究進塾

インタビュー

INTERVIEW

【情報学・図書館情報学】筑波大学情報学群知識情報・図書館情報学類

お名前(イニシャル表記)

 S様

合格した大学・専攻

筑波大学 情報学群 知識情報・図書館情報学類

受験した年度

2024年度入試

専門分野

情報学・図書館情報学

インタビュー内容

A講師:筑波大学への編入学おめでとうございます!受かった時の心境は?

S様:「おお~!受かってる!」という気持ちでした。本当に自分の番号なのか、家族に確認してもらいました。面接のとき、落ち着いて、上手くいった感触はありましたが、まさか合格しているとは思っていませんでした。嬉しいのですが、私は社会人ですので、4月から「仕事をどうしようかな」と考えてしまいました。

A講師:筑波大学には、朝永振一郎、江崎玲於奈、白川英樹といったノーベル賞を受賞した教授もいましたし、元NHKの武田真一アナウンサー、『ベルサイユのばら』の池田理代子(東京教育大学時代)、日本のタリーズコーヒー創業者で元参議院議員の松田氏、マスメディアでおなじみの落合陽一先生など多様な人材が輩出されている名門ですね! 2023年4月には、エド・はるみさんが、筑波大学大学院の博士課程に進学したこともニュースになっていました。

S様:そうですね。筑波大学は歴史もありますし、キャンパスも広くてきれいです。そしてなによりレベルの高い難関大学です。そんな素晴らしい大学に合格できて本当にうれしいです。

A講師:筑波大学附属高校には、秋篠宮家の悠仁さまが今通っていますし、筑波ってすごい学校ですよね!サッカーワールドカップの時に頭いいと知れ渡った日向坂46の影山優佳さんは筑波大附属高校です。ほんとうにおめでとうございます。特に、茨城県民でいらっしゃるので、喜びもひとしおでしょうね?

S様:もちろん嬉しいですが、レベルの高い大学なので、果たして勉強についていけるかどうか不安でいっぱいです。大学院のときはレポートでしたが、大学はテストもありますし、卒業のため取得する単位数も多いので、猛勉強する覚悟でがんばります。

A講師:「クリスマスケーキ」とかつては言われていました。今からすると、すごいジェンダーバイアスですが。女は短大を出て2,3年働いて、花嫁修業をして24歳ぐらいで結婚するのが幸せという社会意識がありました。クリスマスケーキは12月24日が一番売れて、25日、26日、、、、大晦日、お正月になると、売れ残りになって値引きされてバーゲンセールになってしまうので、女は24歳ぐらいで若さを武器に結婚すればいいんだ!という昭和の価値観がありました。

S様:本当に、その通りです。「早くお嫁に行かないと、もらってくれる人が居なくなる」とか「女は短大でいい、4年制大学になんか行ったら結婚が遅くなる。」と普通に言われていました。その時代の女性たちは、それが当たり前だと思っていました。実際、短大に進学した女性は多いです。

A講師:そのころ高校を卒業なさったので、短大に進学なさったんですよね。そして、経歴が独特で、受験資格審査を受けて、短大から明治大学大学院の専門職大学院のガバナンス研究科(公共政策大学院)で先に学んで修了してから、今後は学部に編入してしっかり学ぼうということでしたよね?おめでとうございます。まず、受験資格審査を受けて大学院に進学したことについて受験方法や進学後の様子を教えてください。

S様:何しろ「受験勉強」というものからずいぶん遠のいていましたので、苦労しました。受験方法ですが、「志望の動機」「研究計画書」は、しっかりと書いて、担当講師に見て頂いていました。私の場合、小論文も受験しなければならなかったので、社会学の勉強もしました。そして公共政策大学院で出題されそうな公共政策に関する小論文についても勉強しました。
また、面接の練習については、もし緊張しても、口が勝手にしゃべれるくらい何度も練習していました。大学院の生活についてですが、先生方が優しくてフレンドリーなのは意外でした。本当に良い先生たちでした。現在も先生方と交流があります。さらに大学院のイベントの実行委員も引き受け、修了祝賀会や履修相談会なども開催しました。同期や、先輩・後輩にも恵まれ、充実した楽しい大学院生活を送ることができました。

A講師:なるほど。そして、大学院での学びも充実していたものの、学部でしっかり学んで学士号も取得しようということですね?

S様:そうですね。待ち望んでいた大学院卒業でしたが、卒業してしまったら、仕事と家事だけの生活を送るだけでは、なんだか物足りなくなってしまいました。勉強と仕事の両立は大変ですが、また 勉強や研究がしたいと思ったからです。

A講師:筑波の図書館情報学は、志望理由、学習計画の書類づくりがポイントで、あとは面接という入試でした。今までの歩みを活かした内容の書類を作って、面接対策をしましたよね?編入の志望理由書などの書類作成のポイントを教えてください。究進塾では、担当講師と今までの人生をうかがって、話しあって、筑波に合った内容の書類を仕上げて行きましたよね?志望理由書、学習計画書の作成のコツは何でしたか?

S様:編入学といえば20歳前後の若者たちばかりです。その若者たちと戦えるように、勉強の知識ばかりでなく、雑学の知識も豊富な担当講師が、色々な角度からアドバイスをくださいました。例えば、当然ですが、受験までに読んでおくと良い本のこと。あるいは、筑波大学関係の場所巡りのアドバイスもいただきましたので、聖地巡礼という気持ちで場所巡りをしました。また、筑波大学を卒業した有名人や芸能人、そしてノーベル賞受賞者のことも教えて下さいましたので、勉強以外の雑学も知識として取り入れることができました。ですので、学習計画書には、地元出身の芸能人のことも盛り込みました。(笑)さらに、私の年齢に見合うような、今までの人生の歩みのことや、大学院で学んだ専門用語も取り入れたおかげで、大学院卒業という気迫と教養も取り入れることができました。そして担当講師が何度も見て下さり、簡潔かつ充実したものを書き上げることができました。また、面接の練習では、たくさんの質問に対する応え方を習得できました。実際、本番の面接では、練習のときの質問とほぼ同じ内容の質問ばかりでした。裏話ですが、真面目な応答の仕方だけでなく、場が和むような応え方までご指導してくださったおかげで、緊張せずに応えることができました。

A講師:各自の人生の歩みに合ったストーリーを考えて、学問の理論をところどころ盛り込んで、もっともらしい志望理由、学習計画をまとめると合格を引き寄せやすいですね!

S様:分量が多ければよいというものではないと思います。簡潔に、読みやすくまとめた内容も良かったと思います。なにしろ、私は他の編入学生に比べて人生経験は倍以上ありますので、今までの人生経験のこと、社会での活躍、大学院での活動、または成績等なども盛り込んで書いたものなので、大変よくできていると実感しております。(笑)

A講師:究進塾では、池袋の教室での個別指導、ZOOMでのオンラインの個別指導を組み合わせてできますので、お仕事や用事があっても学びやすかったと思ってくださっているとうれしいですが、いかがでしたかね?

S様:私は地方に住んでおり、また、社会人なので、なかなか教室に出向く時間がありません。
そこでzoomでの対応もしてくださり、大変助かりました。こちらの都合や時間を考慮してくださり、受験勉強の時間が足りない中、配慮してくださいました。

A講師:図書館情報学ってどんな学問で、何が魅力でしょうかね?理系の人も、文系の人も、文理融合の人も学べる学問ですよね?

S様:現代は情報化社会の中で生きています。その情報を専門的に学び、ブログラミングや、数学、また、図書館のことも学び、図書館司書の資格も取得できます。文字通り、文理融合の学類ですね。ただ、私は情報の勉強は全くしていないので、入学までの半年間は、放送大学で情報の基礎や数学、または第2外国語などの単位取得もしておこうと思っています。また、プログラミング教室にも通い、TOEICの点数が少しでも伸びるよう、英語も勉強しておくつもりです。少しでも多く、単位認定を受けたいので、がんばります。

A講師:世の中では、「こりん星人」だった小倉優子さんが白百合女子大学の児童文化学科進学したり、「夢見る少女じゃいられない」などのロックシンガーの相川七瀬さんが國學院大學神道文化学部で学んでいたり、『旅サラダ』の司会だった向井亜紀さん(埼玉県立浦和第一女子高校出身)が若い時に中退した日本女子大学の通信教育部に入り直したり、と生涯学習、リスキリングがブームになっています。

S様:そうですね。特に女性はどうしても子育てに追われ、自分のことは後回しになってしまいがちです。ですので、子育てが落ち着いたら、今度は自分の人生を楽しむべき機会だと思います。人生は長いです。いくつになっても、学ぶこと、勉強は大切だと思います。

A講師:生涯学習、リスキリングで学校に行こうかどうか迷っている人たちに、何かアドバイスをお願いします!

S様:自分が「こうしたい!これをやりたい!」と思ったその瞬間こそ、その道に向かって切り拓かれているのだと思います。「歳だから」「時間がない」「お金がない・・」などは、やりたくないための言い訳です。本当にやりたいなら、ただただ突き進んでいけばよいと思います。努力すれば実りますし、充実した人生が送れます。新しい道を進んでいくことは、不安もありますが、楽しいことです。やってみて、もし大変なら少し立ち止まれば良いですし、どうしてもダメならば方向を変えればよいと思います。迷っていないで、ぜひ前に向かって、チャレンジしてください。