インタビュー
INTERVIEW
X様 合格インタビュー③
〈X様 合格インタビューの続きです〉
模試の必要性
並木:今回は模試があり、客観的な情報が最初から比較的見やすかったと思いますが、仮に模試を受けていないケースでは、つまずきや問題について、すぐにある程度は見えるものでしょうか。
K:そうですね。模試の成績表には、数量、図形、記憶、推理、言語、常識、応用、個別審査、口頭試問という、分野で評価するグラフがあります。ここを私も意識して見るようにしているため、どの分野が弱いのかは授業をしながら発見できます。実際に模試を受けていただくと、思った通りの結果が出ます。その中で、できるはずのものや、得意なはずなのにできてないものを見つけ、それはなぜなのかを分析します。今回の場合は、問題の聞き取りができていませんでした。小学生は文章で出題されてそれを見ながら問題を解きますが、小学校受験はそうではなく、問題が読み上げ式で出題されます。
並木:そうなんですね。
K:多くの質問内容を一度に覚えて解いて、〇や✕の記号を書く作業をします。全てを覚えなければ、完答できません。理解できているのに、「最後に△をつけなさい」というのを聞き逃して〇を付けてしまった場合、それだけで点数を落としてしまいます。そういう部分に、小学校受験には特有の難しさがあります。
対策としては、宿題は「必ず問題は1回だけ読んで解かせてください」とお願いをしました。Aちゃんはよく「これ何?どうやるの?」と、問題の途中に何度も何度も質問をしましたが、質問は受け付けず、1回聞いて覚えて答えるということを徹底しました。これを「ご自宅でも何度も練習してください」とお願いしました。
並木:なるほど。やはり特有の難しさがありますね。
K:1回だけ聞いて覚えるのは、大人でも難しいです。
並木:人の話が抜けてしまうことも結構ありますからね。
K:模試のとき、完璧主義のAちゃんは、ひっかかりがあってうまくいかないときには固まってしまい、解答欄が真っ白になってしまいました。どうしてこうなったのかを分析すると、問題の聞き取りができてなかっただけでした。決して解けないわけではないのに、何を聞かれているかを聞き逃してしまったから何もできない、という現象が起きていました。解答方法の質問を聞き逃したところに原因があったのですから、記憶力を強化すれば、問題は解けると分析しました。
このように弱点を強化し、全部が繋がっていった時期が、11月です。最後の方は楽しそうに解いていたので「Aちゃん、今、勉強楽しいでしょ?」と聞いたら、「うん、わかるから楽しい」と答えてくれました。
並木:それは興味深い話ですね。
ご家庭とのコミュニケーションについて
並木:K先生には、小学校受験特有の個別指導のスタイルというのがあると伺いましたが、保護者の方とのコミュニケーション、“二人三脚”について、もう少し詳しく教えていただけますか。
K:短い時間の授業だけでは無理なので、お母様と連携して、次のレッスンまでにご家庭でやっていただくことをお伝えして、確実にやっていただくこと、それからご家庭でのお子様の状態をこちらに教えていただくことをお願いしていました。
やる気がないときに無理強いしてもあまり身につかないので、調子が悪いときは少なめにして簡単なことをさせて自信を取り戻すようにしたりと、お互いに連携して取り組むように心がけていました。
並木:1回のフィードバックの時間はどのぐらいですか。
K:10分と言いながら、長くお話しすることもありました。
並木:その時は、ご本人も一緒ですか?
X様:課題をやっていました。
K:パズルなどの課題をやっていただいて、「大人の話には入ってこないでね」と指示をしていましたが、聞き耳を立てていた様子でした。
X様:最初の頃は、1人で何かやるにも涙をウルウルさせながらやっていることもあったと思いますが、だんだん慣れていきました。
並木:やはりフィードバックは大切ですよね。
K:そうですね。
X様:授業で過去問をやりながら、先生がコメントをたくさん書いてくださいました。それを娘とやった途中経過についても「どこがどうだった」というように、色々と書いてくださいました。
K:過去問をやっている間に気になったところは丁寧に書いてました。「こういうことを家でやってください」というような元々のアドバイスは青で書き、授業中に気になったことは赤で書いて、と色で書き分けていました。お母様がいない間の授業の様子も、フィードバックと書面でお伝えするよう心掛けたので、ほぼ共有できていたと思います。
並木:合計としては、何回ぐらい授業を受けられましたか。
K:合計15時間を、Yさんは8回に分けて受講されました。通常だと1回1.5時間のところを、途中から1回2時間にされました。その後に5回分追加し、トータルすると約6ヶ月でした。
並木:6ヶ月間というのは、小学校受験としては長い期間なんですか?
X様:本当に長い子は2年間、あるいは3年間やります。娘は年中の9月ぐらいから幼児教室で始めて、K先生のもとで半年間、11月まで受講しました。トータルすると1年2か月でした。
並木:大学受験だと分量がすごく多いので、半年間で急激に伸びるという話はなかなか聞きませんが、今の話を伺っていると半年間で急激に変化しましたね。
X様:5歳児の吸収力はすごいですね。
K:高校生みたいに「1日何時間も勉強しなきゃ」というようなものではありません。幼児は集中力も短いので、短時間で効率よく身につけることを心がけていました。できるものはやらず、できないことの強化に力を入れて、模試の結果のグラフが均等になっていくような展望を持っていました。Aちゃんはできることが多かったため、グラフが凹んでいる部分の強化をしたら、グラフが膨らんでいった次第です。そのため半年という短時間で、効率よく伸びていったのではないかと思います。
小学校受験を決めたきっかけ
並木:小学校受験をしようと思ったきっかけを教えてください。
X様:家の近くに国立の小学校があって、漠然と「チャレンジしてみよう」と思いました。私の姪が私立の小学校に通っていたこともあり、どこかに「ちょっと挑戦してみよう」という思いが芽生えたところがありました。
並木:それが、年中の9月の後半くらいの時期ですね。
X様:最初は近所の幼児教室に行き始めました。本当に早い子は年少の11月頃から始める方が多いのかなという印象を受けます。国立だったら1年ほどでしょうか。
K:Aちゃんは受かるべくして受かった、光塩にご縁があったのだと思います。
X様:光塩に合格をいただいたのは本当にK先生のお陰です。
K:Aちゃんの頑張りと、お母様の常に真摯に向き合う姿勢が、実を結んだのだと思います。
これから受験される方へのアドバイス
並木:これから受験されるご家庭もたくさんいらっしゃると思います。そうしたご家庭に向けてアドバイスがありましたらお願いします。
X様:他の子と比べたりとか、模試の結果で一喜一憂してしまったりすることもありました。そういった中でも、子供が先月できなかったことが今月できるようになっているとか、昨日できなかったことが今日できるようになっている場面を、たくさん見られるのが受験だと思います。いろいろな四季の行事も楽しんで、いろんな経験を通して成長が見られました。四季の行事を通して親子の時間を持つことが出来るのも、おそらくこれからは少なくなっていくと思いますので、私としては受験をして本当によかったなと思っています。お子さんに寄り添ってくださる先生を探しているようでしたら、K先生のところではきっとその子のいいところ、弱点も含めて伴走をしてくださると思うので、ぜひ私はおすすめしたいです。
並木:ありがとうございます。K先生はいかがでしょうか?
K:個別の良さは、その子に合わせられること。ご家庭の希望に沿っていくことです。ですから、初めは国立第一志望だったけれど、私立にも挑戦したいという場合も柔軟に対応いたします。学校見学などを通して、第一志望の変更は十分考えられますから。
とかく小学校受験は子供にストレスがかかると思われがちですが、楽しく学習をしていけば、ご家庭にとってとても有意義な良い思い出になる時間を過ごすことができます。ご家族が「小学校受験をやってよかった」と思えるような楽しい個別指導をこれからも目指していきます。
X様:挑戦をして本当によかったなと思っています。
K:これから先も楽しみですね。
並木:本当に良かったです。
X様:ありがとうございました。
並木・K:ありがとうございました。



