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SNSが「なんとなく疲れる」理由とは?
― 集中できないときに試したい、今日からできる対処法 ―
はじめまして。カウンセラーの犬童です。
突然ですが、みなさんは日頃SNSをどれくらい使っていますか?
私が大学生だったころ、ちょうどスマートフォンが普及し始め、LINE・Twitter(現X)・Facebookなどが一気に広まりました。
昔の同級生とつながれたり、知らない人と趣味で交流できたり、とても便利で世界が一気に広がったように感じたものです。
便利になったのに、なぜか疲れる。
SNSによって「つながりやすくなった」一方で、
- すぐ返信しないといけない気がする
- 他の人の楽しそうな投稿が気になってしまう
- 少し動画を見るつもりが、30分、1時間と過ぎてしまう
こういった経験はありませんか?
「そんなの見なければいい」と言われても、
それができないから困っているんですよね。
これは、大人もまったく同じです。
実は、誰もがSNSとの付き合い方に悩んでいます。
SNSが疲れの原因になる“本質”
ブルーライトなどの説はありますが、私が特に大きいと感じている理由は、
「自分をコントロールしている感覚」を奪われてしまうから。
- 連絡が来たら返さなきゃいけない
- 気づけば動画を見続けてしまっている
- 勉強時間が削られる
- 寝るのが遅くなる
こうして、
自分がSNSを使っているのではなく、SNSに“使われている”状態
になってしまいがちです。
ですが、本来、
自分の行動を決められるのは自分だけ。
この感覚を取り戻すだけで、心の疲れはぐっと軽くなります。
今日からできる!「コントロール感」を取り戻す2ステップ
スマホには便利な機能がたくさんあります。
今回はその中から、誰でもできる簡単な方法をご紹介します。
① SNSを見る時間にアラームをセットする
例:いつも夕方にSNSを開いてしまう → その時間に「10分だけ見る」と決めてアラームを設定。
② アラームが鳴ったら、SNS以外の小さな行動を1つ行う
- 家の周りを少し歩く
- ストレッチをする
- 問題を1問だけ解く
ポイントは 「5分以内に終わること」 にすること。
簡単にできるからこそ続けられます。
慣れてきたら、5分→10分→15分と少しずつ延ばしてみましょう。
1日に何回か繰り返すと効果が出やすくなります。
「こんなことで変わるの?」と思うかもしれません
ですが、人の変化はいつも 小さな積み重ねから 始まります。
周りが気づかなくても、あなたの中では確実に変化が起きています。
そして、アラームが鳴って、
ほんの少しでも別の行動ができたなら——
「私、できたじゃん。」
と、自分を褒めてあげてください。
もちろん、大人のみなさんも同じです。
自分を認めることは、
自分をコントロールする力を大きく育ててくれます。
最後に
SNSは悪いものではありません。
ただ、上手に付き合わないと、気づかないうちに疲れが溜まってしまいます。
自分の行動を自分で選んでいる感覚——。
それを少しずつ取り戻していくことで、
勉強も生活も、今よりずっと楽に進められるようになります。
「自分をコントロールできるのは自分だけ」。
この感覚を大切に、無理なく続けてみてくださいね。
【執筆者】犬童

究進塾のカウンセラー兼講師(看護学)
困ったときに話してみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
色々なことに挑戦したりするのが好きなので、ゲームから登山まで多趣味です。



