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理系の学部の人が修士課程まで進学することは、昭和の頃からよくありました。かつては学部で学んだ同じ専攻の学びで同じ学校の大学院に進学することが多かったですが、いまでは専攻を変えたり、他の学校の大学院に進学する人も増えています。機械工学から機械工学、電気工学から電気工学などのようなパターンもありますが、生物学→環境科学、化学→情報科学のように専攻を変えることも普通に行われるようになっています。
また、地学のようなマイナーと言える分野の人が就職の条件をよくするために、地方国立から早稲田大学の理工学術院の大学院に進学するケースなどがあります。親がエリートで、子どもが中堅大学などに進学していて、厳しい就職活動を乗り切るために、より社会的評価が高い学校へ移籍することを勧めるケースも珍しくありません。
理系出身で、大企業のエンジニア、研究職になるにしても、上位校の方がなりやすいという現実がありますし、IT業界、金融業界、コンサルティング業界などのビジネスマンになるにしても、東大、京大、阪大、北大、東北大、名古屋大、九州大、東工大、神戸大、早稲田、慶應義塾などが就活の学歴フィルターに引っ掛かりませんし、上位校の方が研究予算がふんだんにあったり、研究室と企業の産学連携の活動があるなど進路選びで魅力的なことが多いです。また、研究室仲間の意識と学力がより高く、多くの刺激を受けやすいといったメリットもあります。
このように、よりよい研究環境に移籍したいと思っていても、理系の人はコミュニケーションが得意でないために、他校の大学院を調べて、教授に連絡して会ったり、オンラインでお話することを怖いと思って、結局なんとなく自分の大学の大学院に進学する人が目立ちます。しかし、行動して人生を変えている人たちもじわじわと増えつつあります。せっかくの選択肢を何もしないで見逃してしまうのはもったいないです。
研究室の教授の紹介で他校の大学院を受ける人もいますが、そういうケースでは教授が学会などで知り合いのところ限定での紹介になりますので、実は他にもっと自分に合ったところがある可能性があります。また、教授が大学院に進学したころと、今の時代の大学院事情はかなり違いますので、教授がご存じないことも多くあります。
研究室の中で戦力になる優秀な学生を教授が手放さないように内部進学を勧め、教授にとっていてもいなくてもいい学生はちゃっかり他校を受験して、学歴をアップしてよりよい研究環境、就活での進路拡大を実現するという皮肉な現象もよくあります。
理系の場合どうしても、東大、東工大、その他の旧帝大、早稲田理工、慶應理工などの方が、その他の大学よりも、理系の知識を活かした仕事に就きやすい現実がありますので、理系の大学院進学希望者は、昭和の頃からのように内部進学が普通という発想だけでなく、他校の大学院も選択肢に入れるのはいかがでしょうか?専攻を変えることももちろんありです。

入試科目は、
・TOEFLやTOEICのスコア提出・理数基礎科目・面接
・TOEFLやTOEICのスコア提出・専門科目・面接
・英語の筆記試験・理数基礎科目・面接
・英語の筆記試験・専門科目・面接
・TOEFLやTOEICのスコア提出・小論文。・面接
・TOEFLやTOEICのスコア提出・面接
・小論文・面接
・面接のみ
・書類審査のみ

など多様です。
各自の都合に合った入試科目の大学院を受ければいいように時代は変わっています。英語も専門の筆記試験が一切ない東大の大学院もありますし、いわゆる穴場もたくさんあります。
近年の大学院は名前が複雑になっていますので、大学院のネーミングから学べる内容を推測することが難しいケースが多くなっています。大学院入試は情報戦ですので、情報戦で負けてはもったいないので、お気軽に当塾までご相談ください。

「合格の道筋」
内部進学か外部受験か両方か考える

学費を払ってくれる親の意向もしっかり聞く

理系大学院の動向を知る

自分の関心がある分野、入りたい学校を検討

どういう入試科目のところを併願するか検討
(人によって研究内容優先、人によって学校名優先、あるいは両方のバランス)

実際に準備開始

研究計画書の準備をしつつ、教授とアポを取り始める

併願作戦を決めつつ勉強を継続

本番

サクラ咲く合格

併願して合格した中から1つ進学先を決める。

「まとめ」
・理系大学院を取り巻く情報は激動中
・学部と大学院の専攻を変えることも現実的によくあります
・他校の大学院進学も視野に入れるとチャンス拡大
・有名校の理系の穴場もある
・入試科目が多様化しているので自分の都合に合う大学院を受けると合格しやすい
・就活の学歴フィルター対策で大学院に進学する人もいる
・究進塾では、内部進学者の支援、外部進学者の支援、内部外部両方を受ける人の支援のいずれも行っています
・究進塾では、他校受験のために教授との連絡の取り方の指導、メールの文面のチェック、教授と話す予行練習、研究室訪問のマナーおよび予行練習、研究計画書指導、併願作戦の相談など総合的な支援を行います


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