究進塾

ブログ

BLOG

先日、究進塾にて「哲学カフェ」を開催しました。

そこでの白熱した会話の一部始終、哲学カフェってどんな雰囲気でどんなことをする場所なの?
ということなどについて、哲学カフェに初めて参加した私がまとめてみようと思います。
つまるところ、いつものレポです。

※会話が複雑だったり、メモを取り切れていないために、私の解釈が大いに反映されています。

考えたことを、考え合う場。

そもそも哲学カフェとは、というところですが、簡単に言えば、
1990年代にパリのカフェで始まり、世界中に広まった市民的な対話の試みです。
堅苦しく聞こえるかもしれませんが、要するに
「一つの事柄について考えたことを思いのままに話してみよう!」というようなものです。

日常会話のような場面だと、何かについて考えたことを話したり、
そこから深掘りしていくということは難しかったりします。
だからこそ、こういった試みが広まっているわけですね。
私も実際に参加してみて、自分とは違う視点を知り、新たな発見が得られたり、
あるいは、本当は自分はこんなことを考えていたのだ、と気付くきっかけになりました。

参加者は中学生から大人まで

※個人情報保護のため、お顔は隠しています。

 

中学生から高校生、講師の先生方や、私のようなスタッフなど、色んな年代の方が集まりました。
ですが、哲学カフェでは、年齢や肩書きを重んじる必要はありません。
年齢や身分は関係なく、参加者全員が互いにリスペクトしあって、対話するのがお約束です。

テーマ;学びとは何か?

今回の哲学カフェでは、「学びとは何か」を中心に会話がスタートしました。
せっかく究進塾でやるならば、哲学に精通している方を中心にやってみようということで
今回は筒井さんに、今回の対話をナビゲートしていただきました。

まずは、導入といった形で、名前・最近学んだことの2つを順々に話していきました。
今回の参加者の最近の学びについていくつか紹介すると、

・カレー作り
油にスパイスを投入して香りやうまみを引き出して作ること。
しかも、これは様々な国で応用されている技術だと学んだ。
・かるたをやるときに使う語呂合わせ
百人一首では、上の句(の決まり字)を聞いて、下の句を取るという形。
そのセットを覚えるために語呂合わせがあって、それを学んでいる。
・レンガブロックの数
ある建物に使われたレンガブロックを数えていたが、数えきることはできない。
それをしたところで無意味だということを学んだ。
・特殊意志と一般意志
せっかくの哲学カフェということで、哲学に関連した上記のことについて学んだ。
→ざっくり言えば、特殊意志は個人それぞれの利益を求めること、
 一般意志は社会全体の共通の利益を意識したもののことです。
(ちょっと個人的な解釈が入りすぎかもしれません。)

まだまだありますが、このように多種多様な最近の学びを集めたところで、

「これらの学びって、全部共通した『学び』と言えるのか?」

について考える、第2フェーズへと移行します。

問いを立て、深く考える

最初に参加者のうち一人の方が、
「今挙がっている学びに区別はなく、全て知りたいという本能だ」
とする意見が挙がりました。
そこを起点として、対話がなされていきます。

例えば、ある人は、
「能動的に学びを得たのか、受動的なものかという点で区別できる」と話し、
別の人は「『”知る”好奇心』ではなく、なぜ『”知りたい”好奇心』と使うのか」
と、出た意見についての疑問を投げかけたり。

少し角度を変えて、「『知りたいという本能』に近い言葉はないだろうか?」
と考えてみると、「それは『好奇心』ではないか」という意見が出ました。

じゃあ、その「好奇心=学び」であると、必ずしも言えるのだろうか?
学びとは全て一括りに出来るのか?
……といった感じで、

1つの問いを立てる☞意見を出す☞出た意見についてさらに考える・問う

を繰り返すことで、最初の問いを深掘りしながら、関連する別の話題へと広がっていきます。

私たちが出した意見を、筒井さんが分かりやすいようにホワイトボードに残しながら進行してくれました。

 

時に立ち戻って、最初に立てた問いを見つめ直すと、
最初には浮かんでいなかったものが見えてくる……
これを楽しめるのが「哲学カフェ」だと思いました。

学びの本質を改められる時間

非常に密度の高い1時間半で、頭の処理をし続ける感覚に
考えることの何にも代えがたい感動を思い出させてくれました。

哲学カフェの時間が終わった後、少しだけ雑談をしていた際に、
「話すことの訓練にもなるから、大学のゼミや職場などで求められるような
 自分の意見を伝えることに慣れる場にもなる」(私の超意訳)
と、筒井さんがおっしゃっていたのも印象的でした。

実際、大学のゼミや仕事の場においても「意見を人が理解しやすいように話せる」というのは
人間として非常にアドバンテージとなるよな、と感じたからです。

哲学カフェの神髄とは異なりますが、副産物的な「話すことも得意になれるかも!」
と思うと、より参加してみたくなりませんか。

心に留まった言葉や考え方

色々話しましたが、参加してくださった皆さんの意見の中には、
「それ面白い!」と感じるものもあれば、
「それについては自分の中でゆっくり考えてみたい」
と思うような新たな視点を教えてもらったり、
自分の世界がぶわっと広がる、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
私はずっと哲学対話的な、そういう場に参加してみたかったのですが
まさか究進塾で叶うとは思いませんでした。(笑)

また、テーマを変えて第2回も開催したいですね。

 

究進塾 編集部

究進塾は、「学問の楽しさを伝え、結果を出す喜びを体験してもらうことで塾生の人生を豊かにしたい」という考えから、学習に役立つ情報や学習のコツなどを発信しています。
マンツーマン個別指導専門で、大学入試や大学院入試、単位取得、日大基礎学力テスト対策など、多様なニーズに対応。


人気記事