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【司法書士試験】司法書士試験まで残り1カ月。受験生が崩れないために大切なこと
司法書士試験まで、いよいよ残り1カ月。
この時期になると、「やらなければならないこと」が頭の中を埋め尽くし、強いストレスを感じる受験生も多いと思います。
むしろ、ある程度の緊張感や焦りは、本気で取り組んでいる証拠とも言えます。
しかし、試験本番が近づくにつれて、知識面だけでなく、体調やメンタル面で苦しくなる方も少なくありません。
今回は、この時期の受験生が抱えやすい悩みや、その対策、意識しておきたいポイントについてお話ししたいと思います。
まず気を付けたいのが「睡眠」の問題
この時期、特に多いのが睡眠に関する悩みです。
長時間、高い集中力で勉強を続けていると、交感神経が優位になり、布団に入っても頭が冴えて寝付けないことがあります。
「寝なければ」と思えば思うほど焦り、さらに眠れなくなるという悪循環に入ることもあります。
ただ、この時期は多少の睡眠不足が出ること自体は、多くの受験生にとってある意味では自然なことでもあります。
もちろん理想はしっかり眠ることですが、「寝不足だからもうダメだ」と必要以上に不安になりすぎないことも大切です。
眠れない時には思い切って勉強してしまい、翌日の勉強時間を減らして早めに寝てしまうのもありでしょう。
睡眠効率を上げるサプリや、睡眠に効果的な飲食物を積極的に取り入れるのも良い手だと思います。
一方で、睡眠不足によって日常生活に大きな支障が出ている、気分の落ち込みが強い、動悸や体調不良が続くといった場合には、無理をしすぎないことも重要です。
特にこの試験は長期戦です。場合によっては精神論だけで乗り切ろうとせず、必要であれば医療機関に相談することも決して弱さではありません。
この時期の勉強で重要なのは「何をやらないか」を決めること
また、勉強内容についても、この時期は「何をやらないか」を決めることが非常に大切になります。
試験が近づくと、あれもこれも不安になり、手を広げたくなります。
しかし、限られた時間の中で全範囲を完璧に網羅することは現実的ではありません。
無理に詰め込もうとすると、インプットの効率が落ちるだけでなく、精神的にも追い込まれてしまいます。
実際、合格者であっても、全論点を完璧に理解・記憶した状態で本試験に挑んでいるわけではありません。
多くの人は、「自分が取るべき問題を確実に取る」という形で合格しています。
だからこそ大切なのは、自分が本試験までにやり切れる範囲を現実的に計画し、それを丁寧に積み重ねることです。
他人と比較しすぎないことも大切
周囲と比較して不安になることもあると思います。
しかし、本試験で結果を出すために必要なのは、「他人がどこまでやっているか」ではなく、「自分が決めたことをどれだけやり切れたか」です。
そして、自分が今こうして苦しんでいる状況というのは、他の受験生にとっても大変苦しい状況です。
人によっては、ここからどんどん今年の受験をあきらめていってしまう時期でもあります。
だからこそ、周囲の見えない進捗に振り回されるのではなく、自分自身の計画と目の前の課題に集中することが大切です。
残り1カ月は「総力戦」
残り1カ月は、知識だけではなく、メンタルや体調の管理も含めた総力戦になります。
焦りや不安がゼロになることはありません。
だからこそ、必要以上に自分を追い込みすぎず、やるべきことを一つずつ積み重ねていきましょう。
本試験当日に必要なのは、「完璧な状態」ではなく、「今できる力を発揮できる状態」です。
残り1カ月。自分を信じて、最後まで走り切ってください。
【執筆者】K(イニシャル表記)

1994年生。現役の司法書士として事務所を経営する一方、究進塾の司法書士コースの講師も務めています。司法書士試験には、働きながらの兼業受験、そして勉強に専念した専業受験の両方を経験。1回目の受験では、わずか3.5点差で涙をのみましたが、その悔しさをバネに再挑戦。勉強期間1年10カ月で、2度目の挑戦で合格を果たしました。学生時代は勉強が苦手で、1日2時間も机に向かえなかったタイプ。それでも、自分に合った学習法に切り替えることで、大きく変わることができました。だからこそ、勉強が続かない、やる気が出ない…そんな悩みを抱える受験生にも、具体的かつ実感のこもったアドバイスができます。
趣味はランニングと筋トレ。皇居や代々木公園を走り、ジムで汗を流すことで、日々のストレスをリセットしています。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という信条のもと、体を動かす習慣を大切にしています。
心に刻んでいる言葉は、漫画『ハイキュー!!』の登場人物の一節:
「俺を構築すんのは毎日の行動であって、“結果”は副産物にすぎん」
遠くに感じる合格というゴールも、振り返れば日々の積み重ねがすべてだったと気づきます。今日という一日をどう過ごすか――それが未来を決める。そんな思いで、受験生一人ひとりに寄り添いながら指導しています。



