究進塾

インタビュー

INTERVIEW

武井様 合格インタビュー3

授業について 英語(持田講師)

並木:英語の持田先生の授業はいかがでした?

武井 : 持田先生は文法に関してすごく細かかったので、自分は大雑把にやってたところを、そこを自分がダメだったところをどんどん補強していただいて…あとはそうですね、後半は英作文を結構細かくやっていただいたんですけど、ほんとに英作文すごいがっつりやってもらって良かったですね

並木:結構とれたましたか?英作文は

武井 : はい、とれたと思います

 

持田講師にインタビュー

持田 : 武井さんの場合、国立の二次試験が目標でしたから、とにかく読解、作文の二本立てができればいいんだな、ってことで、最終的に入試につながるようなところで基礎からやっていきました

並木:最初見たとき、どんな対策しようと考えましたか?

持田 : 一言でいうと文法が弱かったです。それで四択式の文法問題ばかりやっていっても結局、文法問題が解けるようになったとしても、やっぱり二次試験につながっていかない可能性が高かったので

並木:なるほど

持田 : そこで、夏まで間は文法構文ひとつひとつを固めていくってことをやってはいたんですけれども、基本的にはとにかく手で書いていく、センテンス全体を書き出す、書き起こす形の課題プリントを演習していく、という形にしました

並木:それは先生のオリジナルプリントですね

持田 : はい。国内の出版社では、特に大学受験用ではそういうエクササイズ、演習問題はなかなか無いので。海外の出版社からはそういうのが出ているんですけど、それを参考にしながら問題を作ってですね、それを解かせていましたね

並木:それでやっぱり先生から見ても、日を追うごとに成長して行きましたか?

持田 : もちろんグラフにしたら1次関数みたいにこうやって綺麗に直線ではないですよ。でも徐々に力をつけていったんです。で夏からどんどん英語を書くようなタスクを課していった。これはもちろん過去問のなかでまあ全国で色んな国公立大学や私大も含めて、まあ割と短い語数のものとかとっつきやすいトピックのものから始めて書かせるといったことをしていたんですけれども、最終的にはそういうことをして行くなかで文法知識とか語法の知識っていうのが少しずつ固まっていったかなと

並木:武井さんは率直に言って教えやすかったですか?

持田 : 週60分という時間の制約はありましたけれども、割としっかりと取り組んでくれている感じではありました

並木:宿題も結構キッチリやってくるという

持田 : そうですね。ただ逆にこっちが少し発展的な勉強を促していかないと,良く言うと基礎的なのかもしれないですけれども、こじんまりとした学習にとどまってしまいがちという点は危惧しました。例えば,問題集一冊与えると,おそらく問題集をずっと繰り返す,だけれどもそこから発展していかない。とにかく覚えることはできるんですよ,来週テストやるよって言うと覚えてくるんですけれども,そこから先に繋がっていかないかもしれないという恐れがありましたので,発展した学習を早い段階で仕掛けていきながら自分の弱点に気づかせて、そこから先の勉強をしていくということをフィードバックさせていくという意識づけしていくということはやりましたね。だから文法項目ごとにキチっとやっていく,それがだいたい7月,8月頭ぐらいまでやっていたのかな。そこから先は,英作文をテーマごとにかけていくのと,読解の短いパラグラフを提示して精読してもらう。短い文章の精読をして,日本語の記述で答えるような内容設問を課してきたとか,あるいは,全文訳をする,そういった形でまた身につけてきた文法知識が読解に役立てられているかどうか。7月、8月までやってきた文法知識を、片方は作文,表現で検証していく,もう片方では読解で確認していくという風なかたちで,さらに弱いところがあればもう一回文法項目ごとの学習にまた戻って復習する、という形でやっていきました。ですから,一般的な受験生がやりがちな、四択の文法問題集をたくさん繰り返すのとはかなり違ったアプローチだったかもしれません

並木:じゃあ四択の文法問題集は特に課してないですか?

持田 : いえ、夏までに1、2回はやってます。復習のために。それから直前のセンター対策ということで数回やってます。ですからそれだけです

並木:具体的なその問題集は何が指示しましたか?

持田 : 文法の問題集は指示をしていません。それはあくまでも私のプリントの中で解いてもらうことはしてましたね

並木:じゃあ特にいわゆるネクステとか1100みたいなものは課してないですか?

持田 : してません。センター試験の問題形式ごとの問題集ありますよね。ああいったものの第二問対策の問題集は解いてもらいました。あとは例文集をやってもらってました。英語構文300選と英作文300選

並木:それは毎週宿題で?

持田 : はい。それは4月から8月の半ばくらいまでかけて。10週ちょっとくらいかな?やっていきました。そのあとは、ただ毎回全部の文をチェックするわけでは無いので、その後はちょっと復習的に、もう1回過去の範囲の中からランダムにやっていくと。ランダムといっても実際はそのときの和文英作文のタスクで使いそうなパターンみたいなものを見繕っていたんですけれども、そういった形で3周くらい流しましたかね

並木:なるほど。それじゃあ単語は先生のほうから課したりはしなかったんですか?

持田 : そうですね。してないですね

並木:あ、そうですか?

持田 : 単語に関しては勿論早い段階で仕掛けていかなければならないタイプの生徒さんもいるのかもしれないですけれど、武井さんの場合はそういったことは無かったです。

並木:たしかに。じゃあ主に宿題は?

持田 : そうですね、だから300選を覚えてもらうっていう作業と、それから、プリント文法問題、読解問題を解いてきてもらう、と

並木:じゃあ割と分量としては少なめだったんですね

持田 : そうですね、こちらのフィードバックが翌週60分ですから、そこでフィードバックが漏れてしまうと積み残しになってしまって上手くいかないので、こちらの解説できる分量、答え合わせできる分量ということで結果的に少な目になったかと思います。それでそのあとは授業外でやってもらうような問題集とかの提案はしていましたけれども

並木:授業時間にしっかりカバーできる分だけを宿題に出して、やっていったっていう…

持田 : はい。ただこれは、一般化は難しいと思います。1週間60分で成果を上げるっていうのは。それは、もう少し基礎からやりたいっていう生徒さんもいるでしょうし、いやもう少し色々見て下さいよっていう生徒さんもいると思いますので、一概には言えないと思いますけれども、ただひとつのパターンとしては成功したかな、ということではあると思います

並木:なるほど・・・ちなみに300選は大体週何ページくらい宿題を出してらっしゃったんですか?

持田 : 大体50のセンテンスを範囲にして、宿題としてそれを覚えてきてもらう。そして 1ページから1個ピックアップしていきますので、大体全部で10題、和文訳、英文訳という形でテストする

並木:あっなるほど

持田 : ただ、段々やっていくうちに、武井さんが慣れてきたということもあったので、途中からは過去の範囲から出したりもしました。抜き打ち的に

並木:そこをちゃんと覚えてるかどうかっていうのをテストするわけですね。それはいい方法ですね

持田 : だから基本的には、量を均一にする代わりに、決まった範囲と抜き打ちとのバランスが結果的に出来たということですよね

並木:なるほど

持田 : はい。私の方は何を出したか把握するためにエクセル表の中で色を塗りつぶしながら、出した文をチェックしてるんですけど、それは基本的には何を出すか武井さんには一切お伝えしてないです。

並木:なるほど、それは合理的な方法ですね

持田 : うん、だから、管理した下で勉強したときっていうのは、ここは時制だよここは仮定法だよっていうように範囲が決まっているわけですけれども、問題集を繰り返すときの問題点と同じなんですけど、実際の入試ってそういう範囲はないわけですよ

並木:はい

持田 : だから最終的に、文法項目の確認とか、語句の別関係なくとりあえず出たものが読めて、ある出たタスクにしたがって英語が書けるっていうところに持って行かないといけない。単純に言えば、読み書きできれば解法なんてないよという世界ですから、そこに持って行ったっていうのがあります。で、幸か不幸か今年度は前年度とまったく質の違う問題が金沢大学で出ましたので、結果的にそれがよかったのかなと思います

並木:なるほど。ありがとうございました