。受験についてですよね?
北田:結果も過程も含めた全体、この経験に点数をつけるとみたいな話で。
佐久間:80点とかですかね。第一志望に受かったので満足はしています。
北田:前回インタビューした原田君と佐久間君だけに共通していたのが、「やり切りました」って真っ正面から言ったことです。それがすごい良かったなっていう。でも思ったより自己評価は低いね。
佐久間:高2の時点でもっとやっておきたかったのもあったし、あとは私立も全部合格したわけじゃないので。でも第一志望に受かったことを考えると80点かな。
受験生へのアドバイス
佐久間:国公立こそ道筋を立てないと何もできなくなるよ、っていうのはそうだと思います。私立の対策ももちろん大事ですけど、共テは科目数が多い分、ちゃんと道筋を立てないと本当にこんがらがって意味わからなくなるので。この時期にどういう状態になりたいから、こういうことをして……みたいな。
北田:「このテキストをやります」っていう子は多いけど、佐久間君は「やった結果、こういう状態になっていることが目標」っていう語り方をしてたから、それがすごく印象的だった。
佐久間:極論、「6月にこの状態になりたい。だから、このテキストを1冊やります。」って言ってても、半分でその状態になれたら、別にそのテキストを最後までやらなくていいかな?みたいな感じでした。
逆もしかりで、1冊で理想の状態になっているはずが、ちょっとなってないからもっとやらないとまずいとか。全体を合わせてみたら、ちょうど良かった。
北田:なるほどね。賢い。一般的には、逆のパターンが多いと思うんだよね。その状態になることじゃなくて、やることの方を優先しちゃう。だから、多分そこが目線の違いだろうね。
佐久間:あと、ネットとかでは「こうしなきゃダメだ」みたいなのがよくありますけど、ちゃんと頭を使って考えたら必ずしもそうなわけではないよね、みたいな。
あれは一般向けな話で、個人にパーソナライズされたものではないから。一つ情報として持った上で、どうするかを自分で決めた方がいいと思います。
全部信じるな、見るなとかいう話じゃなくて、見た上で「ちょっとこれは違うな」とか、「これは使おうかな」みたいに考えるのがいいかなって。
北田:やっぱりこうなっていたいっていう理想の姿というか、そこを頂点にして今を決めることができる人だよね。すごいと思うわ。じゃあ、高3になって「ここが目標・第一志望」ってちゃんと決められたのってなんで?
佐久間:高3になって、夏までは英語にとにかく危機感を覚えていたので、英語だけやっておこうっていうのがあって。夏に初めて大学に行ったときに、ここしかない!ってなって、そこからパッと火がつきました。
北田:それはなんでだったの?
佐久間:キャンパスが良かったのかな。いいな、ここだなってなって。
北田:やっぱり実際に足を運ぶと、行きたいかどうかはっきりするケースは多い。それがあったから、ちゃんとできたんだろうね。
合格おめでとうございます!




