インタビュー
INTERVIEW
石様合格インタビュー1
お名前
石(セキ)様
出身
中国江蘇省蘇州市
合格した大学院
東京大学大学院 新領域創成科学研究科
出身大学
東京理科大学 理学部第一部 応用化学科
受験した年度
2024年度入試
インタビューQ&A
並木:本日は、当塾で大学院入試対策を受講されて、見事、東京大学の大学院に合格された石様にお越しいただきました。本日はありがとうございます。合格おめでとうございます。
石:ありがとうございます。
来日と最初の受験
並木:まず、来日した時期は何年ぐらいですか。
石:2018年の10月ぐらいですね。
並木:日本留学生試験を受けて、東京理科大に合格されたということですが、最初に日本語学校に行ってたんでしょうか。
石:はい、そうです。
並木:何年ぐらい行っていましたか。
石:来日してから日本語学校に1年半ぐらい通っていて、その後、2020年の4月に東京理科大学に入学しました。
並木:そのときは、他に受けられた学校、合格された学校はあったんですか。
石:日本大学と法政大学も合格しました。
並木:その時は、だいぶ前の記憶だと思うんですけど、面接とかもあったんですか。
石:そうですね。各大学で面接と校内試験があります。
並木:そのときは、ご自身の中で満足のいく結果だったのか、それとも何かちょっと心残りはありましたか。
石:多少心残りがありました。残念ながら落ちてしまった大学もあったので。
並木:そうだったんですね。最終的に、東京理科大に進学されたんですね。
石:はい。
並木:ちなみにそのときの点数は覚えてないかもしれないですけど、全体で何%ぐらい取れたか記憶にありますか?
石:あまり残っていないです。一番印象に残っているのは、私は化学専攻なのでEJUの化学はほぼ満点を取りました。100点満点中、92点を取りました。
並木:すごいですね。
究進塾に来た理由
並木:東京理科大学では、化学専攻だったんですか?
石:はい。応用化学科です。
並木:大学院入試の専攻は?
石:複雑理工専攻です。私が人工知能に関する研究をしたいので、多分情報系だと思います。
並木:じゃあ、結構ガラッと変えた感じですか?
石:そうですね。
並木:そうすると、受験にはどんな科目が必要だったんですか。
石:数学はどちらの情報系の大学も、絶対必要だと思います。東京大学の情報理工学系と新領域の両方調べたんですが、情報科学系は情報専門の試験も設けられています。新領域の方は数学だけです。
並木:逆に言うと、化学は一切試験科目にない?
石:そうなんです。
並木:大学の専攻でやっていたのは化学だけど、大学院でやるのは主に数学と情報ということですよね。
石:はい。
並木:だから、そこに関して当塾で授業を受けていたんですね。
石:そうです。
並木:なるほど。ようやく繋がりました。
大学生活と専攻
並木:大学の話に戻りますが、大学では留学生はどのぐらいいたんですか。
石:うちの学科では、120人中4人しかいないです。
並木:そうすると、友達はどうでした?作れました?
石:私が大学に入った頃、ちょうどコロナが始まった頃で、あんまり対面での授業がなくてほぼオンラインでやっていました。だからキャンパスライフもちゃんと送っていなくて、友達も結構少ないという感じです。
並木:ほぼオンラインだと、やっぱりなかなか友達も作りにくいですか?
石:そうですね。みんなLINEでやり取りするだけで、一緒に出かける機会もあまりないです。
並木:それはちょっと寂しいですね。ちなみに、そのときはアルバイトとかはしていたんですか。
石:アルバイトは、塾の講師のアルバイトを試しました。けれど、学業が結構忙しかったので半年くらいで辞めました。
並木:そうすると基本的には「オンライン中心の大学の授業にひたすら出る」みたいな感じの生活が続いてたわけですか。
石:そうですね。
並木:オンラインじゃなくなっていって、実際にキャンパスに行くようになったのは何年生のときからですか。
石:3年生のときです。
並木:少しクラスメイトと話す機会が増えたとかはありました?
石:そういうわけではないです。大学1、2年生のときに、ほぼ全ての単位を取りましたので、残る単位は1つか2つくらいであんまり学校に通う日もなくて。あと、3年の頃はそろそろ大学院の準備が始まる頃なので、そのときからは大学院の入試を中心に据えていましたね。
並木:なるほど。その頃に大学院入試を考え出してたっていうのは結構早かったですね。
石:そうですね。
並木:応用化学科から専攻を変えたのは、何か理由やきっかけがあったんですか。
石:元々パソコンが好きで。あと大学でほぼオンラインで授業をやってたので、パソコンに触れる機会が結構多くて。そのときに「やはり世の中に情報、パソコンがこれからも必要となる」と思ったので、専門を変えて大学院で情報系の大学院に入りたいと思いました。
並木:そういうことでしたか。最初に究進塾に来たのは、4年生になってからでしたっけ?
石:そうです。
並木:3年生の間は、ご自身で情報収集したりとかしてたんですか。
石:はい。そのときはほぼ独学で、数学と情報の専門知識を自分で学んでいました。
並木:自分でネットとかで情報収集していってって感じですかね。
石:はい。
並木:すごいですね。市販教材を自分で買ったりしながら学んでいましたか?
石:そんな感じです。
究進塾でやっていたこと
並木:究進塾に来たのは4年生になってからで、久松先生の数学の授業を受けられていましたが、具体的にどういう感じで授業を受けていたんですか。
講師:久松真人 東京工業大学卒業。東京工業大学大学院数学研究科博士課程単位取得退学。数学に特化した講師です。大学受験はもちろん、大学授業補習、大学院入試のサポートにも熟練しています。また、大学の情報系科目のサポートも経験があります。穏やかな性格と柔らかい雰囲気、丁寧な指導、そして数学愛が溢れる講師です。 |
石:数学や情報の基礎知識は独学で学んでいましたが、やはり過去問を中心にやらないと大学院には入れないと思いました。でも、公式サイトに配布された過去問では解答がなかったのと、誰かに相談したりはしたかったのでこの塾に入りました。
並木:解いてきてわからない問題を解説してもらっていたんですか。
石:はい、そうです。
並木:じゃあ授業はすごくシンプルな形で。「ここわからないので教えてください」って言って、それを教えてもらうっていう。
石:はい。シンプルです。
並木:じゃあ、雑談したり他の子と話すっていう機会も、あんまりなかったですか?
石:そうですね。毎回の授業が2時間でしたが、それでも時間が結構足りなくて時間的に厳しかったのもあります。
並木:2時間でも解説しきれないぐらい、質問事項が多かったっていうことなんですね。
石:そうなんです。
<続きます>