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こんにちは。究進塾 編集部です。今回は、EJU対策の元受講生にインタビューし、留学生向けの授業について色々とお話を伺いました。

 

インタビューアー:並木先生。究進塾の代表。
インタビューイー:マックスさん。タイ出身の留学生。EJU試験に向けて受講されていました。

 

並木
こんにちは。究進塾の並木です。本日は、EJU対策で受講されていたマックスさんにお越しいただきました。マックスさん、出身国とお名前を教えてください。

マックス
マックスと申します。タイから来ました。

 

先生方の特徴

並木
各先生の授業の特徴や、気に入ってるところを教えてください。

マックス
まず久慈先生からです。

久慈 大介 講師

慶應義塾大学文学部史学科民族学考古学専攻卒業
慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻(民族学考古学)修士課程修了
中国社会科学院大学院博士課程修了(博士号取得)

中国考古学の研究者として大学で非常勤講師を勤めつつ、EJUコースでは総合科目・日本語を担当。
生徒のモチベーションを上げながら二人三脚で歩んでいくタイプの講師です。

マックス
久慈先生はいつもフレンドリーに話しかけてくれて、どんなことも相談できるので、授業も勉強しやすい環境になります。

並木
何でも相談できるんですか。

マックス
はい。さらに専門知識も高く、特に総合科目、様々な科目についても詳しく説明することができる先生なので、とても助かります。

並木
ありがとうございます。

 

マックス
次に、吉田先生です。

吉田 光佑 講師

千葉大学理学部数学・情報数理学科卒業
千葉大学大学院 理学研究科 数学・情報数理学コース 博士前期課程修了

EJUコースでは数学を担当。
生徒様に合わせて指導でき普段の学習についても的確に指導が可能です。
生徒様の特性を見たうえで上手にリードしコミュニケーションを取りながら授業を進めていくスタイルです。

並木
吉田先生は、数学を教わっていた先生ですね。

マックス
はい。吉田先生は、基礎知識から、専門的な部分までわかりやすく説明してくれるので、基礎がない学生でも勉強することができます。

並木
基本から教えてもらえたんですか。

マックス
そうです。

並木
ちなみに、吉田先生の授業は、どういう教材を使っていましたか。

マックス
生徒や進度によって、先生が決めていきます。

並木
マックスさんの授業では、吉田先生が決めた市販の教材を使っていたんですか。EJUの過去問とかですか?

マックス
最初は基礎からなんです。基礎を鍛えてから、過去問に入ります。

並木
教材は、EJUの教材でしたか?それとも、日本人向けの教材ですか?

マックス
最初は日本人向けです。

並木
教材のタイトルは覚えていますか?

マックス
えっと…。

並木
『カルキュール』とかでしょうか?計算問題がいっぱい入っている教材の。

マックス
それを使っていました。

マックス
その本は問題演習しかないので、説明や基礎の部分は、先生が自分で全部教えてくれて。

並木
そして、「ここからここまで解いてください」って宿題が出る、というスタイルですか?

マックス
そうです。この教材は、知識を読む箇所はないので。

並木
説明がなくて、問題ばっかりですよね。

マックス
そうです。だから、説明の方は先生が自分でしてくれました。

並木
じゃあ、マックスさんとしては、説明は先生の授業を聞いて、『カルキュール』に載っている類題をたくさん解く、っていう練習を積めてたんですね。

マックス
そうです。あと毎週、復習テストもありました。

並木
それもやってくれるんですね。それで結構、定着度の確認はできましたか?

マックス
できました。そのおかげで、ほとんどの式も定着させましたね。

並木
じゃあ、今は基本はだいぶできるようになりました?

マックス
はい。

並木
いい感じですね。吉田先生の授業に関して、他に何かありますか?

マックス
吉田先生は、数学での受講でしたが、経済の計算問題も時々解いていただいたので助かりました。

並木
経済のことを聞くこともあるんですか?

マックス
1回か2回、聞きました。

並木
経済は、総合科目の中の一分野、ということで教えてもらった感じですかね。

マックス
はい。他の先生は、他の科目が専門なので、数学は専門ではないから、彼に聞くしかない部分もありました。

並木
日本語の先生とか総合科目の先生は、数学が専門じゃないからってことですね。

マックス
はい。

 

並木
次に、宮本先生について教えてください。宮本先生には、日本語を中心に教わっていらっしゃいましたが、授業の特徴は、どうですか。

<宮本 匡 講師>

法政大学大学院政策創造研究科修士課程修了
420時間日本語講師養成講座終了

EJUコースでは日本語・総合科目を担当。
ベトナムの日本語教育機関やロシアの国立大学などで日本語検定対策やビジネスマナー等のキャリア形成のための実践講座を担当。
持ち前の穏やかさと誠実さが特徴で一人一人に寄り添った指導を行います。

マックス
「一般の日本語を教える講師」と、「留学生向けに教える講師」には違いがあります。宮本先生は、留学生向きの先生です。日本人のやり方で教えるのではなく、留学生の考え方、解き方の視点で、その生徒に合う教え方をする先生です。「留学生にどうやって教えるか」を工夫したり、解き方のポイントなどを全部教えてくれます。例を言うと、「文章の全部を読むより、ある部分を読んで答えを出す」とか。

並木
そういう、テクニックを教えてくれるんですね。

マックス
そうです。一般的な日本語の講師は、受講生が留学生だとしても、まるで日本人であるかのような教え方をするんですが、その教え方では時々ついていけないことがあります。文章を全部を読んでから答えるやり方だと、どんなにハイスピードで読んでも、時々限界があるので。

並木
早く読まないといけないって言われるけど、そこは限界があるから?

マックス
読めるのは読めるんですけど、時々翻訳に時間がかかってしまい、しかもそれに考える時間も加わって、結果間に合わなかった、というケースがあります。

並木
時間が足りなくなったりするんですね。その点、宮本先生はポイントをかいつまんで読む、ということを教えてくれるんですか。

マックス
そうです。

並木
そっちの方が、マックスさんとしては。

マックス
時間は節約できるし。

並木
すごく合ったやり方ってことですね。

マックス
このEJUの試験に対してはそうです。

並木
すごく貴重なお話を伺いました。ありがとうございます。

 

印象に残った言葉

並木
先生方の言葉の中で、印象に残った言葉やアドバイスなどはありますか?

マックス
大学の相談、計画相談、あるいは進学・進路相談のアドバイスです。

並木
どこを受ければいいか、とかでしょうか?

マックス
そうです。最初は、そういった情報に関して、全く知らなかったんです。

並木
具体的には、主にどの先生に相談することになったんですか。

マックス
最初は久慈先生です。

並木
そうすると「この学部とこの学部は、こう違うんだよ」みたいな話をしてくれたり?

マックス
はい。

並木
それでマックスさんも「じゃあこの大学行こう」といったように、進路選択の参考にすることができましたか。

マックス
そうですね。あとは、志望理由書とかも修正してもらって、面接の練習も時々してくれました。

並木
それはいいですね。

 

その他よかったこと

並木
他にマックスさんから、何かありますか。

マックス
この塾で勉強してよかったなと思います。

並木
それは、ありがたいことです。

マックス
点数にしても知識にしても、とても助かります。あと日本人の友達もできますね。

並木
あっ本当に!?日本人の友達もできた?

マックス
はい。

並木
へぇ!

マックス
時々、久慈先生から紹介してもらいました。

並木
なるほど、久慈先生の生徒を受け持っている生徒さんとかを。

マックス
そうです。

並木
それはすごくいいですね。

マックス
ほとんどそうです。だから時々、日本語の会話の練習ができました。

並木
日本人の方と話す、っていうところがね。

マックス
そうです。

並木
それは嬉しい報告です。

マックス
日本語を話す機会が増えました。

並木
日本語学校では、そういう交流の機会は少ないんですか。

マックス
滅多にないです。

並木
そうですか。

マックス
日本語学校には、基本的に日本人はいないので。

並木
日本人の友達がいた方が、日本語の練習にもなるっていうことですね。

マックス
例えば「ら抜き言葉」のような、そういう実践の日本語、実際に使われている日本語というのは、教科書の日本語とは別物なので。

並木
そうですよね、話し言葉は別ですもんね。

マックス
話し言葉とか、略語とかも勉強になりますね。

並木
確かに。会話が増えますからね。それはすごく新鮮な意見で、こちらであまり気づかなかったところでした。非常に貴重な意見をいただきまして、ありがとうございます。

 

 

並木
本日はマックスさんにいろんなお話を伺いました。11月にEJUの試験を控えているということで、ぜひ目標の点数に向けて、ラストスパート頑張ってください。本日はありがとうございました。

マックス
ありがとうございました。

マックスさん、ありがとうございました!応援しています!

 

 

動画紹介
【究進塾】大学受験対策チャンネル
【留学生向け】EJUコース受講者インタビュー/タイ出身マックスさん
(所要時間: 11分35秒)

究進塾 編集部


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