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講義が終わった今、司法書士受験生が迷わずやるべき3つのこと

年が明けて、視聴講義が一通り終了したこの時期。
実は多くの司法書士受験生が、同じところで立ち止まります。

「ここから何をすればいいのか分からない」
「とりあえず何かやらなきゃとは思うけれど、手が動かない」

いわゆる“迷子”の状態ですね。
ただ、これは決して珍しいことではありませんし、能力や意欲の問題でもありません。
単純に、やるべきことの優先順位が見えにくくなっているだけです。

そこで今回は、講義終了後、この年明けから何に取り組むべきかを整理してお伝えします。
結論から言えば、やることは多くありません。次の3つです。

① 択一過去問の周回

まず最優先で取り組んでほしいのが、択一過去問です。
目標は明確で、「過去問で解けない問題をなくすこと」
理想は10割正解です。

「もう何周もしている」という方も多いと思いますが、大切なのは回数そのものではありません。

  • なぜその肢が誤りなのか説明できるか
  • 知識が曖昧な問題が残っていないか

こうした点を一つずつ潰していくことが重要です。
実際、合格者の多くは最低でも5周以上、過去問を徹底的に回しています。

地味な作業ですが、ここを曖昧にしたまま次へ進むと、後で必ず苦しくなります。

② 記述雛形の暗記

次に取り組むべきは、記述の雛形暗記です。
お持ちの雛形集を使って、まずはそのまま覚えることを意識してください。

記述が苦手な方の多くは、考え方以前に「雛形」が頭に入っていません

これはどういう状況かというと、目の前にジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、牛肉、カレールーがある中で、包丁も鍋もピーラーもない状態でカレーを作ってくださいと言われるようなものです。

この部分が曖昧だと、問題文を正確に読み取れたとしても、それを答案という形に落とし込むことができません。

逆に言えば、雛形がしっかり入っていれば、記述への心理的ハードルはかなり下がります。
遠回りに見えて、実は一番の近道です。

③ 記述問題の演習

最後が記述問題の演習です。
ここで大切なのは、最初から解けなくて当然という意識を持つことです。

初めのうちは、講師の解説や解き方を見ながらで構いません。

「こういう順番で考えるのか」
「ここはこう処理するのか」

と、真似をしながら答案を作っていきましょう。

記述は知識量だけでなく、解く際の“型”が非常に重要です。
演習を繰り返すことで、この型が少しずつ身についていきます。

講義が終わった今は、新しい知識を増やす時期ではありません。
身につけた知識を使える形にする時期です。

もし迷ったら、この3つに立ち返ってください。
それだけで、今やるべきこととしては十分です。

焦る必要はありませんが、立ち止まっている暇はあまりありません。
この時期の積み重ねが、数か月後に大きな差となって表れます。

一つずつ、丁寧に。
今やっていることは、確実に合格へつながっています。
あとは、淡々と続けていきましょう。

【執筆者】K(イニシャル表記)

1994年生。現役の司法書士として事務所を経営する一方、究進塾の司法書士コースの講師も務めています。司法書士試験には、働きながらの兼業受験、そして勉強に専念した専業受験の両方を経験。1回目の受験では、わずか3.5点差で涙をのみましたが、その悔しさをバネに再挑戦。勉強期間1年10カ月で、2度目の挑戦で合格を果たしました。学生時代は勉強が苦手で、1日2時間も机に向かえなかったタイプ。それでも、自分に合った学習法に切り替えることで、大きく変わることができました。だからこそ、勉強が続かない、やる気が出ない…そんな悩みを抱える受験生にも、具体的かつ実感のこもったアドバイスができます。

趣味はランニングと筋トレ。皇居や代々木公園を走り、ジムで汗を流すことで、日々のストレスをリセットしています。「健全な精神は健全な肉体に宿る」という信条のもと、体を動かす習慣を大切にしています。

心に刻んでいる言葉は、漫画『ハイキュー!!』の登場人物の一節:
「俺を構築すんのは毎日の行動であって、“結果”は副産物にすぎん」
遠くに感じる合格というゴールも、振り返れば日々の積み重ねがすべてだったと気づきます。今日という一日をどう過ごすか――それが未来を決める。そんな思いで、受験生一人ひとりに寄り添いながら指導しています。


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