究進塾

インタビュー

INTERVIEW

ひなたさん 合格インタビュー2

🔵受付スタッフとのコミュニケーションも助けになった

北田:でもすごく良かったのが、ひなたくんは、めちゃめちゃフレンドリーで人なつっこいタイプだから、いつも何でも喋ってくれるじゃん。「いやそんなことまで言わなくていい」みたいなものまで話してくれてたから。
受付のスタッフさんとかも、「ひなたくん面白いですよね」みたいなことをよく言ってて。根本的に持ってる明るさ、人懐っこさみたいなもので、うまく我々を使って、コンディションを整えがらできたかなっていうところはあるね。

ひなた:事務の人とかと話すのがすごい楽しかったし、結構息抜きになってたんですよね。受験期になると、勉強で忙しくて友達とも会えないし、大学に行ってる友達と会うのが、やっぱりちょっと嫌になってくるんですね。
だからそういう中で、友達感覚ではないですけど、一緒になって話し合える事務の方とかが、心の支えになってましたね。

北田:すごくどうでもいいことを喋れるっていうのが良かったよね。並木先生が、俳優の滝藤賢一に似てるかどうかの話を、受付のスタッフさんとめちゃめちゃしつこくしてたっていう。それで盛り上がってみたいな話を聞いて。(笑)

ひなた:朝テレビでニュースを見てたときに、CMにその人が出て、「あれ、これ並木先生じゃん」って。

並木:よく言われます。(笑)

ひなた:そうなんですね。(笑)

北田:でも、そういう話をできる環境があったことが良かった。そんな毎回毎回、勉強の話ばっかりになると苦しいから。

ひなた:大手の塾とかだと、講師たちと結構距離があるというか。その中で究進塾は、事務の方とかと関わりやすくて、講師の人たちと一緒になって喋れて。そういうアットホーム感があるところは、この塾特有のいい点かなと思います。

北田:いろいろ、大変な背景はあったと思うんだけどね。現役のとき全部駄目だったりとか、身体のこととか。ただ、やっぱりここは、本当に自分の所のことだけど、本当にみんなすごくソフトでいい方です。

🔵家族との関係

並木:ご兄弟はいるんですか?

ひなた:弟がいます。

並木:仲良しですか。

ひなた:仲良しです。たまに喧嘩するんですけど今、「IELTS(アイエルツ)」を結構取ってて。僕が英語苦手だっていうことを通して、弟が「英語が苦手だと受験に勝てない」っていうのを、もう知ってるんですよ。だから弟は自分から英語を学びに行って、IELTSを今は6.0とか取って、ICUのAO入試に向けて頑張ってます。

並木:それもまた面白いですね。

ひなた:僕が受験生のときは、勉強してるのに「浪人生なのに勉強しなくていいの?」とか言われてたんで、今度は僕が言ってやろうかなって思ってます。(笑)

並木:よさそうな関係ですね。

ひなた:そうですね。仲はいいと思います。一緒にご飯を食べに行ったりとかします。

北田:話していても、家族ネタが多いんですよね。弟くんのこともそうだし、お父さんのこととかも結構知ってるんですけど、すごく楽しそうに話してくれるんですよ。そういう話をできるご家庭なのは、すごく感じますね。

ひなた:父が結構ユーモアがある人で。中2でシンガポールに行ったとき、僕と弟と母がシンガポールから日本に戻ってきても、父はまだ滞在してて、それからずっとシンガポールに住んでるんですね。本当に全然会えなくて。それで青学の入学式に来てくれて。1年ぐらい会ってなかったので、入学式でようやく会えたって形です。
青学の合格発表のときに、「受かった」って言ったら泣いて喜んでくれたんで、それも嬉しいなっていう。1つのいい思い出ですね。

北田:やっぱりいい成果を出したときに、親御さんが本当に喜んでくれるってことだけでも、すごく大きいよね。

ひなた:はい。

 

🔵家族との良好な関係

北田:ひなたくんの場合は、ご家族のサポートがすごくあって。自分がその中に生きてるとわからないけど、厳しいご家庭もあるからさ。ご家族の話もよく聞いてたけど、実際にお迎え来てくださったときに話したりもして、すごくやっぱりサポートする感覚がすごく溢れてる。

ひなた:そうですね。

北田:変に厳しいこと言ったりとか、そういうのも全然なくて、本当に「無理しなくていいんだよ」っていうようなトーンもあったし。

ひなた:ありましたね。

北田:根を詰めすぎてメンタル壊した、みたいな話もあったけど、そうなったときに、ちゃんと支えてくれるご家庭があったっていうのがよかったよね。常にちゃんと真面目に勉強できるわけじゃないじゃない?そういう時に、親御さんがそれに対してすごく叱責しちゃったりとか、親御さんの欲望を子供に押し付けちゃうケースって、普通にあって。でも、ひなたくんのご家庭って、そういう雰囲気がすごく薄かったんだよね。

ひなた:そうですね。

北田:ひなたくんが、ひなたくんの道を進むことをサポートしてくれてるっていう。それが、そこを支える、すごく大きな力になってたんじゃないかなっていうね。

ひなた:この浪人の1年っていう、つらいものではあるし厳しいんですけど、やっぱりすごく人生にとって大事な1年だと思うんですよ。1年間勉強だけに打ち込めるときって、ないじゃないですか。大学1年生だってバイトとかいろいろあるし。
でも、この浪人の1年って、本当に勉強にだけ打ち込める時期だから、本当に大事な時間らしいと。
親が貧乏な家庭で育って、勉強の面でお金を出してもらえなかったからこそ、僕には金銭的なことで無理なことが出るみたいな、そういうことがないようにしたい、とは言ってもらってました。まだそういうふうに思ってるかな。

北田:最後は、理系科目もやったもんね。

ひなた:そうですね。

北田:どうしても予備校では過去問やれないから。構造上無理だからね。最後の最後に「(問題は)英語じゃなくて、理科だ…!」ってなったときも、「じゃあちょっと、残り頑張りな」って、ちゃんと授業やらせてもらったし、本当最後までそこをサポートしてもらったなっていう。

ひなた:「できる限りのことはしたい」とは言ってましたね。だから「この1年っていうのは本当に大事だから、後悔しないように過ごしてほしい」っていうのは、言われてました。

北田:それに「応えよう」っていうのをきちんとやってたところと、それに応えなきゃっていう、ある種のプレッシャーというものも、同時にたまに強く出ちゃってっていうのを、並べながらやっていた感じがあったね。

ひなた:そうですね。

北田:それで、あれだけの成果が出たんじゃないかな。去年どこにも受からなかったのに、最終的には選べるぐらいに。もちろん合格っていう結果そのものは大きいけど、今言ってくれたみたいに、人生の中の大事な1年にしたなっていう。

🔵乗り越えて得たもの

北田:ひなたくんの場合は、ひなたくん特有の出来なさをすごく濃く抱えてて、それを初めて苦戦して、さらにいろんなことがあった中で、最終的にそれを超えての合格じゃん。その年度のプロセス全体がすごく良いものだったっていうか。これから浪人をする人たちもいると思うんだけど、浪人1年間の過ごし方で、本当にいろんなことが変わるよっていう。

ひなた:はい。

北田:単に「大学受かりました」だけじゃない。この先、何か大変なことが起きたときも、この1年間こうやって頑張って、こうやって成果出せたんだ、っていうのが絶対自信になると思う。

ひなた:そうですね。

北田:そこが本当に、一番の大成功かなっていう、そういう印象があるね。

ひなた:やっぱりやり抜けたってことが1番、この1年を通して、やってよかったなって思える瞬間だと思います。

北田:英語だけ見ても、スタート時と、最後受験期ぐらいの結果が、もう雲泥の差だもん。

ひなた:そうですね。2週間の手術とかで、本当に勉強できなかったときはあったんですけど、でも「1日10時間は絶対勉強する」っていう覚悟でやってて。

北田:そんなにハードルをガチガチにするんだ。

ひなた:それは言われてましたけど。

北田:頑張るっていう、その心意気は素晴らしかったよ。そういういろんなことがあった中で、それをやったっていうところが本当に大きかった。

ひなた:そうだと思います。

北田:勉強そのものをする力はあったと思うから。ただ、さっき言ったように、選り好みしちゃう性質があって。無意識に好きなことばっかやっちゃうという。

ひなた;そうですね。

北田:「結果に結びつくために、何をするか」っていう思考が、ちょっと弱かったから、そういうところは我々がちゃんと軌道修正して、持ってる馬力っていうものは生かしてっていう。たった1年一緒にやっただけだけど、そこまでの結果やそういう経験が、これを見てくれてる今後の受験生に参考になるといいな。

🔵人に頼ることも大事

北田:先輩から、これから受験をする人に向けて、何かアドバイスをお願いします。

ひなた:そうですね。自分で悩んでいても、解決しない人もいると思うんですよ。僕は「英語なんで駄目なのかな」って自分で考えて考えて、考えてもわからなくて。“わからなかった”タイプの中にも、そういうタイプもいると思うんです。けど、やっぱり人生においてというか、先生とか、頼れる人に「どうすべきか」ってことを相談するのが、一番大事かなっていう気はします。

北田:最終的に頑張らなきゃいけないのは自分だけど、頑張る方向性を間違うとね。やってるのに結果が出ないのが、1番モチベーションが落ちるよね?

ひなた:落ちますね。

 

🔵モチベーションを保てたのは

並木:1日10時間やろうとしたモチベーションというのは、どこにあったんですか。

ひなた:そうですね、それはやっぱ焦りですよね。現役のときに、青学の得点開示したんですけど、68ぐらいの点数で落ちたんですよ。普通それってかなりやばいなっていう気にはなるじゃないですか。「68点も差があるのに、果たして受かるのかな」っていう。その不安と焦りが大きかったですね。
それと「この1年間、1日10時間とか勉強できたら、今後自分の自信になるから」っていうふうに思ったんですね。「この1年間は、自分の自信になるような1年間に。後悔しないような1年間にしようかな」って思って、1日10時間は絶対頑張るぞっていう志で頑張ってました。