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模擬試験を避けていませんか? 合格への最短ルートは“現実チェック”から

模擬試験を受けるべきか? 迷うまでもありません。答えは―「ぜひ受けてください!」

大手予備校もカリキュラムに模擬試験を組み込み、「合格に必須」と位置付けています。とはいえ、結果が怖くて避けたくなる気持ちもわかります。

しかし模試は、言うなれば合格への“健康診断”。現実を知り、軌道修正するために欠かせないチェックポイントなのです。

時間管理の診断

「解き終わらなかった」「焦って見直しできなかった」―これは時間管理ができていないサインです。全問解き切れずに合格した人は見たことがありません。

体重管理が健康維持に必須なように、時間管理は合格に必須。模試は自分の時間配分を検証する絶好の機会です。

勉強バランスの診断

「行政法はできたけど民法はボロボロ」「会社法は全部3にした」―これは勉強の偏りが原因です。

バランスの悪い食生活が健康を崩すように、偏った学習は合格を遠ざけます。配点を意識し、科目全体をまんべんなく学びましょう。

記憶と継続の診断

「見たことある論点なのに忘れた」「あんなにやったのに…」―これは復習不足や計画の甘さの現れです。

模試をきっかけに、メイン科目と並行して他科目の復習も回すなど、計画的な学習を習慣化しましょう。

勉強法そのものの診断

「難問は解けるのに基本問題を落とす」―これは勉強法の誤りを示唆しています。

法律系国家試験の鉄則は「他の受験生と差をつけられないこと」。模試の結果を直視し、学習法をアップデートしましょう。

まとめ:模試は“現実チェック”。痛みの先に合格がある

模擬試験は、弱点や学習のクセをあぶり出す現実チェックです。痛みを感じることもありますが、ここで修正できる人が本番で勝ちます

迷う暇があったら、いま模試を予約しましょう。健康診断を受けるように、合格のための模試は必須です。

模試の活用ポイント(チェックリスト)
  • 制限時間内に全設問を一度は触る(捨て問の見極め含む)
  • 復習は24時間以内に要点整理(できた問題も必ず確認)
  • 偏りを可視化:科目別・設問形式別で正答率を記録
  • 次回までの修正計画(時間配分・復習範囲・演習量)を具体化

【執筆者】

Y(イニシャル表記)
究進塾の行政書士コースの担当講師。
国立大学大学院修士課程修了。
行政書士事務所を運営しながら、大手予備校で法律系国家試験の講師を20年間
担当してきました。法律について大学院で研究もしてきました。
「暗記より理解」が講師としての信条で、条文の理解のためならば、千年以上前
のローマの話もします。「法律の理解に資する方法を探す」ことを趣味としていて、
さまざまな文献に目を通します。蔵書は数百冊におよびます。


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