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受験の年の夏はとにかく長い!前年までは部活に遊びに宿題にと、気がつけば予定が埋まっていました。しかし今年は周りも受験ムード、部活も引退したし先生も気を遣って(サボって?)宿題少なめだし…意外と予定がない!そう、受験の年の夏は自分で予定を埋めなければないのです。これって今までなかった作業ではないでしょうか。今回は私の実体験を元に貴重な受験期の過ごし方をアドバイスしたいと思います。

 

まず初めに私が行ったことは夏期講習選びです。今振り返ると思うのですが、講習はたくさん取ればいいというものではありません。なぜならこの時期はもはや知識の収集よりも演習の方に時間をとるべきだからです。私は1コマ2時間の夏期講習を4日間×5程度でした。40時間ですね。1日の勉強時間を6時間とすると夏休みの勉強のうち1/6です。教科は平常時に英語と数学と物理を受講していたのでその復習と、化学と国語を追加で受講しました。

 

では他の時間は何をしていたのか。それはやはり演習です。私は自習室で問題を解いて、分からない所を昔の授業ノートや参考書で確認して振り返っていました。「自分がやったら分からない所だらけだよ」と思うかもしれませんが、それがいいのです。試しに入門レベルの問題集でも解いてみて下さい。「俺ってこんなに出来なかったのか…」ってなります。焦るでしょ?意外と時間無いでしょう?特に数学なんかは自分で実際に解いてみると1問解くのに恐ろしく時間がかかることが分かります。やばい、こんなノロノロやっていたら全部終わらない…私は危機感を覚えて今後のスケジュールを立て始めました。

 

毎日の勉強のために、私は方眼紙を用いて時間単位の表を自作しました。(この方法は大学院生になった今でも愛用しています。安い、早い、見やすい。)この表に夏期講習や他の用事がある時間を塗りつぶすことで、自習に使える時間を可視化しました。毎日の勉強はそれを見ながらその場で決めていました。好きな教科はまあまあ進むのですが、嫌いな教科は進みません。自習室に着いたらすぐに教材を開くのですが、進みません。嫌いなのだから当然です。この時期になってもそのような教科があれば、少し諦めることも考えましょう。とは言っても何が起こるかわからないので、頑張って基礎レベルはマスターしましょう。時間のかかる数学・物理は「お腹が空くまで」といったアバウトな時間管理でした。

 

 

蛇足ですが、私は趣味や好きなことを封印しませんでした。もちろん勉強した分趣味に使う時間は大幅に減りました。しかし、受験は生まれてから受験のその時までの自分の総力戦です。どんな経験も役に立ちます。実際に私は英語の文章題で趣味の話が出ました。なので、いざという時に自分の力になるように、どんなことでも意識して取り組んで下さい。応援しています!

スタッフ:SHIHO

014年4月より究進塾スタッフ。どんな話題にも偽りのない素直なリアクションを返せるのは彼女の魅力のひとつ。イラストが趣味でバトミントンサークルに所属中。大学では納豆の研究をしています。

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