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【高校3年-9月】基礎学力到達度テスト 文系数学の傾向と対策

こんにちは。究進塾 編集部です。

今回は、高校3年生が9月に受ける「基礎学力到達度テスト(文系数学)」について、概要や傾向、対策方法を解説します。このテストは日大付属高校の内部進学に必要な試験で、受験する全員が対象です。出題傾向や難易度、勉強方法まで、詳しく紹介していきます。


📝 この記事のポイント

  • 出題内容と難易度の傾向
  • おすすめの問題集と効果的な勉強法
  • 必要な勉強期間と1日の勉強時間の目安
  • 各大問の出題内容と頻出単元

はじめに

この記事は、究進塾の数学講師・久松真人先生による解説動画をもとに作成しました。視聴可能な方は、ぜひ動画もご覧いただき、講義の雰囲気や具体的な解説を掴んでください。

▶️ 久松先生の動画はこちら(YouTube)


文系数学の難易度

文系数学は、定期テストよりもやや易しい程度です。教科書の章末問題レベルで、難解な応用問題はほとんど出ません。基礎をしっかり理解していれば、高得点も狙えます。

出題範囲と特徴

  • 出題範囲:数ⅠA・数ⅡBの全範囲から満遍なく出題
  • 出題されにくい内容:等式・不等式の証明などは少なめ
  • 対策ポイント:すべての範囲が対象のため、早めの準備が重要

おすすめ問題集と勉強法

■使うべき問題集

  • 過去問題集(形式が毎年似ているため)
  • 教科書の練習問題・章末問題
  • 教科書準拠問題集の基本問題

※ 教科書で理解が難しい場合は『これでわかる数学ⅠA/ⅡB(シグマベスト)』など、解説のやさしい参考書もおすすめです。

■勉強の進め方

  1. 教科書を読んで基本的な解法を理解する
  2. 例題をなぞりながら手を動かして覚える
  3. 練習問題や章末問題を繰り返し解く
  4. 過去問に挑戦して出題形式に慣れる

※ 解法の丸暗記ではなく、「なぜそうするのか」を意識することが大切です。

学習時間と計画の目安

■8割得点を目指す場合
・平均点レベルからのスタートで約3ヶ月
・数学が苦手な場合は6ヶ月を目安に

■1日の勉強時間
・最低1~2時間程度を継続
・無理のないペースでも、毎日コツコツが大切

出題傾向と頻出分野

過去5年の出題傾向から、以下のような特徴が見られます:

  • 大問は8問構成(例年固定)
  • 大問1:小問集合(平方根、箱ひげ図、整式、正弦定理、数列など)
  • 大問2:放物線(二次関数の頂点、最大・最小、平行移動)
  • 大問3:確率(1年生内容、簡単め。すべて書き出せば解ける)
  • 大問4:円(中心・半径の計算)
  • 大問5:三角関数(合成、加法定理、不等式)
  • 大問6:指数・対数(計算、不等式)
  • 大問7:微積(接線、極大、面積)
  • 大問8:ベクトル or 数列(1年おき交互に出題)

頻出&要注意単元

毎年必ず出る単元(頻出)

  • 平方根の計算
  • 対称式
  • 放物線(頂点・平行移動)
  • 極値と面積
  • 箱ひげ図

高頻度(5年中4回)

  • 整式の計算
  • 数列(等差の一般項など)
  • 円(中心・接線)
  • 三角関数(方程式・不等式)
  • 対数の計算
  • ベクトルの内積・長さ・和

要注意単元(出題の可能性あり)

  • 最大公約数・互除法
  • 群数列・漸化式
  • 三角関数の合成(出題されない年もあるが頻出)

まとめ

  • 難易度はそれほど高くなく、基礎を押さえることが最優先
  • 出題傾向は毎年ほぼ一定。過去問を活用しよう
  • 計画的に対策すれば、8割以上の得点も狙える
  • 数学が苦手な人ほど早めの準備を

究進塾では、基礎学対策として過去問演習・予想問題・個別指導など、充実したサポートを行っています。興味のある方は、無料体験授業のお申し込みはこちらからどうぞ。


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