究進塾

インタビュー

INTERVIEW

片桐様 合格インタビュー②

高校の授業

粕川:高校は、都立高校ですよね。授業の進度、内容、入試対策のフォローというのは、どのような感じでしたか?

片桐:授業は11月の末まであって、12月の初週に期末テストがあり、それで終わりになりました。
英語や国語は、すごく色濃く入試対策をするというわけでもなく、10月~11月頃から共通テストの演習をやったり…という感じでした。

世界史がすごくギリギリで、最後の最後まで新しい授業をやって、それでも長期休暇のときにプラスで講座みたいなものがあって、まだ網羅できてないところをやって、という授業スケジュールでした。そんな感じだったので、世界史の対策はかなりギリギリだったかなとは思います。

数学は、私は共通テストを受けるためのクラスに入っていたので、ひたすら実践で、それは受けておいてすごくよかったとは思ってます。数学や理科の、共通テストを受けるためのクラスは、序盤から演習や多少のおさらいとかをやる感じでした。

片桐:入試対策のフォローについては、結構ありました。3年生が始まった段階から、2、3ヶ月に1回ぐらいの頻度で集会みたいなものがあって、「今度の模試はいつあるか」などの情報共有がありました。また、共通テストの出願も学校でやったので、「どういうことを何日までにやればいいのか」など、その辺りはかなり手厚くやってもらったと思っています。

粕川:世界史の対策は、大手予備校の方が結構進んでいましたか?

片桐:そうですね、早かったと思います。夏休みに結構ガッツリできたりするのもありますし、大手予備校の授業は理解が難しいところなどを、おさらいというか新たに詳しく解説して、あとは各自でプリントを見返したり、問題を解いたりという感じでした。
そのため、予備校と学校の授業が終わる時期は同じだったと思うんですが、教える順番が学校と少し違ったので、個人的にはいい感じに予習・復習になったと思います。

粕川:細田先生の授業内では、学校の授業に対するケアは、基本的にはやりませんでしたか?

細田:何もしなかったと思います。

粕川:公立だと、どうしてもカリキュラムというものがあるので、なかなか大変ですよね。

片桐:そうですね。文理分けは2年生の末期くらいにやるんですけれども、大きく分かれるのは3年生からということで、そこから本格的に始まった感じです。

細田:様々な生徒を見ていて、講師側として「こんな感じでやっていこう」と計画をしている途中で、「ちょっと学校のテスト対策をやってほしい」みたいな感じになり、計画を中断するパターンというのは割とあって、そうなると大変だったりするんですけど、片桐さんの場合は、授業は完全に独立でやっていたので、そこはやりやすかったです。

入試本番について

粕川:今年はどうだったのかな…実際、試験を受けた大学で、出題傾向がすごく変わったとか、そういうところはありました?

片桐:多分、一番大きかったのが明治大学の全学部入試ですかね。全学部入試は、過去問を解くときには結構点数が取れていたんですが、実際の試験を受けたときに、英語の文章が少し難しくなっていて。本当に最初の2、3行ぐらい読んで、ちょっとわからなくなってしまって混乱したのも、すごく覚えてます。確か問題数も、今まで大問が2つだったのが、今回は3つになったことにも、ちょっと動揺したりとか。

あと、すごく大きい出来事というわけではないですが、共通テストも、あまり対策していないところが出たりして予想外ではありましたし。
早稲田大学についても、文学部、文化構想学部、教育学部と、僕が受けた学部などは、語彙の難易度がすごく高くなっていたというのは、個人的に感じました。
実際、他の予備校などが出しているリサーチを見ても、「難しくなっていた」という評価がありました。
でも逆に、僕が今回受けた人間科学部は、前回より少し簡単になってたかなというのは、自分が受けている中で感じました。

粕川:その辺り、細田先生から見て、最近の大学入試の傾向の大変さについては、いかがでしょう。

細田:単純に、英語の語彙のレベルが上がっていることについては、ここ10年ではかなり著しいと思ってはいます。特に今回、明治大学の英文のレベルが上がったのはちょっと意外ではありましたが、早稲田に関しては、どれだけ難しい単語が出ても、もうあまり驚かないぐらいのレベルまで上がってしまっていて、やはりそこが一番大きいと思います。
以前は、英検準1級ぐらいの文章を読めれば、早稲田の入試問題も結構読めるところもあったんですが、最近は「1級ぐらいの文章なんじゃないか」みたいものが…教養のあるネイティブが読むぐらいのレベルの文章ですよね。非ネイティブ向けの文ではないな、というものが、平然と出てきて。しかも、特に単語に注がないので、その中で「いかに概要を拾っていけるか」みたいな勝負になっているというのはあります。一番大きいのはそれだと思いますね。

粕川:共通テストは毎年のように「今年はあの科目が…」という変化がありますので、それがもうしばらくは続くでしょうけど、私立もだいぶ頑張って入試問題を作っているんだなというのはありますね。

入試全体を振り返って

粕川:入試全体を振り返っていかがですか。特に、第1志望の大学の入試で、どの科目が手応えがあったか、とか。

片桐:国語と英語は、ちゃんと冷静に解くことはできたかなとは思います。
ただ、冷静になるだけじゃ解けない、知識の部分が、今回はすごく難しかったというのは、確かにあるとは思います。
逆に出来なかったのが世界史で、やはり早稲田ということで世界史も難しくて、最後の最後までいろいろ確認とかはしていたんですけど、いろんなところを突かれて、そこが結構痛かったなとは思います。

粕川:学校が世界史を仕上げるところまでは、なかなかケアができないでしょうからね。そこはやっぱり大変ですよ。

細田:早稲田の英語は、過去問だと大体何割ぐらい取ってたんですか?

片桐:5割を下回ることはなかったと思うんですが、6割ぐらいですかね…6割以上という感じで。

 

受験生活でつらかったこと

粕川:受験生活がいつからなのか、どこが一番きつかったか、また「この辺りはすごく面白かった」みたいなものがあれば、教えてください。

片桐:大変だった時期…ずっと常に大変でしたが、やっぱり直前期とかになるとあまりもう時間がないというのがすごく恐ろしくて、そこは精神的にもつらかったですし、それより前の時期にしても、模試やテストを受ける中で、誰かと自分を比べたり、評価を見て落ち込んだりというのはありました。
あと、僕の場合、部活を最後までちゃんとやった人間で、9月の上旬の文化祭まで部活はやっていて、「本当に部活やってていいのか」ということも思いました。結果的に、やって良かったとは思うんですけれども。つらかったことと言えば、そのあたりですかね。

今思えば、2025年の3年生になりたての自分と、今の自分を比べて、当時思っていた受験に対する理解度や考え、想像というのは、本当に足りてなかったというか。
自分で実際に、勉強やいろんな経験を経ていく中で、「世の中で言われてる受験」と「自分が思ってること」に、かなりギャップがあるんだなというのはすごく感じましたし、そこを埋めていくためであり、自分の目標に向かうためでもあり、それに対してプランを立てたりするのが、難しかったかなと思います。

あと、楽しかったことですか。 楽しかったこと…。

粕川:あんまりないかな。

片桐:英文が読めたときとか、世界史で腑に落ちたときとかは、ちょっと楽しいなと思ったこともあったような、なかったような…。僕は結構、学校の自習室とかで勉強する人間で、同級生も一緒に勉強している中で、「自分はこれからどうしようか」とか「今、勉強がどんな感じか」というのをちょっと喋ったりして、そういう何気ない会話とかも、今思えば結構救われてたなとも思いますし、楽しかったことだったと思います。

粕川:細田先生から見て、片桐さんの勉強の様子はどうでした?安定感がありました?

細田:授業内で見ていて、もちろん直前期とかに関しては「プレッシャーを感じてはいるんだろうな」という場面はありましたけど、「プレッシャーが強すぎて何もできなかった」みたいな話を聞いてはいないですね。

片桐:そうですね。

細田:生徒によっては、本当に精神的に参っちゃって、「もう全く何も手につかなかった」という生徒もいたりしますが、そうはならずに、本当にコンスタントに、ずっと勉強を続けていたなという感じですね。

楽しかった点に関して、「楽しい」よりも「興味深い」に近いと思いますが、受験の英語や英文を読んでいく中で、その英文の内容のことに関して話したり、作文をするときのトピックに関して深く話したりしたことが印象に残っています。ただ「点数が取れればいい」「正解できればいい」だけというより、そこでしっかり内容について考えたりすることがあって。余裕ではない中でもそういうことがあったというのは、印象に残っています。

受験へのイメージと実際の受験のギャップ

細田:受験のイメージと実際の受験について、どんなギャップを感じたのか聞いてみたいです。

片桐:先程は結構やんわり言ってしまいましたが、例えば時間の進みとか。受験って意外とすぐ来るものなのかなと最初の方は思っていたんですが、結構長い時間がありました。
自分の中で「長いな」と思っていたのは、確か12月ぐらいまでは時間が長く感じていたんですけが、 共通テストを皮切りにどんどん時間が短くなっていく感じというか…言語化するのが難しいですが。
それもありますし、模試についても「結構ちゃんと本番に近い結果として出ちゃうのかな」と思っていましたが、学校の方からも「あまり気にするな」ということも言ってもらって、実は模試の結果を深く信じすぎるのもよくなくて、あまり信じなくてもいいのかなというのもあったりとか。

 

<続きます>