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こんにちは、究進塾OBの佐藤慧一です。久しぶりの投稿になりますが、授業もクラブも始まっており、そろそろこの生活が安定して、慣れてきたかなぁといった時期です。(渡航後2ヶ月半くらい) ただ、やはり、「生活」に慣れたからといって「英語」に慣れたわけではありません。特に授業での先生の英語はほとんど聞き取れてないです汗。どれくらいかって?
えー、授業の2割くらいです…
皆さん、びっくりしました?笑
「え、そんなんで留学行けるん?」「てか、授業中どうやってついていけてるの?」といった声が聞こえてきそうです。
今回の内容ではここをテーマに話していきます。授業の様子、そしてどのように授業を乗り切るのか、最後にメンタル管理についてです。
授業の様子
まず、私の通っているNTUでの授業の様子についてです。授業の形式は大きく二つに分かれており、一つは日本の大学のような大人数で受ける「講義スタイル」(左)、二つは4、5人のテーブルに分かれて行う「ディスカッションスタイル」(右)。
一つの授業は約3時間です。しかし、「講義スタイル」の授業の場合、週に2回に分かれており、講義(2時間)+ディスカッション(1時間)という形になってます。
ここで気づいた方いるかもしれません。
絶対にディスカッションから逃れられない!!笑
海外の大学ではアウトプットを重視しているんでしょうねー(白目)
授業の乗り切り方
ここまで聞くと、2割しか聞き取れてない奴が本当に授業でついていけるのか半信半疑ですよね、、
まず結論からいうと、「先生の話を聞き取ろうとするのではなく、今授業で何をしているのかの把握」に徹しています。
そしてそのために必要なのは「スライドの予習」と「友達」です。
スライドの予習
先ほども述べたように先生の話をずっと聞いていてもまともに理解できません。だから「スライド」を事前に予習して、全体の流れをざっと理解して授業に臨みます。これによって、先生がそのスライドを開いた瞬間に、「今はこの内容について話しているのだろう」となんとなく予測がつきます。
また、「今ついていけてる!」と心の余裕ができると不思議と英語も聞き取りやすくなるんです。背景知識がいかに大事かをそこで学びました。(追記:このことを踏まえると、背景知識に自信のある分野の授業をとるとそれだけで授業が受けやすくなります。) ただし、スライドにない話題が急に出ると、ついていけなくなる可能性がある点が問題です。
友達
そのため、次に必要なのが頼れる「友達」です。質問できる友達の近くに常にいましょう。スライドで、ある程度は理解して、スライドにない予想外の内容が始まったら、「今何についてやっているの?」と恥を捨てて聞きましょう。
こうすることで、細かい部分が分からなくても授業の全体像がつかめるので、一応乗り切れているという状態になれます。次回までにやるべきことや、意見を求められた時に話すべきことが見えてくるなど基本的なことができるようになるのです。
メンタル管理:単位取得を第一目標に
ここまで、授業の乗り切り方を簡単に述べてきましたが、授業の対策をしていても、理解が追いつけなかったり、事前準備の難しいディスカッションでは質問に答えられなかったりすることも多いです。だからこそ、メンタルの維持がとても重要だと感じています。
我々、交換留学生のゴールは単位取得です。そして、留学の場合、単位は可か不可の二択です。(例外もある) つまり、最高評価を狙う必要はありません。授業で積極的に発言したり、より良い評価を得たりするのは二の次です。この心構えでいると授業が聞き取れなくて不安でも精神を維持できます。最悪、単位取れればいいじゃん笑と。
もちろん、そんな心構えでいいのかと批判する人もいるかもしれませんが、そうでないと本当にメンタルがやられます。最初は自分も授業で色々学ぼうと意気込んでいました。しかし、あまりにも自分と周りの理解度の差を感じてしまうと、絶望します。実際、私の英語能力はクラスの中でも一番低く、落ちこぼれでした。日本というネイティブ環境では感じたことのない劣等感に襲われ、授業に出るのが億劫になることもありました。今は「単位さえ取れればOK」という気持ちを持てているので、なんとかやっていけています笑
ここまで読んで頂きありがとうございました。かなり留学のマイナス部分に焦点を当てたブログとなってしまいましたが、もちろん楽しいことも沢山あります!今後はそういったことについても書きたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします!
執筆者:佐藤慧一(さとうけいいち)さん
2023年入試において早稲田大学人間科学部に合格を果たした究進塾の卒業生。
巣鴨高校卒で、塾長の後輩にあたります。
聡明さとたくましさを兼ね備えたナイスガイです。