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今回は独学で英語を学んでいる方向けに、スマホで使えるおすすめの英語学習アプリをいくつかご紹介したいと思います。
各分野ごとに一つのアプリをピックアップする形で、「単語」「リスニング」「スピーキング」「辞書」についてそれぞれアプリをご紹介していきます!

~単語編~『mikan』

mikanは主にフラッシュカード形式で単語暗記を行うことができるアプリです。「高校基礎」「大学受験」「TOEIC」「TOEFL」など様々なカテゴリーに分かれていて、自分が学びたい分野を選んで無料で学習することができます。また、有料の単語帳も追加料金を払えば使用することができ、「ターゲット1900」や「TOEFLテスト英単語3800」など有名な単語帳が多数収録されています。

このアプリの特徴として挙げられるのは、

①ゲーム感覚で取り組める手軽さ
②間違えた問題だけ復習できる
③復習のリマインドをしてくれる

この3点です。スマホで学習する上で一番大切なのは毎日欠かさず取り組める手軽さですから、フラッシュカードのようにゲーム感覚でできるというのはとても良いですよね。

②の間違えた問題だけを復習できるというのもmikanの最大の特徴の一つで、4択形式の問題を解くと、その単語を正解したかどうかや回答の速度をなど考慮して、「苦手」「うろ覚え」「ほぼ覚えた」などに分類してくれます。「苦手」の単語だけ復習することができるので効率が良いです!

③の復習のリマインドをしてくれるという点は、独学をしている方にとっては非常に重要な要素です。誰かに宿題を出されることなく淡々と続けるのは難しいですから、リマインドを受け取ってやる気を出すことは大事ですよね。

単語は英語学習の基本であり、最も重要な要素ですから、確実に継続できるアプリを選びましょう。

~リスニング編~『VOA Learning English』

このVOA Learning Englishは、『Voice of America』という40を超える言語でニュースを放送しているアメリカの区営ラジオが運営しているニュース記事アプリです。こちらは基本的に全て無料で使うことができます。

このアプリは音声で聞くことを前提としているので、全てのニュース記事に音声が付いており、記事を見ながら音声を聞くこともできますし、リーディング教材としてただ読むだけという使い方もできます。記事の音声は4分程度のものが多く、気軽にサクッと聞ける分量になっています。

このアプリには2つの特徴があり、

①音声の速度が7段階で調整できる
②文章の読み上げられている箇所がハイライトされる

音声の速度が調整できるというのは英語学習アプリでは珍しくありませんが、ニュース記事のアプリとなるとそう多くはないと思います。まずは0.75倍速でゆっくりと聞き、1倍、1.25倍など徐々にスピードを上げて負荷かけるというのは、リスニング学習では効果的なやり方です。また、音声が読み上げられている箇所だけ文章がハイライトされるので、リーディングがしやすいというのも利点の一つです。

あとは当たり前のことなのですが、ニュース記事アプリなのでスクリプトがあります。音源だけでリスニング学習をするのは効果的とは言えませんし、YouTubeのような字幕だけの表記ではスクリプト全体を確認しづらくて困るというようなデメリットも解消することができます。

英字新聞を読みたいと思っているけれどなかなか始められないという方や、スクリプトがある題材でリスニング学習をしたい方にぜひおすすめのアプリです!

~スピーキング編~『ELSA Speak』

スピーキングアプリは色々とおすすめがあるのですが、その中でも今回はELSA Speakを取り上げたいと思います。ELSA Speakはスピーキング力全般を上げてくれるアプリなのですが、発音の向上に特化しているところも非常に特徴的です。自分の発音を吹き込んでそれに対してフィードバックをもらったり、自分の発音を点数化して他のプレイヤーとランキング競ったりするなど、mikanと同様にゲーム感覚で取り組めるアプリになっています。基本的には有料となっていて、月額990円と比較的お手軽に始められる金額ですし、一年パックで購入すると値引きもあるのでそちらがおすすめです!

このアプリのおすすめの特徴を3つほど挙げてみましょう。

①発音の出来を数値化してフィードバックしてくれる
「発音」「流暢性」「イントネーション」「強勢の配置」「リスニング」の5つの項目をそれぞれ100点満点で評価してくれます。実はこの採点がかなりシビアで、ビギナーの方だと50点程度しかでないというのはざらにありますし、トータルで90点以上を維持できるような人はかなり英語力が高いと言えます。

②他のプレイヤーと競い、リーグ形式でランキングが出る
ただ発音の練習をするだけとなると張り合いがなくすぐに辞めてしまう可能性があるのですが、他の匿名の人と競い合うことでモチベーションを維持することができます。私もELSA Speakを利用していますが、続けられる理由の一つはここにあると思います。

③AIを使った英会話ができる
本来はオンライン英会話を活用するのが一番良いのですが、それだとハードルが高くてなかなか手が出なかったり継続できないという人も多いと思います。AI英会話はそんなハードルをぐっと下げてくれるというのが魅力的なポイントになります。オンライン英会話のような事前予約は不要ですし、スキマ時間に10分だけやるということももちろんできます。自分の発言を聞き取って、瞬時にAIが返答して会話を続けていくというアプリなのですが、このAIの返答が思いのほかこなれていて良く出来ているので、リアルな英会話をしている気分にさせてくれます。

英語の発音を良くしたいと思っている方はもちろん、英会話をもっと手軽にやりたいと思っている方にぜひ使ってほしいアプリです!

~辞書編~『ウィズダム英和・和英辞典2』

最後は辞書になるのですが、中学生や高校生を指導していて驚くことの一つが、辞書をもっていないということです。単語帳でやりくりをしていて、辞書を持つ必要性さえ感じていないという人も多いように感じます。例えば「ターゲット1900」のような単語帳は書籍のページ数が決まっているので、一語に対して必要最小限の情報しか載っていません。辞書で調べて初めてその単語の様々な使い方やニュアンスなどを知ることができることも多く、知識に奥行きを出すことができます。

ある程度有名な辞書アプリであればクオリティにそこまで大きな差はないのですが、今回は『ウィズダム英和・和英辞典2』を押したいと思います。おすすめするポイントは、①使いやすさとレイアウトの見やすさ、②お手頃な価格(買い切りで3,000円)です。

英和辞書の中ではベストセラーで人気上位だけあって非常に使い勝手が良く、初学者の方にも上級者の方にも万人におすすめできるものになっています。無料で使える辞書アプリをスマホに入れている人もいるかもしれませんが、使いやすさやUIは有料のアプリの方が一段も二段も上ですから、躊躇せずに有料のアプリを購入した方が長期的な英語学習にはプラスに働くと思います。

今回はジャンルごとに4つのアプリを紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?どれも私が使ったことのあるアプリで、自信を持っておすすめできるものばかりです。有料のものについても、それだけの金額を払っても満足できたものだけを紹介しているので、ぜひダウンロードして試してみてください!

松本先生

英語講師。ICU(国際基督教大学)卒。趣味はランニング、映画鑑賞、音楽ライブ鑑賞など。今年はエンタメを全力でたくさん楽しむというのが目標です。

 


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