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適応するということ
4月から新しい生活をしていたみなさん。5月になり、少し生活環境にも慣れてきましたか。
少し慣れてきた今の時期が、体調を崩しやすい時期でもあったりします。
私も4月に生活が変わったのですが、1か月近く生活をしていると、なんだか慣れてきた気さえしてきます。
それどころか、少し余裕さえ感じてしまったりします。
実際、慣れてきた部分はあるのですが、それは「慣れよう」と頑張っているから出来ていることだったりします。
ここで「出来ているから大丈夫」と思って予定を詰め込んでみたり、少し無理してみたりすると、
上手くいかなくなってきてしまったりします。
これは私に限らず、新学期や就職などの新生活を送るみなさんにも言えることです。
人は「適応する力」を持っている
人間には、適応するための力が備わっています。いわゆる、環境に合わせる力です。
新しい生活リズム、新しい授業、新しい人間関係に、私たちは自分をコントロールして合わせています。
そして、コントロールしているということは、自分自身が思っている以上に脳はフルパワーで頑張っているということでもあります。
新しい手順を覚えて行うことよりも、慣れ親しんだことを自動的に行う方が、頭の中は疲れません。
今は、新しい環境に適応するために、無意識のうちに脳をフルパワーで活動させている状態なのです。
そのため、5月の長期連休が終わると、「なんだか疲れが出てきた」と感じることも珍しくありません。
今は「慣れること」が最優先
ここで大切なのは、
「今の自分は、適応するためにパワーを使っている」
と理解しておくことです。
思ったように授業に追いつかなかったり、人間関係が心配になったり、
もしかしたら「全然上手くいかない」「失敗だ」と感じることもあるかもしれません。
でも今のみなさんは、「慣れるため」に脳がたくさんのパワーを使っています。
慣れる以外のことが上手くいかないのは、ある意味当然のことです。
今必要なのは、「慣れる」という1つだけです。
それ以外は、次のステップで行えばいいのです。
まずは「○○するだけでいい」
私が看護師として就職して最初に言われたことは、
「まず出勤するだけでいい。」
でした。
もちろん仕事をせずに帰ることはありませんが、
まず出勤できれば100点だと思うことが重要です。
その他の業務が上手くいかなかったり、人間関係をスムーズに行えなくても良いのです。
少しでも「出勤する」という行動に脳を使う負担を減らせるようになってから、
業務や人間関係といった次の行動へ移っていきます。
新しい何かをするとき、
「登校するだけでもいい」
「友達と挨拶するだけでもいい」
「起きるだけでもいい」
のだと思います。
みなさんなら、
「まず○○するだけでいい。」
に何を当てはめますか。
ぜひ、周りの人とも話してみてくださいね。
【執筆者】犬童

究進塾のカウンセラー兼講師(看護学)
困ったときに話してみたいと思ってもらえたら嬉しいです。
色々なことに挑戦したりするのが好きなので、ゲームから登山まで多趣味です。



