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「勉強しなきゃいけないのに、気づいたらスマホを見てしまう」
受付の近くで、高卒生の一人と並木塾長、松本先生が3人でこんな話をしているのが聞こえてきました。
何かやらなきゃ!と考えていたり、勉強しなきゃというときに限ってスマホを見続けてしまう……
受験生の中には、このような悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
少しだけ見るつもりだったSNSや動画が、気づけば30分、1時間……
勉強時間を確保したいと思っていても、スマホが近くにあるだけで集中が途切れてしまうということは、よくあります。
実際に大学受験を経験した先輩たちは、受験期にスマホとどのように付き合っていたのでしょうか。
究進塾で働いている現役大学生の受付アルバイト5名に、受験期のスマホ対策について聞いてみました。
結論:受験生におすすめのスマホ対策6選
現役大学生の声をもとにすると、受験期のスマホ対策は「気合いで我慢する」よりも、スマホを触りにくい仕組みを作ることが大切です。
| 対策 | 具体的なやり方 |
|---|---|
| ① 電源を切る | 勉強中はスマホの電源を切り、カバンの中に入れる |
| ② 制限アプリを使う | 「スマやめ」「detox lock」などで、勉強に不要なアプリをブロックする |
| ③ SNSを削除する | InstagramやTikTokなど、時間を使いやすいアプリを一時的に消す |
| ④ 置き場所を決める | 玄関・リビング・カバンの中など、机の上以外に置く |
| ⑤ 家に置いていく | 自習室や図書館に行くときは、スマホを持っていかない |
| ⑥ 勉強用だけに使う | 勉強記録アプリや辞書など、目的を決めて使う |
この記事でわかること
- 現役大学生が受験期に実際にしていたスマホ対策
- 勉強中にスマホを触らないための具体的な工夫
- SNSや動画アプリとの付き合い方
- 今日から試せる受験生向けスマホ対策
現役大学生5人に聞いたスマホ使用の実態
今回話を聞いたのは、究進塾で働く大学生アルバイト5名です。
対象者
理系3年生 2人 文系3年生 1人 文系1年生 2人
まず、日常的に娯楽目的でスマホをどのくらい使っているかを聞いたところ、次のような結果になりました。
| 娯楽でのスマホ使用時間 | 人数 |
|---|---|
| 5〜7時間 | 3人 |
| 3〜5時間 | 1人 |
| 1〜2時間 | 1人 |
5人中3人が、日常的に5〜7時間ほどスマホを使っていると回答しました。
もちろん、大学生になると授業連絡、友人とのやり取り、動画視聴、SNS、調べものなど、スマホを使う場面は多くなります。
それでも、娯楽だけで5時間以上使っている人が複数いるという結果を見ると、スマホは多くの学生にとって、ついつい時間を使ってしまいやすい存在であり、やるべきことが迫る中での「強敵」だと言えるでしょう。
一方で、大学受験期にスマホの使いすぎ対策をしていたかどうかを聞いたところ、次のようになりました。
| スマホの使いすぎ対策 | 人数 |
|---|---|
| していた | 4人 |
| していなかった | 1人 |
5人中4人が、受験期には何らかのスマホ対策をしていたと回答しました。
ここからは、実際にどのような対策をしていたのか、具体的な声を紹介していきます。
対策① 勉強する場所ではスマホの電源を切る
非常にシンプルですが、勉強する空間にいるときはスマホの電源を切るという方法です。
昨年までちょうど受験をしていた文系1年生のAさんは、受験期を振り返って次のように話してくれました。
勉強中は電源を切ってカバンの中に入れるようにしていました。勉強中に調べたいことがあったら、電子辞書や勉強用に使うタブレットなどを使っていました。
理系3年生のBさんも同様に、「勉強する空間ではスマホの電源を落とすようにしていました」と話してくれました。
スマホは、通知が来ていなくても、近くにあるだけで気になってしまうことがあります。
そのため、勉強を始める前に電源を切ってしまうのは、シンプルながらも効果のある方法です。
特に自習室や塾など、「ここでは勉強する」と決められる場所では、スマホを触らないルールを作りやすくなります。
また、調べものをするためにスマホを使うと、そこからSNSや動画に流れてしまうこともあります。
その対策として、電子辞書や勉強用タブレットを使うという方法はとても現実的です。
「勉強中はスマホを使わない」と気合いで決めるだけではなく、最初から電源を切っておく。
このように、「触れない状態を先に作ってしまうこと」が大切です。
対策② スマホ制限アプリを使う
次に、スマホ制限アプリを使っていたという声もありました。
理系3年生の2人の方は、「スマホをやめれば魚が育つ(スマやめ)」というアプリを使っていたそうです。
このアプリは、スマホを開かなければ魚が勝手に育っていくアプリです。いろいろな種類の魚を育てられるので、地味にハマっていました。
今でも勉強する時は「スマやめ」というアプリを使って、事前に設定した勉強に関係するアプリ以外は開かないようにしています。
スマホを触らない時間が続くと、アプリ内で魚が育っていく。
このような仕組みがあると、「スマホを我慢する」というよりも、「魚を育てるために触らない」というちょっとした楽しみも増えて、前向きな感覚に変わります。
さらに、文系1年生のCさんからは、「detox lock」というアプリを使っていたという声もありました。
detox lockというアプリで特定のアプリの利用を制限していました。LINE以外ブロックしていました。
スマホ制限アプリのよいところは、完全にスマホを禁止するのではなく、必要なアプリだけを残せる点です。
たとえば、家族や友人との連絡のためにLINEだけは使えるようにしておき、SNSや動画アプリ、ゲームアプリなどはブロックする。
このように、自分にとって必要な機能と、勉強の妨げになりやすい機能を分けることができます。
「スマホを全部禁止するのは無理」という人でも、使うアプリを制限することで、勉強への影響を減らしやすくなります。
対策③ InstagramやTikTokなどのSNSをアンインストールする
受験期のスマホ対策として、SNSを削除していたという声も複数ありました。
理系3年の大学生Bさんは、次のように話してくれました。
SNSに関しては、インスタとTikTokはアンインストールしていました。
文系1年の大学生Aさんも、同じようにSNSを削除していたそうです。
SNSは、少しだけ見るつもりでも、次々に投稿や動画が表示されるため、時間が過ぎやすいものです。
特にInstagramやTikTokなどは、短時間で楽しめる分、休憩のつもりで開いたはずが、気づけば長時間見てしまうことがあります。
受験期だけでも、思い切ってSNSアプリをアンインストールする。
これはかなり強い対策ですが、「見ないようにする」よりも、「見られない状態にする」ほうが続きやすい場合があります。
SNSを完全にやめる必要はありません。
ただし、受験期の数か月だけでもスマホから削除しておくと、勉強時間を守りやすくなります。
対策④ スマホを玄関に置いて、朝も夜も触らない
文系1年生のAさんは、かなり具体的なルールを作っていたそうです。
帰宅したら5分くらいいじってから電源を切って、次の日家を出るまで玄関に置いていました。朝もスマホをいじらないようにするためです。
この方法のポイントは、「スマホを自分の部屋に持ち込まないこと」です。
自分の部屋にスマホがあると、勉強前、休憩中、寝る前、朝起きた直後など、つい手に取ってしまいます。
かく言う私も、自由な時間ではうっかりスマホを片手に過ごしてしまいがちです。
しかし、玄関に置いておけば、少なくとも部屋の中で何となく触る、という回数は減ります。
また、朝にスマホを見ないようにしていた点も重要です。
朝起きてすぐにSNSや動画を見てしまうのは、非常にもったいないことです。
受験期は、朝の時間を英単語、計算、前日の復習などに使うことで、1日のスタートが整いやすくなります。
家族の協力も仰いで、予め玄関にスマホを置くボックスなどを置いておけば、より実行に移しやすくなるはずです。
対策⑤ 自習に行くときはスマホを家に置いていく
さらに、文系1年生のCさんからは、より徹底した対策として「スマホを家に置いていく」という方法も挙がりました。
自習しに行く場所が決まっているなら、スマホを家に置いて出かけていました。
これは非常にシンプルですが、かなり効果の高い方法です。
自習室や図書館、塾など、勉強する場所が決まっている場合、そもそもスマホを持っていかなければ、勉強中に触ってしまうことはありません。
もちろん、連絡手段や帰り道の安全面などを考える必要はあります。
そのため、誰にでも必ずおすすめできる方法ではありませんが、自習場所が家から近い場合や、家族に行き先を伝えられる場合には、選択肢の一つになります。
「スマホを持っていると絶対に触ってしまう」という人は、勉強場所に持ち込まない仕組みを作るのも有効です。
対策⑥ 勉強記録アプリで友達と励まし合う
スマホを制限するだけでなく、勉強のモチベーションにつなげていた人もいました。
理系3年生のDさんは、受験期に「スタディプラス」という勉強記録アプリを使っていたそうです。
受験生の時は「スタディプラス」という勉強記録アプリを友達と交換して、モチベにしていました。
スマホは、使い方によっては勉強の邪魔になります。
しかし、勉強記録や時間管理のために使うのであれば、受験勉強の助けになることもあります。
大切なのは、スマホを「なんとなく見る道具」にしないことです。
- 勉強記録をつける
- 友達の勉強時間を見て刺激を受ける
- 自分の努力を可視化する
このような目的がある使い方であれば、スマホを受験勉強の味方にすることもできます。
現役大学生の声からわかる、受験生におすすめのスマホ対策
今回のアンケートからわかったのは、受験期のスマホ対策にはいくつかの共通点があるということです。
1. 意志だけに頼らない
「スマホを見ないようにしよう」と思うだけでは、なかなか続きません。
実際に大学生たちがやっていたのは、電源を切る、アプリを削除する、カバンの中に入れる、玄関に置く、家に置いていくなど、スマホを触りにくい環境を作る方法でした。
意志の力だけで我慢するのではなく、最初から触れない状態にしておく。
これが、受験期のスマホ対策では大切です。
2. SNSと動画アプリを最優先で制限する
スマホの中でも、特に時間を使いやすいのがSNSや動画アプリです。
今回の大学生たちも、InstagramやTikTokをアンインストールしていたと話してくれました。
受験期にスマホ時間を減らしたい場合は、まずSNSや動画アプリから見直すとよいでしょう。
いきなりスマホ全体を禁止するのが難しい場合でも、SNSだけ削除する、動画アプリだけ時間制限をかける、通知を切るなど、部分的な対策から始めることができます。
3. スマホの置き場所を決める
勉強中にスマホを机の上に置かないことも重要です。
- カバンの中に入れる
- 勉強するところとは別の部屋に置く
- 玄関に置く
- 家族に預ける
- 自習場所に持っていかない
このように、スマホの置き場所を決めておくだけでも、何となく触ってしまう回数を減らしやすくなります。
特に自宅学習では、スマホが近くにあると集中が切れやすくなります。
勉強机の周りには、できるだけスマホを置かないようにしましょう。
4. 勉強用のスマホ活用と娯楽を分ける
スマホを完全に悪者にする必要はありません。
勉強記録アプリ、タイマー、辞書アプリ、リスニング教材など、勉強に役立つ使い方もあります。
ただし、勉強用にスマホを開いたはずが、そのままSNSや動画に流れてしまうこともあります。
そのため、勉強に必要なアプリだけ使えるように制限する、調べものは電子辞書やタブレットを使うなど、目的を分ける工夫が必要です。
今日からできる受験生向けスマホ対策チェックリスト
受験生が今日から始めるなら、次のような対策がおすすめです。
- □ 勉強中はスマホの電源を切る
- □ スマホを机の上に置かない
- □ InstagramやTikTokなどのSNSを一時的に削除する
- □ スマホ制限アプリを使う
- □ 勉強に必要なアプリだけ使えるようにする
- □ 帰宅後はスマホを玄関やリビングに置く
- □ 朝起きてすぐスマホを見ない
- □ 自習場所が決まっているなら、スマホを家に置いていく
- □ 調べものは電子辞書や勉強用タブレットを使う
- □ 勉強記録アプリで努力を見える化する
- □ 家族や友達にスマホルールを共有する
すべてを一度にやる必要はありません。
まずは、「勉強中だけスマホをカバンに入れる」「SNSを一旦削除する」「自習室に行くときだけスマホを家に置く」など、できそうなことから始めてみましょう。
まとめ:スマホ対策は「我慢」ではなく「仕組みづくり」✅
受験期のスマホ対策で大切なのは、気合いで我慢することではありません。
今回話を聞いた現役大学生たちも、電源を切る、アプリを削除する、玄関に置く、制限アプリを使う、家に置いていくなど、「スマホを触りにくくする仕組み」を作っていました。
スマホは便利な道具です。
しかし、受験期には、使い方を間違えると大切な勉強時間を奪ってしまうこともあります。
だからこそ、スマホを完全に否定するのではなく、勉強に集中できる距離感を自分で作っていくことが大切です。
「気づいたらスマホを見てしまう」
「SNSや動画で勉強時間が減っている」
「自宅だと集中が続かない」
このように感じている受験生は、まずはスマホの置き場所やSNSアプリの見直しから始めてみてください。
小さな工夫でも、毎日の勉強時間は少しずつ変わっていきます。
究進塾では、一人ひとりの学習状況に合わせて、勉強内容だけでなく、学習習慣や自習の進め方についても一緒に考えていきます。
スマホとの付き合い方に悩んでいる受験生も、まずは自分に合った「続けられる対策」を見つけていきましょう!
究進塾 編集部

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