インタビュー
INTERVIEW
中光様 弁理士試験選択論文合格インタビュー②
印象に残っている言葉
並木:授業の中で、印象に残っている言葉はありますか?
中光:「有機化学はプラスとマイナスの学問」であり、「電子というマイナスがプラスに向かうことが鍵」、という言葉です。
川路 :原子の周りの電子の動きをイメージしてね、ということですね。
合格の手応え
並木:川路先生的には今回の試験の前はある程度合格の手応えはあったんですか?
川路 :そうですね。試験に臨む前も合格に届くレベルにはなったなっていうのは感じてまして、あとは本当に本番での調子次第だなと感じていたんですね。実際に答案を再現して送ってもらって、私の方で採点したところ、これは受かったなぁって思いました。
並木:それは本番の試験ですか?
川路 :はい。問題用紙自体は返却されるんですよね。
中光:そうですね。
川路 :それで回答をこう書きましたっていうことで。
中光:先生なりに採点してくださって。
並木:かなり出来がいい?
川路 :はい、いいなと思いました。丸付けの方式としても、たぶん丸かバツかだけじゃなくて、記述なので三角とかもあり得ると思うんですよ。それで、例えばその最低の半分だとしても、これは届くんじゃないかなっていうのを感じまして。でも「受かってますよ!」なんて言えないので、そこまではお伝えしませんでしたけど、内心ではこれは届いたなって思ってましたね。
中光:ちなみに、(川路先生が付けてくださった)予想点数と実際の点数が同じでした。
川路 :本当ですか!返ってきたんですか?
中光:はい。全く一緒でした。
並木:すごいですね、的中させたんですね。
川路 :大学院生時代のティーチングアシスタントの経験が活きたかもしれないです。採点してたんですよ。定期テストの量の範囲を全部総なめしていく授業があって。半期の授業だったんですけど、その担当で私が採点やっていました。これは丸にすべきか、三角にすべきか、でもみんな受からせてあげたいみたいなのを、いろいろ悩んでまして。だからこのポイントを押さえていれば三角っていうのをいろいろやってたんですよね。
なので、記述問題もこの問題なら、このキーポイントは押さえていないと加点をあげられないっていうのがあるので、それがここに来て活きたんでしょうね。
合格の秘訣
並木:川路先生から見て、中光さんが今回合格された秘訣っていうのは、どの辺にあると思いますか?
川路 :ご自身の自習への姿勢ですかね。
並木:それがすごく良かった?
川路 :はい。まず、授業が開始して終わりっていうところまで約1年なんですけど、始まりの3ヶ月、すごく集中したんですよね。もう10回以上、12回くらい授業をやりましたかね。
あとはご自身で自習を頑張っていただいて、「分からなくなってつまずいたら、いろいろ聞いてください、そしたらお答えしますから」っていう形に切り替えたんですよね。そうしたら、「つまずきました」っていう連絡が来て、ぱっと見たら、すごいレベル上がってる!っていう感じだったんですよ。
並木:ちょっと間が空いてたんですか?
川路 :そうなんです。え、こんなレベル上がっちゃうんだって、実際にこんなふうに勉強してるんですっていうノートなど、今日も持ってきてくださったんですよね。
中光:そうですね。過去問の回答を自分で作ったりとか、これも川路先生に見ていただいたのを自分でまとめたものです。

川路 :いや、こういうところなんですよ。
並木:すごいですね。
中光:全部で過去問23年分だと思います。
川路 :いっぱいやりましたね。
中光:いっぱいやりました(笑)
川路 :私は本当につまずいた部分だけを見ていただけなので、私が見てない部分もいっぱいやられてると思うんですよ。そういったところを感じたり、この部分を見てると、これはもうご自身の自習の賜物だと言わざるを得ないですね。
中光:全部を教えてもらうのは、どうしても時間の関係で無理なので、本当にわからない、もう何も書けないっていうところだけをかいつまんで。繰り返し学習していくうちに、基本的なところを習得していくと、この回答はやっぱり違うなとか、そういうものを自分でブラッシュアップしてっていう感じでやっていました。 弁理士試験って解答をいただけないんですよ。
並木:模範解答はないんですね。
中光:問題しかない状態で、もう自分で解答を調べてやるしかなかったので、川路先生にはすごくサポートしていただきました。
並木:すごいですね。これデータで送るのも結構大変そうですけど、オンライン授業の時に全部スキャンされたんですか?
中光:いえ。全部お見せするのは初めてです。
並木:見せてたのはポイントだけなんですね。今日はここを、というような感じで。
川路 :私が授業のときに受け取っていたのって、例えば書かれているノートを写真で撮って、写真の部分をワードに貼り付けてA4で印刷して、という形でオンライン授業のときに映るようにしていました。

並木:実際、勉強時間はこの1年で1日あたりどのぐらい取られていたんですか?
中光:有機化学以外の残りの試験勉強もあったので一概に計算はしてないんですけど、仕事もあったので1日最大でも3時間ぐらいで、有機化学に割いた時間でいうとちょっと難しいんですけど、1日最低1時間は取っていたと思います。
並木:ほぼ毎日?
中光:はい。土日は塾の時間も含めてですけれども、5時間以上は少なくともやってましたし、直前期はもっとやっていましたね。月120時間とか。
並木:お仕事はそのときは休んでいらっしゃってました?やりながら?
中光:仕事もやってました。土日で挽回するっていう感じで。多いときは1日10時間以上やってたと思います。
並木:今回のチャレンジは第三次試験で、その前にも第一次、第二次があったわけですよね?そこは割とすんなりクリアされた感じなんですか?
中光:そこも結構苦労しましたね。まず一次試験に3年かかりました。
並木:なるほど。
中光:去年一次試験、二次試験を突破したんですが、三次試験が不合格で。今回お世話になったおかげで今年三次試験に合格しまして。四次試験が残念ながら駄目だったんですけど。
受験のきっかけ
並木:弁理士試験を取りたいと思ったきっかけといいますか、今のお仕事の延長でとか、その辺はどうですかね?
中光:元々食品メーカーに9年勤めてまして。主人の転勤に帯同することをになり、仕事を辞めざるを得なくなって、「無職になって何をしよう」というのがきっかけでした。
前職で開発部に所属していた際に、特許出願をやらせていただいた経験があったのもきっかけでした。理系の資格である弁理士試験にチャレンジしてみたは良いものの、こんなに難しい試験とは思ってもみませんでした。
並木:一次試験、二次試験の際は塾とかは行かれていたんですか?
中光:一応資格の通信予備校でビデオ視聴という形で受けていました。なので、ずっと1人で勉強していたので、先生と個別授業という形でティーチングしていただくというのは初めてでした。
並木:なるほど。最初は慎重にいろいろご質問いただいてた印象は私の中でもあるので、やっぱり実際にどういう先生でどこまで聞けるんだろうみたいなのは、わからないところがありましたよね。
中光:選択論文対策授業みたいなものが世の中にないので、選択論文試験を受ける方の多くは、久しぶりに大学時代の教科書を開いて勉強していると思います。そもそも学部卒で弁理士を受ける方が相当マイナーなんですけれども。
何を持って合格ラインとしていいのかというのも自分自身でわからない状態だったので、本当に川路先生には前例がない中で手探りでやっていただいてありがたかったです。
並木:川路先生のような有機化学の専門家が当塾でいない時期もあったりしますし、お仕事が忙しいときなどお断りされる時期もあったので、そういう意味ではちょうど専門の川路先生がいる時期で、しかも先生が空いていたというのはすごくラッキーでしたね。
川路 :そうですね。 私もすごく刺激を受けました。この学びの姿勢がすごいなって。
並木:有機化学の勉強は大学を卒業されて以来とのことでしたが、ここまで深くもう1回勉強するとは思ってなかったということですよね。
中光:全く思わなかったです。もうそれこそ化学が嫌いになって大学院に行かなかったので。ただそれがすごく自分の中で心残りではあったんですよ。元々化学が好きで大学に入ったのに、うまくいかない自分がいて。まさか十何年ぶりに教科書を開いて、有機化学を専門とする先生に教えていただけるなんて、これはもう縁があるなと思って頑張ろうって思えました。あのとき理解できなかったことが、理解できて本当によかったなって。
並木:それはすごく面白い話ですね。
後輩へのメッセージ
並木:これから同じ試験を目指す方に向けて何かメッセージがあればお願いします。
中光:かなりレアケースだと思いますが・・私と同じ学部出身で、久しぶりに教科書開いて、全く対策もしていなくて孤独で心細く勉強してる、という方が絶対どこかにいると思います。そこで、究進塾さんみたいな、自分の悩みやどこを伸ばしていけば合格ラインに到達できるか、その道筋を教えていただける先生は川路先生含め、必ずいらっしゃるはずです。
どうか諦めないでやって欲しいなと思います。 やったことは決して無駄ではなくて、実際に特許事務所に転職してから、特許化を目指すお客様とやり取りするときに、選択論文対策で勉強したことが非常に役に立っています。社会人になっても、何歳になっても、諦めずに挑戦できたことは、自分にとってはとても良かったです。

弁理士試験 選択論文の合格おめでとうございます。
最終合格に向けてあと一歩、頑張ってください!
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