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究進塾スタッフのKです。
私自身の子育ての中で、学力向上に役立ったかもしれないと思うエピソードを少しご紹介させて頂きます。
幼児教育はまず国語が大切だと考え、子供にはきれいな日本語を聞かせて育てたいと思っていました。私は地方局でアナウンサーをしていた為、日常生活に音読がありました。まず初めに良書を調べ100冊ほど購入しました。最初に読んだ本は松谷みよ子の赤ちゃん本シリーズ。優しい言葉を発することは私にとってリラクゼーションになっていたようです。初めは何も反応しなかった子供が、成長と共に面白い言葉の繰り返しや音によく笑うようになりました。話の内容を理解し、喜怒哀楽も感じられるようになると、新たな本を欲しがるようになってきました。そこで図書館に連れて行くと、まるでおもちゃ売り場にでも来たかのように喜びました。1人8冊2週間借りられるというシステムでしたので家族分の貸し出しカードを作り、目一杯借りて帰りました。「自分で読みたい!」と言い、早くから文字を覚えたがりました。好みの本に偏りがちな時は、子供が選びそうにない本も混ぜて借りました。徐々に親の音読は減っていき、子供の音読を聞くようになってきました。気が付くと小学校入学までに読んだ本は2000冊を越えていました。小学生になってからは学校の図書館に読みたい本がないと、大きな図書館に子供1人でも出かけるようになりました。ハリーポッターにはまり、全巻何度も何度も読み返していました。読みたい本は自分で借りて、手元に置きたいと思う本は購入しました。
本を求める姿勢は自然に身に付いていたように思います。小学生になってからいきなり「本を読みなさい」と言うのではなく家の中に普通に本があり、親が一緒に本と関わったことが、子供を本好きにしたのではないかと思います。また、子供の側で親が読書する姿を見せるのもお勧めです。
<この記事に登場する書籍>
松谷みよ子『あかちゃんの本』
Kさん |
究進塾受付スタッフ。娘を国立小学校から現役東大に合格させた経験を持ち、自身も幼児教育にも関わってきた経験から、子育てへのヒントを少しずつご紹介できればと思います。 |