究進塾

インタビュー

INTERVIEW

イ様合格インタビュー1

東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻に合格されたイさんと、担当講師の久松真人講師に究進塾代表の並木がインタビューしました。

全体のスケジュール

並:合格された大学院の研究科を教えてください。

:はい。東京大学大学院情報理工学研究科数理情報学専攻に合格しました。

並:大学院入試のプランはいつ頃思い立って、いつ頃から勉強をスタートされたんでしょうか?

:そうですね。具体的に志望を決めた時期は2019年の11月末ぐらいで、時間があったので勉強はすぐスタートしました。スタートしてすぐ、12月頃に一人の力では足りないかなという感覚があって、1月に究進塾に相談に来ました。

並:受験科目はどういった科目だったんですか?

:受験科目は全て数学でした。毎年多少は違うんですけど、共通で出題されるのは線形代数と微積分が出ます。そのあと確率、統計。あとは……代数とか最適化問題といった、いわゆる応用数学といった範囲の中で、線形代数とか微積分が毎年選ばれて出題される傾向でした。

並:そうすると1科目で、情報系科目といったのは別になかったですか?

:情報理論にまつわる部分は、受験科目としては設定されていませんでしたね。

並:受験科目としては数学のみですか?

:はい。そうです。

並:じゃあ数学一本で受験されたんですね。

:そうです。数学と、それ以外に言うとすれば、試験ではないんですけど、書類として英語が求められるので、英語の試験をTOEFLで受けて提出しました。

久松講師のどんな点が良かったのか?

並:実際に久松先生の授業を受けられて、どんな点が良かったでしょうか?

:久松先生には本当にいろんなところで助けていただきました。一番自分にとって大きく役に立った点は2つありまして、1つめは説明が丁寧だったことです。具体的に言うと、例えば一人の勉強があまり進んでいなくても、自分が持っている知識をベースにして自分が理解できるレベルで次の知識を説明していただけたことです。それが2つめの点とつながるんですけど、やっぱり勉強を半年ぐらい続けていくと、ペースを最初のまま維持していくのは難しいんですよね。どこかで集中が切れたりモチベーションが下がったりするんですけど、久松先生の丁寧な説明を聞くとモチベーションがぐっと上がるといった心理的な効果があって、それがとても役に立ちました。自分だけだったら難しかったり、次どうすればいいか分からなかったりして落ち込んだりへこんでしまったりした時に、久松先生の授業を聞くだけで次のステップをとても丁寧に説明していただけたので、すごく道が見えた気がして、そういった点が良かったです。

並:教材はご自身で全部選ばれたんですか?

:そういう時もありましたし、まったく教材なく久松先生の知識ベースと、自分の知識ベースで「これどうですか?」という感じでやったこともありましたね。あとは過去問でした。

並:過去問をやりだしたのは何カ月くらい前ですか?

:今年に関しては受験がオンラインに変わったので、試験が8月くらいで、7月からオンライン課題というものが課されてそれに取り組んでいましたので、それより1か月前の6月くらいに過去問を解いて、7月からオンライン課題に励むという感じでした。

 

久松講師の言葉で印象に残っていること

並:久松先生の言葉など、授業で何か印象に残ったことはありますか?

:やっぱりさっきの話とつながっていて、初めて過去問を出していただいた時に、私が文系出身なもので、理系の数学問題を実際解いたことがなかったんですね。でやっぱり数学の問題は証明の問題とか、何かを示せとか、そういうのが聞かれるんですけど、それをどこからどこまで証明した方がいいのかとか、解き方が本当に全くわからないんですよ。答案が最終的にどんな形になっていればいいのかわからないみたいな、自信がなかったんですよ。そのまま一応、独力で何となく書いてきたものを「自信がないんですよね」と先生にお見せしたら、先生は「でも自信がない割には、かなり解けてるね」みたいなことをおっしゃってくれて、勇気づけられましたね。「うまくやってるんだ私」みたいな(笑)。すごく励まされたのが、印象に残っています。

並:それは初めの授業の方ですか?

:そうですね、夏に入る前くらいですかね。

並:ではある程度進んでからのお話なんですね。

:はい。

並:今のお話を久松先生にお伺いしますが、最初は教材選びから関わった感じなのでしょうか?それともある程度分からないところを聞いてそれに答える感じだったのでしょうか?

:当時勉強していたのは「微分」「積分」「線形代数」なんですが、それについては「このテキストを使っています」という状態だったので、「使っているのがあるんだったら、それを進めるといいね」という感じでした。英語で書かれているテキストで演習問題がいっぱいある教材を使っていたみたいなので、そういうものをどんどん使っていけば良いんじゃないかというお話をしました。基本的に教材選びはご自身でしていただいた形です。

並:なるほど。わからないところだけを聞くという感じだったんですね。

:はい。

並:それは先生としても教えやすいというか。

:そうですね。一から十まで何かしないといけない、みたいな感じではなかったですね。