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今日は「読書したいんだけど、買ってしまって満足してしまう」という方(主にビジネスパーソン?保護者?)に向けて、「図書館読書」という方法をおすすめしたいと思います。

何を隠そう、私自身、書店やAmazonで、「この本面白そう!」と思うと衝動的に買ってしまい、ちゃんと最後まで読み切っていない本が部屋で山積みになり、年末などに部屋を掃除するときに家族に言われて渋々ブックオフに持って行って売るという、とてももったいない、そして無駄の多い生活をしていました。

ですが、子供が生まれてから、絵本を借り始めたことをきっかけに図書館を利用するようになってから、図書館の活用の仕方を発見しました。

図書館の何がよいかというと、2週間(※私の住む豊島区では)で返却しなければならないんですね。明確なリミットがあるのです。私の後に予約が入っていなければさらに2週間の延長もできるのですが、予約が入っていると、2週間きっちりで返さなければなりません。特に人気の本だと数カ月間待ってようやく借りられる場合もあります。そうすると待ちわびていた分、借りられた時の嬉しさが格別です。そして、この貴重な2週間を逃すと、また数カ月借りられないと思うと、ハングリーに読もうとします。

また、2週間という期間で同時に読める本の数にも限界があるので、借り過ぎるということもなくなります。

今では、読みたい本を見つけたときは、まずは豊島区の図書館のシステムにログインして、在庫があるかどうか調べて、あったときは予約するのが毎日の楽しみになっています。

ちなみに、直近の2か月間で借りた本のリストは以下の通りでした(ジャンルも様々ですが、教育系が多いですね・・)。

・教養としての「中国史」の読み方(岡本隆司/著)
・10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方(木村泰子/著)
・子どもたちに民主主義を教えよう-対立から合意を導く力を育む-(苫野一徳・工藤勇一/著)
・社会を変える学校、学校を変える社会(工藤勇一/著 植松努/著)
・地頭力を鍛える-問題解決に活かす「フェルミ推定」-(細谷功/著)

「図書館読書」を知る前の私は、恥ずかしながら、本を買ったときがピークで、持っているだけで安心したり、少し読んで飽きたら、そのまま放置しておいて、また別の本に目移りするという習慣になっていました。

ですが、「図書館読書」を意識的にするようになってから、読書の密度、だけでなく、速度もだいぶ上がった気がします。

もっとも、「本当の読書ファンなら、本を買って作家を支えないと」という意見があるのも理解できます。

そこで、一度図書館で借りて読んでみて、「この本は繰り返し読みたい」と思った本は買うようにしています。

例えるならば、本当に食べたいものを食べるために、あえておやつを抜きにしてハングリーな状態を作るというのと近いですね。ここでも、ジョブスの有名なスピーチにある”Stay hungry!”が身に染みてる今日この頃です。

「本はよく買うんだけど、読まない本が溜まっていく・・・」という方は、ぜひ試してみてください。


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