細田先生 合格インタビュー1
お名前
細田 朗 様
合格した大学
東京大学文科三類
出身大学
早稲田大学教育学部英語英文学科卒業
受験した年度
2024年度入試
インタビューQ&A
並木:こんにちは。今日は当塾で活躍されている英語講師の細田先生にお越しいただきました。細田先生は、実は東大に合格したということで!
細田:はい。
並木:おめでとうございます。
細田:ありがとうございます。何とか合格しました。
並木:いろいろお聞きしていきたいと思います。
東大受験のきっかけ
並木:既にプロ講師として働いて結構長いと思うんですけど、なぜ今、東大を受験しようと思ったんですか?
細田:元々勉強すること自体がすごく好きで、塾講師として英語を教えてたんですけど、英語を教えるに当たって「英語以外の知識もちょっと欲しいな」って思ってたところが結構あったんですね。例えば「数学とか世界史とか、そういう知識を持った状態で英語を教えたら、どういう教え方ができるんだろう?」みたいな。別の分野から英語教育に切り込んでいく、みたいなことをしたかったというのがあって。
東大の場合だと、1年生で「前期教養課程」というのがあって、自分の専門に関わらず、幅広くいろんな分野から専門知識を学べるという仕組みがあったので、それをちょっと学んでみたいなって思ったのが1つですね。
あとは、社会人になって人間関係が少し希薄になっていた部分があって。私は社会人ではあるんですけど、フルタイムできっちり会社で働いて…みたいな感じではないので、一緒に飲みに行く仕事仲間とかがいるわけでもなくて。だから一緒に語り合える仲間みたいなのが欲しいなって思っていて。特に、学問とかそういうものに関して、しっかり話し合える仲間とかコミュニティが欲しいなって思って。
それをいろいろ考えた結果、「なんか東大いいかもな」と思って受けてみようって思ったって感じですかね。
並木:ちなみに今おいくつでしたっけ?
細田:30歳です。
並木:最初に入った早稲田大学の教育学部英語英文学科では、1年生の時からかなり専門的な科目ばかりやっていた感じなんですか?
細田:そうですね。やっぱり英語に関連する科目が多かったように感じます。
並木:もうちょっと、いわゆるリベラルアーツを学ぶような大学に行きたいというのがあったんですかね。
細田:そうですね。早稲田に入ったときは「英語教育をやりたい」と思っていたので「英語を専門的に、それだけやれた方がいい」って思ってたいんですが、しばらくプロ講師をしていて、ある程度英語を教えるということに関してはそれなりの形が出来上がった、ってなったときに「これから何しよう」と思って。あえて英語から離れた分野に行った方が、逆に成長できるんじゃないかって思った部分はありますね。
思い立った時期
並木:受験を思い立ったのはいつ頃なんですか?
細田:2020年ぐらいかもしれないです。
並木:結構、長期的に思っていたんですね。
細田:思い立ったのは2020年ぐらい…多分、コロナ云々が始まるちょっと前ぐらいだったんですよね。
実際には2回受験していて。1回目は2021年に受けて、それがちょうどコロナで騒がしくなった時期です。あのときに、さっきの理由で「勉強してみよう」って思い立って。1年間仕事しながらちょこちょこ勉強して、さすがにちょっと数学とかは中学1年生レベルからやり直しみたいな感じだったので、1回目は全然間に合わなかったんです。
細田:でも、合格最低点から30~40点低いぐらいの感じだったので、数学とか他の科目も「もう1年ぐらいやればいけるかもな」って思った感触があって。コロナ禍で東大もオンライン授業になったりと環境の変化もあったので、その時期は一旦避けて、改めて2024年の入試のためにもう1年勉強していました。
全体としては、仕事をしながらですが2年勉強して、2回受験し、2回目で合格したっていう感じです。
受験勉強のペース
並木:フルタイムに近い形で、教える仕事をされていたと思うんですが、その中で受験勉強って結構大変だったんじゃないですか?
細田:それ、結構言われるんですけど、個人的にはあんまりそう思っていない部分はあって。そもそも自分にとっては「勉強自体が趣味」みたいなところがあるので、受験勉強をすること自体に関しては全然苦ではなかったです。
もちろん、多少受験勉強のためにやらなきゃいけないこともあったので「もうちょっとこういうことやりたいな」と思うときはあったんですけど、でも仕事をしながら勉強するってことに関しては、むしろ「これをやって成長している!」みたいな実感を持ちながらやってたので、楽しかったですね。
並木:大体、1日あたり何時間ずつぐらい勉強したんですか。
細田:多分、平均すると4時間ぐらいとかですかね。5時間はいってないかなとは思います。
並木:科目ごとの配分は、どんな感じでやっていたんですか。
細田:私の場合だと、英語に関しては特に専門的にやってるので、正直ほとんど過去問しかやってないぐらいの感じでした。一番時間を割いたのがやっぱり数学ですね。数学は本当に中学1年生からやり直したので。数学は毎日必ず2時間ぐらいは最低でもやるみたいな感じで、残りの科目に関しては、世界史、日本史、国語を順繰りにいろいろやったりとか。
並木:ペースは1日置きくらいですか?
細田:実はそこもあんまり細かい計画を立てていなくて。「とりあえず世界史の教科書を1周する」みたいな感じでガッとやって、一旦置いといて別の教科をやって、また忘れた頃に教科を復習して…みたいな感じでした。
なので、「1日でこれぐらいやる」みたいなのはあんまり決めてなかったです。結構気分でやってた、みたいなところはありました。受験勉強とはいえ、元々「楽しんでやりたい」っていうのが一番根底にあるので、あんまりそこはギチギチにやってなかったかなと思います。
<続きます>