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こんにちは。究進塾 編集部です。
今回は、「慶應大学医学部 英語入試問題」の解説です。
「私立最難関」と言われる慶應医学部の英語は、出題形式や分量、記述の多さなど、どれを取ってもハイレベル。しかし、正しい対策さえできれば、「英語が苦手…」と思っている人でも、合格ラインに十分届く力をつけることができます。
この記事では、出題傾向・対策方法・おすすめの教材まで、丁寧にわかりやすく解説します。
📝この記事のポイント
- 出題の傾向と特徴
- おすすめの参考書
- 効果的な練習方法
はじめに
こちらの記事は、究進塾の講師・細田朗先生の解説動画をもとに構成しています。お時間のある方は、以下の動画もぜひご覧ください。講義の雰囲気を感じながら、理解を深めることができます。
🎥【2022年版】慶應大学医学部-英語の傾向と対策(約28分)
講師:細田朗(早稲田大学教育学部卒/TOEIC 945点/英検1級)
慶應医学部 英語入試の特徴と出題傾向
試験時間と問題形式
- 試験時間:90分
- 記述式中心(和訳・英訳・自由英作文・内容説明など)
私立大学とは思えないほどの「記述の多さ」と「分量」が特徴で、スピードと正確性の両方が求められます。
大問の構成(2022年度を参考)
- 長文読解(空欄補充・和訳・英訳・語順整序 など)
- 長文読解(日本語説明・内容一致 など)
- 長文読解(設問はすべて英語)
- 自由英作文(100語程度)
設問形式が非常に多様で、英語のあらゆるスキルを試されます。
各大問のポイント
🔹大問1:多様な出題で「作文力」も試される
- 空欄補充・語句整序・和訳・説明問題など
- 「読んで書く力」が問われる
📌過去問例:「A〜Eに入る適切な動詞を選び、文法的に正しい形で記入しなさい」 → 単なる穴埋めではなく、文脈理解+文法知識+表現力が求められます。
🔹大問2:内容理解と日本語での要約力
- 読解と論理的要約力の両方が必要
- 「一致・不一致・判断不能」を見極める問題も出題
📌過去問例:「本文の内容と一致するものにはA、一致しないものにはB、判断できないものにはCを記入せよ」
🔹大問3:設問は英語、読解力と語彙力の勝負
- 類義語・対義語・文脈語句の理解
- 要点把握や要約の力も必要
📌過去問例:「この文章に最もふさわしいタイトルを選べ」 → 全体構造をとらえる力が求められます。
🔹大問4:自由英作文(100語程度)
- テーマは医療・科学・テクノロジーが中心
- 難易度は標準的、書きやすいテーマが多い
📌過去問例:「AIが医者に代わることはあるか。医療における将来のテクノロジーについて、100語程度で述べよ」
難易度のポイント
- 読解のレベル:英検準1級程度(ただし速読力が重要)
- 記述の量と形式に慣れることがカギ
- スピードと処理能力が合否を左右します
✴️時間に余裕がない試験なので、「量をこなす訓練」は必須です。
対策におすすめの教材
長文読解対策
- 『英検文で覚える単熟語(準1級)』:語彙を文脈で覚える練習に最適
- 『パラグラフリーディングのストラテジー』:論理展開をつかむ読解力が身につく
- 『国公立大医学部の英語』:記述対策に強い
- 『慶應の英語』:出題傾向の研究用におすすめ
単語・文法・作文対策
- 『英検でる順パス単(準1級)』:語彙力アップ
- 『VINTAGE』:文法の基礎を固める1冊
- 『英作文のトレーニング(Z会)』:段階的にレベルアップ可能
学習のポイント
✅1. 学習の多様化
和訳・英訳・内容要約・音読・リスニング… 1つの素材を使って多角的に学ぶことで、「慶應型英語力」が育ちます。
💡リスニング力を鍛えると、読解スピードも上がります!
✅2. 国語力の強化
実は、英語力だけでは足りません。 「文章構造を読み解く力(現代文的読解力)」が合否を分けます。
📖おすすめ練習:
- 因果関係・対比構造を意識した現代文の参考書を活用
- 『パラグラフリーディングのストラテジー』で英語でも「論理の流れ」を掴む
✅3. 読解量を圧倒的に増やす
文章をスラスラ読むためには、読む量そのものが圧倒的に大切です。
⚠️読解練習は、「質」も大事ですが、「量」がものを言います。
🎯まとめ:慶應医学部英語の突破ポイント
- 記述量が多く、処理速度が合否を分ける
- 単語・文法だけでなく、「読解力・国語力・作文力」まで必要
- 多様な学習を通して、本質的な英語力を鍛える
📣受験生のみなさんへ
「私には無理かも」と思っている人も、正しい手順で、丁寧に対策をすれば、着実に合格ラインに届く力はついていきます。
焦らず、一歩ずつ。「読める」「書ける」「伝わる」英語力を、一緒に育てていきましょう!
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