ブログ
BLOG
【高校3年-9月】基礎学力到達度テスト 文系数学の傾向と対策
こんにちは。究進塾 編集部です。
今回は、高校3年生が9月に受ける「基礎学力到達度テスト(文系数学)」について、概要や傾向、対策方法を解説します。このテストは日大付属高校の内部進学に必要な試験で、受験する全員が対象です。出題傾向や難易度、勉強方法まで、詳しく紹介していきます。
📝 この記事のポイント
- 出題内容と難易度の傾向
- おすすめの問題集と効果的な勉強法
- 必要な勉強期間と1日の勉強時間の目安
- 各大問の出題内容と頻出単元
はじめに
この記事は、究進塾の数学講師・久松真人先生による解説動画をもとに作成しました。視聴可能な方は、ぜひ動画もご覧いただき、講義の雰囲気や具体的な解説を掴んでください。
文系数学の難易度
文系数学は、定期テストよりもやや易しい程度です。教科書の章末問題レベルで、難解な応用問題はほとんど出ません。基礎をしっかり理解していれば、高得点も狙えます。
出題範囲と特徴
- 出題範囲:数ⅠA・数ⅡBの全範囲から満遍なく出題
- 出題されにくい内容:等式・不等式の証明などは少なめ
- 対策ポイント:すべての範囲が対象のため、早めの準備が重要
おすすめ問題集と勉強法
■使うべき問題集
- 過去問題集(形式が毎年似ているため)
- 教科書の練習問題・章末問題
- 教科書準拠問題集の基本問題
※ 教科書で理解が難しい場合は『これでわかる数学ⅠA/ⅡB(シグマベスト)』など、解説のやさしい参考書もおすすめです。
■勉強の進め方
- 教科書を読んで基本的な解法を理解する
- 例題をなぞりながら手を動かして覚える
- 練習問題や章末問題を繰り返し解く
- 過去問に挑戦して出題形式に慣れる
※ 解法の丸暗記ではなく、「なぜそうするのか」を意識することが大切です。
学習時間と計画の目安
■8割得点を目指す場合
・平均点レベルからのスタートで約3ヶ月
・数学が苦手な場合は6ヶ月を目安に
■1日の勉強時間
・最低1~2時間程度を継続
・無理のないペースでも、毎日コツコツが大切
出題傾向と頻出分野
過去5年の出題傾向から、以下のような特徴が見られます:
- 大問は8問構成(例年固定)
- 大問1:小問集合(平方根、箱ひげ図、整式、正弦定理、数列など)
- 大問2:放物線(二次関数の頂点、最大・最小、平行移動)
- 大問3:確率(1年生内容、簡単め。すべて書き出せば解ける)
- 大問4:円(中心・半径の計算)
- 大問5:三角関数(合成、加法定理、不等式)
- 大問6:指数・対数(計算、不等式)
- 大問7:微積(接線、極大、面積)
- 大問8:ベクトル or 数列(1年おき交互に出題)
頻出&要注意単元
毎年必ず出る単元(頻出)
- 平方根の計算
- 対称式
- 放物線(頂点・平行移動)
- 極値と面積
- 箱ひげ図
高頻度(5年中4回)
- 整式の計算
- 数列(等差の一般項など)
- 円(中心・接線)
- 三角関数(方程式・不等式)
- 対数の計算
- ベクトルの内積・長さ・和
要注意単元(出題の可能性あり)
- 最大公約数・互除法
- 群数列・漸化式
- 三角関数の合成(出題されない年もあるが頻出)
まとめ
- 難易度はそれほど高くなく、基礎を押さえることが最優先
- 出題傾向は毎年ほぼ一定。過去問を活用しよう
- 計画的に対策すれば、8割以上の得点も狙える
- 数学が苦手な人ほど早めの準備を
究進塾では、基礎学対策として過去問演習・予想問題・個別指導など、充実したサポートを行っています。興味のある方は、無料体験授業のお申し込みはこちらからどうぞ。
究進塾 編集部より 究進塾は、「学問の楽しさと結果を体験してもらい、人生を豊かにする」ことを理念に、日々の学習に役立つ情報を発信しています。大学受験、内部進学、大学院入試など、幅広く対応しています。